オレ、オマエ、ナカス
エルフのダンジョンを攻略中のアルド君
ダンジョンサブマスターの罠にはまり
ボスラッシュに突入した。
さぁ、どうする?どうなる?
本編をどうぞ。
皆様こんにちは、
まぁ、やるだろうと思っていても、
実際やられると、
心にダメージを負ってしまう。
アルドです。
目の前に三体の階層主が現れた。
念話で、ファルとキッド君に鑑定を依頼
「ブラックドラゴン レベル 150 」
「飛行」「ドラゴンクロー」「ドラゴンブレス」
「黒い龍鱗の効果で魔法無効」
黒いのは、魔法無効の火力高めだな。
「四色のヒドラ レベル 110」
「再生」「火魔法(赤)」「風魔法(緑)」「水魔法(青)」「土魔法(茶)」
「ヒドラのゴム皮の効果で物理耐性 大」
カラフル蛇は、物理耐性の魔法使いか。
で、さっき見た、レベル120の
ジャイアントな城だ。
「鉄壁」「マジックバリア」「土魔法」
の壁魔物だな。
さてと、
ボス達の鑑定の間ずっと黒ギャルは、
「ギャハッハッハ
本たちの恨みを晴らしてあげる。
階層主達!
あのガキと人形達を痛め付けて、愚かな行いを後悔させて…」
と、ギャーギャー五月蝿く騒いでいるが、
「ガブッ」っとキバさんの麻痺噛みつきが決まりその場にへたりこむ。
念話で、「キバさん、ご苦労様。」
と連絡を入れると、しっぱを振りながら、
「ご主じぃ~ん、誉めて、誉めて!」
と走ってきた。
俺は、「よぉ~しよしよし!」とばかりにワシャワシャしてやった。
いきなりサブマスターがやられ階層主達は「どうする?」みたいにお互いを見合っている。
俺は、この隙にゴーレムチームを退避させ
100メートル 継続時間 10分
濾過膜A 指定枠1 「MP」
濾過膜B 指定枠2 「スキル」「固さ」
パッケージ あり
発動をして、そのまま叩きつけた。
キラキラと魔力が霧散する。
ミレディさんが、
「うわぁ~、綺麗デス。」
と喜んでくれた。
濾過ポイを消し落ちてるカードを拾う。
あっ、メガネひねくれ黒ギャルのは別で保管して…。
魔力抜けで失神中の階層主と黒ギャル。
ミレディさんに黒ギャルの回収と拘束を依頼
失神中の階層主に「経験の指輪」を着けた代表者が、順番に討伐していく。
蛇はシルバーさんが魔法でボコボコにしてパッシュんさせた
城巨人はキバさんが普通にボコした。固さが無いから噛みごたえが無かったと、ぼやいていた。
ラストは黒いドラゴンをキッド君が華麗にパッシュん させて、レベルあげも完了
デカい魔石と蛇皮と大量の黒龍の鱗がドロップしていた。
それらをキッド君にしまってもらい討伐完了、
はい、ここからが本題です。
糞ギャルの成敗を始めます。
ミレディさん?なぜ右手首と右足首、左手首と左足首を結んで…
何、この特殊な拘束方法は?
縛られ白目で泡を吹いて失神している黒ギャルを眺め
ここまで来ると無いな…
と思っているとミレディさんから
「早く作業に入るのデス。」と叱られた。
だいぶ腹が立ったから「身ぐるみ」濾しとって人としての尊厳を…
とも思ったが、女性なので許してやった。
が、代わりに、
シルフィ商会の新商品「油性ペン」!
工房の親方衆にも大評判、書きやすい、滲まない、そして、消えにくい!
これで、マブタに目を描いて、
「プププっ」
その後ゴーレムチームも、この黒ギャルに腹を立てていたらしく、代わる代わる油性ペンで制裁を加える。
眉毛や髭の定番は勿論
胸元に「不要品」
おでこに「拾って下さい」
最後にこめかみに血管浮き出たみたいな怒りマークを描いて
アイテムボックスにある数値の少ないMPカードを鼻先で割る
ゆっくり目覚める落書きギャル。
ハッとして動こうとするが、ミレディさんの特殊な拘束と麻痺で思うように動けない。
「下着は取らないで!」
と、黒ギャルがさけぶ。
「取るかぁ!むしろ黒歴史をプレゼント中じゃい!」
キョロキョロ辺りを見回して確認する黒ギャル
「私をどうする気よ!ほどきなさい!」
とモゾモゾ動くが特殊な拘束のせいで、あられもない格好に成っていく。
えぇい、動くな!それ以上は倫理委員会がゆるしてくれなくなる!
「動くな!
オレ、オマエ、ナカス!
オマエ、オレタチ、ウラギッタ!」
と言って念のために図書館から拝借してきた本に油性ペンで、「キュキュっ」と落書きをした。
「いやぁぁぁぁぁ!やぁめぇてぇぇぇぇ。」
と発狂する。
効いてる、効いてるぞ!
「さぁ、次はこのページの(ち)と(ん)以外の文字を全て!!
消してやろうかぁ?」
最後に小説っぽいこの本のクライマックスを二種類の文字だけにする!
と脅してみた。
泣き出した。
謝りながら号泣していた。
会話が成立しないくらい泣いている。
ドン引きするゴーレムチーム。
って、君達もこっちがわだよね?
らちがあかないから、荷車を出してもらい黒ギャルを乗せ
キバさんがパトラッシュスタイルでダンジョンマスターの所まで運んでくれた。
ドナドナされながら号泣している姿に罪悪感が芽生えるが、
流石は、シルフィ商会の工房作品、あれだけ濡れても落書きが消えていない。
感心した。
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