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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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エルフの王様に逢いたい

いつも読んで頂きありがとうございます。


少しずつブックマークか増えており、

毎朝チェックする度にニヤニヤしています。


日間アクセスがビックリするほど伸びたり、

前日より少なくなったりと、一喜一憂しており、


楽しく書いております。




二つ目のダンジョンを踏破し

新たな部下を二人手に入れた、

アルドです。


エルフの国のメインダンジョンのダンジョンマスターは魔族 (ダークエルフ)のトパーズさんで、

サブマスターは娘さんのディアマンテさんも魔族 (ダークエルフ)です。


魔族とは、主神の奥さんがダンジョン管理の為に生み出した種族で、ダークエルフとは、エルフタイプの魔族の通称らしい。


ミレディさんの念話にトパーズさんを登録して、イゴールさんと繋ぐ、


トパーズさんとイゴールさんは知り合いだったらしいが、三千年以上ぶりらしくてヨソヨソしい。


因みに、イゴールさんのタイプはドワーフの国なのにドワーフじゃないの?

と、きいてみたら、


「先代の父親はドワーフタイプで、山羊獣人タイプの母親との間に生まれた、

ハーフです。」


へぇー、イゴールさんもハーフドワーフなんだね。

良かったねお母さん似だから背がすらっとしてて。



イゴールさんとトパーズさんに、

大地の女神復活大作戦の相談をした。


これまでの下準備で大地の女神の噂や冒険者の中にはわざわざ祈りを捧げる者まで要るらしい。


コーバの町でコートニー君達が祈っただけで学神 メリス 様のお肌の調子が良くなるほどの神力が集まったらしいから、祈りが、何処にも利用されないのは勿体ない…。


「イゴールさん、トパーズさん。

大地の女神さまという仮の名前で魔族のお母様のアピールをしていますが、


祈りのパワーが無駄になっているんです


勿体ないので、なんとか成りませんか

?」


と俺が質問してみる。


トパーズさんは、う~んと唸ったあと

ヒントになればと、現在の信仰の回収方法を説明してくれた。


「アルド君は信仰を対象の神様に届けるには、神様の名前を唱えることが必要なのは知ってるかい?」


前にイゴールさんに聞いたので、トパーズさんに頷いて答える。


「では、アルド君は信仰を集める方法は知っているかな?」


「いえ、存じません。」


と、答える俺にトパーズさんは、


「まぁ、神様の関係者くらいしか知らないから無理はないよ。


信仰を集めるのには、相手に正しい信仰対象の姿を見せる事で、その姿に対して信仰が集まり、名前を目指して信仰が移動する流れだよ。


今もそうかは知らないけど、協会に神様の姿をした像がないかい?」


ある!片田舎のはずの 果ての村 にまであるよそれ。


「有ります。少なくとも知っている教会には全て配置してありました。」


トパーズさんがウンウンと頷いて、


「なら、昔のままだね。

あれを目指して祈りが集まり、貯まった祈りが神の名前を頼りに神界に向かう。


良くできたシステムだよ。」


うーん、何か閃きそうだが、うーん?


うーんと唸る俺を見てトパーズさんが、


「トイレなら部屋を出て右だよ。

ため込むのは良くないよ、

ためて良いのは、お金と力だけだよ。」


トパーズさんの言葉で良いアイデアが出た。


「出ました!」


「えぇぇぇぇぇ!」

トパーズさんは勿論、イゴールさんまで念話の向こうで驚いている。


「出ちゃったの?」


心配そうなトパーズさん


「はい、何か出そうで出なかったからスッキリしました。


なんか、出るときは、スッと出ますよね。」


「そうなのかい?」


もう、可哀想な目で俺を見てくるトパーズさん


「何とも良いアイデアがでました。」


と言ったら


「アイデア…かぁ。」


何故かホッとしているトパーズさん。


なにごとかな?



俺のアイデアはこうだ。


神様の信仰システムは、

神様像をポストにして信仰をあつめ、

名前が宛先になり本人に届ける。


大地の女神に名前がないから本人に届かないから復活に繋がらない。


なら、ポストを用意して信仰を集め、届けるのは自力でやれば代用できないかな?

と考えたのだ。


二人に相談するが、そのアイデアには地上の教会の協力が必要で難しいという


が、しかし、


表向き、主神様の使徒だから顔が利くよ俺。



と云うことで、有識者の意見を聞く。

ディアマンテさんの知識と、

キッド君とファルさんのリンクシステムによる検索エンジンで、


祈りや神力を貯めて持ち運ぶ方法をプリーズ!


ディアマンテさんが、

「精霊結晶 を使えば、如何なる力も出し入れ出来ますわ。」


ファルさん達からは、

「精霊結晶 は妖精族の里近く「精霊の泉」で手に入ります。」


早い、的確な回答、


流石です。


では、大地の女神の像を作るにあたり女神さまのご尊顔を拝謁しなければ、話にならないので、


おれはアイテムボックスから「記録」のスキルカードを取り出す。


「とりさん…」


ディアマンテさんがボソリと言ったが無視しよう。


「トパーズさんは「記録」のスキルはお持ちですか?」


との質問に


「残念ながら娘達ほど本の虫ではなくて記録のスキルは手に入れていません。」


娘…達?


不思議そうな俺を見て


「あぁ、魔族ではないアルド君は知らないかな。

魔族の神の一人 女神のエメロード

だよ。

ディアマンテの、妹だよ。」


「えぇ!」神様のパパさんなの?トパーズさん。


ディアマンテさんは、


「ふん!ダンジョンはお父様とお姉様にまかせて、私は世界を見てくる!


と出て行ったのに、あの主神の手先に成り下がったアレの事は、知りませんわ。」


と、寂しそうに語る


俺は、技能神 マイス 様の手紙に書いて有ったエメロードさんたちが今、神界で軟禁状態で、あと十年もせずに来るかもしれない勇者は、魔王のダザール君を魔王領に押し込めて、あの土地ごと異世界に島流し予定であること、

島流しに合わせて、異世界にエメロードさん達も流されることになる計画だと伝えた。


トパーズさんは動揺し

ディアマンテさんはまた泣き出した。


「何とかしなさいよ!私の妹が、エメロードがぁ。うぅぅぅぅっ。」


これは、助ける相手が増えたようだな…。



さて、最悪を回避するために。


その1


トパーズさんに「記録」スキルを取得して貰う。

ついでに、ミレディさんから言われているから俺も取得


その2


トパーズさんに、大地の女神様をイメージしてもらい、

「記録の水晶」スタート!

映し出される数千年前の記憶、

そこには、

ポワポワ系を勝手にイメージしていたが、チャキチャキ系のキャリアウーマン風の長身美人が映っていた。


我らが母神様…。

トパーズさんが涙している。


俺は、トパーズさんに沢山の大地の女神様の記憶を見せてもらった。


これで、ミスリルかミスリル金で造形すれば女神像が出来る


その3


妖精の里の精霊の泉で精霊結晶をゲットして、祈りため込みアイテムを作成し


その4


女神像とセットで教会にセッティング

定期的に女神にとどける

※魔王領らしいから状況やタイミングに注意。



さて、当面は以上です。

ではなにかありましたら念話で、


「エルフの国に婚約者を待たせて居るので帰ります。


あっ、トパーズさん踏破の証を腕輪によろしく。」


「婚約者?」と驚きながら腕輪にダンジョンマスターの魔力を流して踏破の証を刻み、

ディアマンテさんの「モゲロ!」の呪いの言葉を背中にうけて、転移陣地上に戻る!

前にディアマンテさんに見せつける様に「カエルコール」念話をユリアーナさんにする。

ディアマンテさんは登録外だかファルさんの「共有」「同期」のリンク能力で会話が聞こえる様にしてやった。


「きゃー、甘々で糖尿になりますわ!」

と悶えているのを放置して転移する。


もう、隠すの面倒臭いから、

「ゴーレム使い」のスキルです。的な感じで関所を通り、


馬車で、エルフの国の中心アメリスの街に向かう


早く王様に逢ってユリアーナさんもらっておさらばだ!


エルフの王都まだかな?






読んでいただき有り難うございます。


宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、イイねを頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、 嫌なモノは嫌 を お楽しみに。



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