チリのぶどう
日本では、完全にぶどうはシーズンオフですが、だということは南半球ではシーズン真っただ中ということ。というわけで、ここの所よくチリ産のぶどうをスーパーとかで見かけるようになりました。
なんでも、チリはアメリカと並んでぶどうの大輸出国だとか。船ではるばる運ばれてきたぶどうですが、どんなもんなんでしょう。ということで一つ買ってみました。透明パックに入って、デルモンテのブランドシールが貼ってありました。ここまで明確に販売元が出ていることはあんまりないんですけれど。普通はパックに入ってラップが貼ってあるだけですよね。
さて、やはり特に品種名はなく、「レッドシードレス」すなわち「赤ぶどう種無し」とあるだけです。色的には、紫。方向的にはデラウェアより少し濃い色という感じでしょうか。
中には二房入っていました。前にコストコで買ったぶどうの様に徒長したものを押し込んだという感じではなく、割と完全な房が入っていたという感じでした。
重量的には、500gちょっと。値段も税別で500円弱でした(サミットにて)。キロ1000円というところで、国産のぶどうよりは割安感はあります(特に、高級ぶどうと比べると)。同時に緑のぶどうも売っていましたが、とりあえず赤を選びました。粒の感じは次のよう。
サイズ的には、中サイズ。スチューベンよりは大きめという感じでしょうか。
確かに種無し。実離れは良くないので、皮を剥いて食べるのはちょっと無理。そのまま口に入れて皮を出してしまう方が楽です。皮は食べるにはちょっと厚め。外国の人はきっと気にせず食べちゃうんでしょうけれど。
ちなみに、残留農薬などについては、あまり気にする必要はないという話もあります。輸入ぶどう一般の話ですが
http://www.maruka-ishikawa.co.jp/fruits/items003/redglobe.htm
のように書かれているページがありました。ちなみに、ページにあるレッドグローブについては別項で。
さてのこのぶどう。驚いたのは糖度。最初に食べた房の糖度は21-23度もありました。後の房は、少し水気が飛んだ感じがありましたが、干しブドウ的な感じなのか、糖度が26-27度も! ありました。こんな値は去年食べたぶどうの中にはありませんでした。
かといってひたすら甘いと言う訳ではなく。味の傾向的にはやはりデラウェアに近い。比較的酸味を感じられる甘さでした。ナガノパープルとかは、雑味のない甘さに特化していますが、こちらは昔ながらのぶどうの味という感じです。その分、純粋な糖の量よりは糖度が高めに出ている可能性もありますけれど。
単純に口にした時にそこまで激甘、と感じるわけではありませんが、飲み込んだ後にも咽頭に甘味が残る、そんな感じのぶどうでした。
チリ産も侮るべからず、というところです。
OKストアでも色々とチリぶどうを売っていたのですが、こちらは裏に品種と思われるものが書いてあったりしました。ポップには糖度13度、と書いてあったりしたのでえっ、と思ったのですが。同じぶどうをもう一度食べられるとは限らないので、一期一会の出会いを楽しんでみるのも良いかもしれません。




