店売り―甲斐路
スーパーの店売りで、甲斐路を売っていたので買ってきてみました。
甲斐路は赤系統のぶどうです。このあたりではなかなか良い赤系統のぶどうが取れないので、そういうぶどうを一つ食べてみたくなりました。名前だけは前から知っていたのですが、多分食べるのは初めて。
ちょっと面白かったのは、房ごとのパック売りなのですが、値段が680円・980円・1380円と三段階に分かれていたことでした。おそらく房の重さで分けてあったのだと思います。店売りは量り売りではないので、重さによって割安・割高が出てくるのですが、このようにしておけば少しは不公平感が薄れるかと思います。
今回買ったのは980円の品で、重さは500g。Kg単価にすると、まあそこそこ。房自体も
という感じで、色づきもまあそこそこ。断面は
てな感じで、粒は小粒。そして、見てわかるように最近のぶどうには珍しい種あり。
粒の重さは10g程度。そして、糖度は意外に高く20度ぐらい。割と持ちもよさそう。
さて、この甲斐路、種ありに加えて皮の実離れが悪いという、最近のぶどうには珍しい(繰り返しだ)特徴を持ちます。手で皮を剥くのはちょっと困難。皮自体は薄いのだけれど、食べられるほどではなし。あまり頑張って剥こうとすると、実も大きくないのでちょっともったいないことになってしまいます。
つまようじで切れ目を入れるというのをやってみようかと思ったのですが、なぜか見当たらなくなっていた。食べられちゃったのかも。
と言う訳で、結局は他の種類のぶどうと同様に丸のまま口に入れて種と皮を出す形で食べていました。味は、甘味は十分だけれど、わずかな酸味がアクセントになって、悪くない感じ。種を出すのも、そういえばぶどうってこういうのだったよなあ、と少し懐かしくなりました。
と、とりあえずシーズンも過ぎたので、今年のぶどうについてはこのあたりまで。
覚えていたら、来年また追加するかもしれませんけれど。




