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「地の底に蠢き太古の炎帝よ、その熱を持って地表を燃やし尽くせ! 永久に続く大地の情熱を知るがいい、食らえ、ファイアグラウンド!」
地熱魔法、ファイアグラウンドよ! 大地に魔力の熱を加えて、すさまじい熱さで立っていられなくする呪文よ! えっ、なんですって? 「んなもん唱えて大丈夫なのか?」ですって? ふん、あんたたちはホントにおバカさんねぇ( ̄▽ ̄) 当たり前じゃないの、ちゃんとわたしとギュスターヴ様は揺れに巻きこまれないように、浮遊魔法を同時に唱えてるわよ。空を飛んでたら、どんな強力な地熱魔法だってへっちゃらよ! ……あ。
「あんぎゃぁぁぁぁぁっ!」
ちょちょちょ、やっちゃったわ! そうだった、ブルードラゴンフライたちって飛んでるんだった! いや~ん、これじゃあまったく意味ないじゃないの! えっ、なに、「だからさっきいったじゃないか」ですって? うっさいわね、ていうか唱える前にいいなさいよ(#^ω^)
「シャシャシャシャシャァァァッ!」
ひぇぇっ! 魔法使ったから、ブルードラゴンフライたちもブチ切れてるじゃないの! めっちゃすごい速さでこっちに突っこんでくるわ! うぅ、こうなったら……!
「風の精霊よ、我らを今一度お導きください! テレポフラッシュ!」
脱出魔法でいったん退却よ!
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