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「さぁて、それじゃあ狙うわよぉ、射的の女王の力を見せつけてあげるからね!」
「おうおう、頼もしいねぇちゃんだなぁ! さぁ、それじゃあ狙って狙って!」
ふふん、見てなさいよ、こう見えてわたし、なろうキングダムに来る前はスナイパーになりたいって思ってたんだから! なーんちゃって、もちろん違うわよ(;^_^A でもこういうのは得意なのよ♪ さぁ、狙って狙って……それっ!
「おっと、ねぇちゃん残念だったなぁ、当たったけど倒れなくっちゃ景品ゲットにはならないんだよ」
あーん、どうして? 完全に上のほうに当たったのに、びくともしないわ! ねぇ、おじさん、おまけでもう一回……。
「また今度挑戦してくれよな!」
ダメだわ、おじさんもう見向きもしてくれないよぉ……魔法が切れちゃったんだわ。……あ。
「ちちち、違うのよ、魔法とかそんなズルなんてしてないのよぉ!」
さけびながら、わたしは急いで縁日をあとにした。うぅ、恥ずかしいよぉ……(>_<)
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