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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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皆で大移動

ビックリです。

アクセス数が伸びに伸びています。

これも皆様が読んで頂いているおかげです。


心から感謝申しますあげます。



皆さん、こんにちは。

外って良いよなぁ~。

って思っている、アルドです。


一度マイステアの街にもどり、武器や防具のメンテナンスと食材の買い出しや不要品の販売を行う。


旅の資金集めもしながら、いずれ名前が知れ渡る予定のママ女神の信仰を集める下地作りも行う。(イゴールさんのアイデア)

ダンジョンアタックで飽和状態の要らないスキルカードを世の中にばらまく「大地の女神」の加護のお陰で手に入ったという噂話をそえて、


すると、スキルカードは高価で売り買いされるため、ダンジョン探索の獲得品としては「大当たり」の部類である。

そんな、獲得品を手に入れたい冒険者達がこぞって祈るようになる。

名前がないうちは祈りはママ女神には届かないが、人の癖みたいなものはなかなか変わらない

「頼むぜ!大地の女神様。」と言って開けた宝箱に目当てのカードが入っていた冒険者は、次回からも験を担ぎ祈る。


そんな第一回目を作るための下地作りをしている。

しかし、宝箱にスキルカードがなければ駄目なのでは?と思うだろうが、

その点は抜かりなく用意してある。


ダンジョンマスターのイゴールさんとその手下のベノンに任せてある。


ちなみにだか、ベノンはあのあとみっちり叱られて心を入れ換えたそうだ。

アホは死んでも治らない…。俺は、いつかやらかすからと忠告したのだが、イゴールさんが「ダンジョンにパンチが足りないと、勝手に中層に水龍を配置するアホですが、三千年私に仕えてくれているヤツなので。」と頼み込まれて釈放してやった。

そんな二人に俺のアイテムボックス内の、当たり障りの無さそうなスキルカードをごっそり渡しておいた。

定期的に管轄内の宝箱に入れたり、ミミックに預けるらしい。

あとで聞いたのだが、ミミックを倒しても魔石がでないのは実は倒していないからなのだ。

ダンジョンマスタールームにミミック君の巣がありマスターに預かったアイテムを持って人の目に着く場所に移動してダメージを受けたらアイテムを手放し転移で戻るお仕事をしていたからなのだ。


知ったときはビックリした。


イゴールさんは、

「インパクトのある撒き餌です。ダンジョンは、魔物を倒す冒険者が来てこそですから」

と語っていた。



さぁ、資金も出来たし、大地の女神イメージアップキャンペーンも出来た。

あとは、食材をかって帰ろうかな?


食材を何ヵ月分も買ったのち、あることを思い出した。

1ヶ月近くダンジョンに入りっぱなしで、改めて作りたいものが出来事を思い出した俺は、色々なアーティファクトのグズやジャンク品を扱う骨董通りに来た。

アーティファクトは昔の錬金術師が作った今は再現の困難な技術の結晶だが、作ることに意義を求め、使いどころがわからない物も多い。

そんなアーティファクトだが、

ジャンクとはいえスキルが付いてるものがある。世界で俺だけ、このゴミからでもスキルが濾しとれるのだ。


色々なものを鑑定を使いながら探す。


時間をかけてようやく見つけた。


「魔石カイロ」

「魔石を利用し暖がとれる」

「加熱スキル」「温度設定スキル」


あったよ。


「店主さんこれ下さい」


店主が愛想良く微笑む。


「まいどあり、まだ動くからね。

大銀貨三枚だよ。」


俺は、それくらい払えるが、ここでもう一声を引き出すのは、こういう店のマナーだと思う。


「えー、店主さんオマケしてよ」


店主さんは困ったなぁの表情だが、流れるような動きで、何かを手に取り、


「兄さんは、小さい妹か弟は居るかい?

と店主が聞く


「もうすぐ産まれるよ。」


と告げると、


「ならバッチリだ。今ならそのカイロにこの壊れてくるくる飛び回るだけになった伝書鳥を付けよう。

目的地にもいかないし録音も駄目だが、

部屋を飛び回って、

赤ちゃんあやすのに持ってこいだよ。」


よし!買った

むしろ鳥がもっと欲しいくらいだが…。


なぜって?

付いてるのよ

「飛行」のスキルが…。


買い物を終えた俺は、ドルル叔父さんが代表になった工房に戻ってきた。

離れの工房をまた借りて、あるものを作っていた。簡易の風呂だ。

魔石カイロから「加熱」「温度設定」スキルを濾しとり、猫足の湯船を作り魔石を入れる箱を取り付ける、

スキルカードの「加熱」「温度設定」を獲得し鍛治スキルで湯船に付与した。


アイテムボックスから適当な魔石をだし箱に詰める。

湯船に水生成で水を溜めてみた。

そして風呂を起動してみる。

加熱スキルでみるみる温度が上がり、良い湯加減になった瞬間「温度設定」のスキルを発動し、今の温度を設定させた。


俺は、早速ひと風呂浴びる。


「あぁあぁぁぁぁ。」


声をあげて湯船に浸かる俺、


ドタドタと足音が近付く。

勢い良く離れの工房の扉が開けられる。


「マスター!大丈夫デスか?!」


フルメタルなメイドが扉を蹴破る勢いで入ってきた。

急に走り出したミレディさんを心配して、工房の女性チームが雪崩込んでくる。


「あらあら」とか「おやおや」とか言いながら風呂のチェックと風呂に入ってる俺のチェックを穴が空くほどしたあと、


「アルドちゃん後でおばちゃん達も入るから宜しくね。」


とか、


「なんなら一緒に入るかい?」


などと言いながら出て行った。


「本当に女将さん達は、マスターの裸を堪能していいのはワタシだけデスのに…」


「ミレディさん?」


「はい?マスター。」


まるで何事もなかったようなミレディさんに俺は、


「ダンジョン意外は念話、オフろうか?」


「断固拒否しマス。」


と、言い残しにげた。



その後、ドルル叔父さんも話しを聞きつけ風呂に入りにきて、

この風呂をドルル工房の名前で鍛治ギルドに登録したいと言ってきたから、工房長の就任祝いでプレゼントしておいた。

じつは、「加熱」「温度設定」のスキルは鍛治士に生えやすいスキルで、生産の目処が立ちやすいとのことでした。


沢山儲けてね


叔父さんに年に何台かはシルフィ商会に卸してくれる約束もしてくれた。


先に一台パパさんとママさんに買って帰ろう。


次に作る物が完成したら、皆でコーバの街に行くことにする。


大移動になるな…。








読んでいただき有り難うございます。


宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、いいねを頂けたら嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、 新たなる仲間 を お楽しみに。

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