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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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どうしましょう?

昨日、累計アクセス15,000を 報告しましたが、

本日、累計アクセス20,000を 越えていました。


びっくりです。

皆様有り難うございます。



幸せってなにかご存知ですか?

それは、今この時だ!

と声を大にして言いたい、アルドです。


俺は今、シルフィ師匠の膝枕で、一つ目のメインダンジョンの踏破を

撫で撫でされながら誉めてもらっています。

ミレディさんが念話で「私の役目デス」とか「何デスか?あの女ハ!」と文句を言っているが、無視である。

あんまり失礼な態度や言動があれば、アイテムボックスに入って貰いますよミレディさん。

と、考えただけだがミレディさんはお口にチャックをしたようだ。


シルフィ師匠が満足された様で、本格的に報告を行う為に、シルフィ商会の方が領主の前王ジーク様にアポをとりに走ってくれた。


シルフィ師匠にゴーレムチームの紹介をしていると、商会の工房の親方達が俺の顔を見に仕事をほったらかして集まってきた。シルフィ号のメンテナンスの名目だが、皆ゴーレムチームに興味津々だ。


特にファルグランさんには親方達の魂を震わすなにかを感じたらしく鼻息荒くしてゴーレムフレームについてファルさんに聞いている。


俺は、あることを思いつきシルフィ師匠に会議室に親方や、技術者の方を集まれるだけ集めてもらった。

「記憶の水晶」を使い、前世の世界を見て貰い、親方達のセンサーに引っ掛かったモノを記憶スキルで引っ張り出して見てもらう。


ついでに、ダンジョンで見つけた魔石の利用方法で、「封入」や「誘爆」の効果の説明を行った。


流石は親方達は何かを閃いたらしくギラギラしていた。


そして、ゴーレムチームの制作でドドル工房が映った瞬間一人の親方が、

「親っさん!」と声をだした。兄弟子が紛れていたと初めて知った。

その、鍛治担当の親方に「ルルドの息子だよ」と言ったら腰を抜かしてたよ。


世間は狭いね。


「百聞は一見に如かず」とは良く言ったもので、農機具や工事道具、果ては調理器具など新しい便利道具が次々に出来上がる。

分からない原理は俺に聞けば答えが出る。

もし携帯の様な作り方は分からない物も、何が出来て、どう便利かが理解できればミスティルの技術やスキル付与等で再現が可能なモノがある。

新たに作りたいモノができれば、それにあった材料やスキルカードが必要となる、持っている物なら渡すが、最悪魔物図鑑等でスキルを調べ濾しとりに向かってもいい

新たな技術が出来た喜びや暮らしが楽になった感謝は、「技能神 マイス 様」に祈り、新たな技術に必要なスキルカードはダンジョンと魔物の神様「大地の女神」に祈って下さいね。御利益あるかもよ。

と、大地の女神知名度アップキャンペーンも合わせて行っておいた。


ひとしきり親方達と戯れて、シルフィ商会の敷地内にある活動拠点に帰ってきた。

メイド服を着た、盗賊のアジトで保護したお姉さん。

実は、記憶を消したとしても、トラウマとか有るかも知れないし、どう接して良いかも解らず不安なこともあり、自己紹介すらなくミレディさんにお任せしてしまっていた。


「あのぅ、お姉さん?」

恐る恐る声をかけてみる。


「アルド様、ユリアーナです。

良かった!忘れられてると思ってました。」


ニコニコで答えるユリアーナさん


「なぜ、メイド服?」


と聞けば、


「特に行くとこも有りませんし、アルド様のメイドなら楽しいかな?

と思いまして…駄目でしょうか?」


と答えるユリアーナさん


メイドは旅には連れて行けないし活動拠点のメイドならシルフィ師匠案件だな。


よし、シルフィ師匠に相談だ!


と、云うことで、シルフィ師匠にユリアーナさんの今後を相談する。


「ユリアーナさんウチのメイドさんに成りたいらしいんだけど?」


と言うとシルフィ師匠は、


「う~ん。」


と渋い顔で悩んでしまった。


「駄目ですか?」


と聞く俺に悩みながら答えてくれた。


「駄目じゃ無いのよ。駄目じゃ無いけど、止めといたほうが良いと思うのアタシ」


なぜだろう?シルフィ師匠と反りが合わないのかな?


「やっぱり、駄目かも!

エルフの王家の第一王女をメイドにするのは…。」


なん…ですと?


「えぇぇぇぇぇぇぇっ!」


驚く俺を見てシルフィ師匠は

「えっ、知ってるのかと思ってたよ?!

なんで?鑑定したら解るでしょ?」


と、言ってくるが、シルフィ師匠のセリフに驚く俺、


「でも、昔シルフィ師匠を鑑定したら「エッチ」と言われたので、ミスティルでは、女性を鑑定するのはいやらしい行為だと思い鑑定してません!」


と、シルフィ師匠に意見してみるが、


はてさて?と、ピン来ていないシルフィ師匠、暫く首をかしげたあと、


「あぁ、あの時真剣な眼差しは胸を凝視していたんじゃ無いのね。

鑑定だったんだぁ~!そっかぁ。」


と納得されたシルフィ師匠だか、

納得出来ないのは俺である。


「では、今まで、シルフィ師匠に、おっぱい凝視男として認識されていた…のか?!」


膝から崩れ落ちる俺にミレディさんが念話で


「マスター、ワタシならどれだけ見ても大丈夫デス!」


と、うん、一旦黙ろっか。


「えー、情報量とダメージ量が多くて忘れそうでしたが、ユリアーナさんは第一王女なの?ハーフエルフじゃないの?

嘘だったの?嘘なら俺、イッパイイッパイで泣いちゃうよ?」


と、俺が折れそうな心をなんとか立て直して聞くと、


ユリアーナさんは慌てて


「命の恩人のアルド様に嘘など申しません!

私、ユリアーナ・ウル・エルフリアは、エルフとハイエルフのハーフです!」


なんの とんち だよ!


「なんの、とんち、だよ…。」


もう、心の声が漏れてましたよ。駄々漏れです。


家出中の第一王女…。


どうしましょう?


送り届けるべき?だよね…。






読んでいただき有り難うございます。


宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、イイねを頂けたら嬉しいです。


ヨロシクお願いします。


次回、報告したら次ですね。を お楽しみに。




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