表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

76/140

75ページ

 ふふふふふ、どうかしら? 長ネギと豆腐の味噌汁、ダシがよく効いているでしょう? 豆腐もにがりから作った、まさに天然の豆腐なのよ♡ そして鯛とマグロの刺身もプリップリで最高でしょう? なんていったって、ラブリーコックの愛子ちゃんが作ったお料理だもの、ヒルデちゃんなんかには負けないわよ(*^_^*) 前菜のカプレーゼの余韻をぶち壊す、お手本のようなコース料理の進めかたでしょ♪ ……ん、あれ……?


「愛子先生ったら、ホントに料理学校を卒業したの? なんでイタリア料理の前菜出してるのに、日本食に変えちゃったのよ……」


 ちょ、しまった! つい長ネギと豆腐の味噌汁が飲みたくなって、日本食にしちゃってたわ! イタリア料理のコースにするつもりだったのに! ちなみにわたし、お味噌汁の具はやっぱり長ネギと豆腐が最高って思ってるのよねぇ♡ たまねぎと卵も捨てがたいけどね♪ でもわたし、わかめだけはダメなのよ(>_<) えっ、なんでか知りたいですって? 実はね、わたし前世はフグの王女様だったの♡ でも、敵国であるイルカ王国の罠にハメられて、わかめの森に追い詰められちゃって、わかめにからめとられて処刑されちゃったのよ(>_<) だからわかめは敵なの(#^ω^) でも、あのとき出会ったイルカ王子は、敵国の王子なのにすごく素敵な殿方で、わたしたち禁断の恋に落ちちゃって、それで……。


「……愛子先生、そんな訳の分からないストーリーでごまかそうったってそうはいきませんよ。残念ながら愛子先生は失格です。……それじゃあ、お待ちかね、お仕置きタイムと行きましょうか……」


 ちょちょちょ、ちょっと待って、ね、待って! ヒルデちゃん、落ち着いて! だいたいわたし、ヒルデちゃんはまだ本編じゃスカートめくられたり、パンイチにしたりしてないじゃないの! ね、ね、ね、お願い、許して!


「……()()? まだってことは……パンイチにするつもりがあったってことですよね?」


 ヒィィッ! ちちち、違うの、言葉のあやというか、ほら、その、待って、ヒィィッ! 待って、許して、脱がさないでぇぇっ♡


※このまま66ページへ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ