レッドグローブとトンプソンを再度
ぶどうの産地、オーストラリア産に切り替わったのかな、と思いましたが、八百屋さんでチリのレッドグローブとトンプソンを見かけました。
トンプソンは、オーストラリアのそれと近い感じで小さな粒のもの(こちらをよく見かける)。ただ、一パックだけ以前買ったのと同じような粒の大きい長粒のものも売っていましたが、もちろん避けました。
では、まずレッドグローブから。粒の大きな立派なパックでした。一房に見えますが、実際には房の詰め合わせではあります。
房が大きいだけあって、530gほど。そして値段が400円弱。これは、チリぶどうでもかなりC/Pのよい値です。
粒は、トリミングすると大きさ判りにくくなりますが、一円玉よりずっと大きいサイズ。重さは大体11g弱程度。
色は前回より少し薄いかもしれません。糖度は20度前後。結実は前回より不完全。しっかりした種のある粒もありますが、種を感じられない粒の方が多い感じです。写真でも左の粒には種がありますが、そのほかの粒にはしっかりした種が無い。
皮はやはり厚め。少し渋みとえぐみが残る感じがあります。酸味はあまり強くなく、かといって甘味を強く感じるわけでもありません。比較的さっぱりとしていますが、後味にはかなり甘みが残るようでした。全体にザクザクというかなりしっかりした食感があります。
一方トンプソンですが、前回のものともオーストラリアのものとも違う、丸い小さな粒。
さらに全部のっかるほどの大きさです。重さは320g程度。これで値段は500円弱でした。C/Pで考えるとレッドグローブにはかなり劣る事になります。
その粒ですが。
こちらは、ほぼ1円玉サイズでしょうか。重さは4.6g程度。レッドグローブの半分以下ですね。色は黄色みを帯びてきているのが判ると思います。糖度は、こちらも20度前後。味は酸味は控えめなんですが、甘さが直接には感じられない。なんだか少し水っぽいというか、甘さが何かに邪魔されて舌までストレートに届かない感じ。
最初に食べたトンプソンよりはずっとましですが、前回のオーストラリアのトンプソンには敵わないかなあ、という気がします。
ぶどう狩りのぶどうでも、時期が遅くなるとえぐみが少し出てきたり、ちょっと味が落ちるように感じることがあります。今年のチリのぶどうは、もしかしたらそろそろ旬が過ぎてきたのかもしれません。いずれのぶどうも、ちょっと大味な感じがしました。
ネットニュースでは、ハウス栽培のシャインマスカットの出荷が始まったというものが流れてきました。また、シャインマスカットの子供で赤系統のぶどうが登録・出荷されるようになったという話もありました。
いつのまにか、国産路地物のぶどうの時期も近づいてきています。
果たして今年のぶどうのできはどうなんでしょうね。
メインのぶどう狩りのぶどうに至る前に、デラウェアについて一度重さとか糖度とか調べてみたいなあ、とは思っています。あと、値段と、ね。




