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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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贈り物と拾い物

ダンジョンアタックをがんばるアルド君

ゴーレムチームと共に踏破を目指します。


どうぞ。お楽しみ下さい。




皆さんこんにちは、

最近自信を失くしぎみな、アルドです。


今、55階層と56階層の中間地点にある休憩ポイントに来ています。


「ここを今日のキャンプ地とする。」


アイテムボックスからシルフィ号を出して車止めで固定すれば、寝床は完成。


俺は、テーブルと鍛治仕事セットを出して皆にプレゼントを作っている。


マイステアのアクセサリーショップで購入したカット済みの宝石やアクセサリー作成セットを出して、クラフト開始です。


以前工房で作ったミスリルの性質の金で、腕輪とドックタグとネームプレートを作成する


腕輪にカット済みの宝石ん埋め込み固定する、腕輪にミレディの文字を刻印してから魔力をしっかり流して完成。


鑑定をすると、

「ミスリル金の腕輪」

「空きスキルスロット 3」


と出たのでアイテムボックスから、「魔力吸収」を取り出し修得する。

鍛治スキルでソレを腕輪に付与して、

一丁あがり。


続いて、ドックタグに小さく加工された魔水晶を一粒埋め込み、キッドと文字を刻印し魔力を流して硬化させる。

チェーンと留め具をつけたら完成。


鑑定

「ミスリル金のドックタグ」

「空きスキルスロット 1」


セーフ!スキルスロットが有った。

空いているスロットにこちらも「魔力吸収」を付与して出来上がり。


三つ目はネームプレートにキバの文字を刻印して硬化させる


鑑定

「ミスリル金のネームプレート」

「空きスキルスロット 2」


これにも「魔力吸収」を付与して完成


最後は

シルバーさんから前に作ったミスリルのハミを外し、「魔力吸収」を付与した。

サービスでミスリル金で鋲を幾つか作り硬化させておく。


この「魔力吸収」はサンドマンから濾しとったスキルで、ダメージを与えたり、倒したりした相手から魔力を奪い、MPを回復させるスキルである。


自然修復と魔力吸収が有ればゴーレムチームはHPとMPの心配がへる。


首まで砂に埋められた甲斐もあるというものだ。


最後に俺も「魔力吸収」を覚えた。


「はーい、皆さん集合お願いします。」


ゴーレムチームに集合してもらう。


まずは、シルバーさんの鞍を外し、ミスリル金の鋲でデコる。

ハミと合わせて再度シルバーさんに装着する。


「俺からのプレゼントだよシルバーさん。」


その言葉をきき


「主よ、有り難く頂戴する。」


と念話がきた。


次はキバさん

首輪付の犬用の鞍を外し、首輪部分にネームプレートを魔鉱鉄の鋲で止め、鞍のところにミスリル金の鋲をデコって完成させてキバさんに装着する。


「キバさんにもプレゼントだよ。」


「ご主じぃん、ありがとぉ~。」


食い気味にお礼が届いた。


つづいてキッド君

ドックタグを首に付けてあげた。


「キッド君、いつもお手伝いありがと感謝のしるしです。」


と普段のお礼も添えてプレゼントをした。


「ご主人様、勿体ないお言葉ありがとうございます。

大事にいたします。」


普段より元気な返事が返ってきた。


最後にミレディさん

腕輪を左腕に…、何で経験の加護の指輪を左手の薬指にしてるの?

と指輪を見ながら考えたら、


「この指にしかサイズが…ダメみたいデス。」


「嘘だよね、神器だよサイズ自由自在だろ!」


とツッコむと、


「夫婦は左手の薬指に指輪をはめると女将さんから教えて貰ったのデス!」


誰が夫婦だよ…。


「まあ、ゴーレムチームを束ねるリーダーで俺の女房役ではあるな。

これからもよろしくな、ミレディさん。」


と、言ってミレディさんの左手に腕輪をはめる俺、


「おまかせ下さいマスター。

私の愛はアナタだけの物デスわ。」


と、言うと俺の肩に手を置き、

チュッとした。

いや、実際に「チュッ」と言った。


まぁちょっと変な所もあるが、こういうところが可愛い、頼りになる女房役だよ。


「いやデスわ!可愛い女房だなんて、恥ずかしいデスわ。」


と、くねくねしだす。


うん、念話は絶対オフらないんだね。


「ひゅーひゅー」とか「お幸せに」とか「お似合いです」とかのガヤ念話は、

この際無視することにしよう。


皆にプレゼントを渡して、鍛治セットを仕舞おうかな?と思ったが、不意にこの前宝箱から出た技能神 マイス様直筆の本を思い出した。


鍛治セット出してるから何か作るか?


アイテムボックスからマイス様の本と、内容に魔石が使われる物があったから魔石の入った袋をジャラっとだした。


本をめくり「魔石のスキル封入方」を見ながら作ってみる。


魔石にオリハルコンで封入印を刻む?


刻むオリハルコンの工具からつくらなければ駄目だな。


「業務連絡でぇーす。もしかしたらここでもう一泊しまぁーす。」


と言うと、


「はーい。」と念話が帰ってきた。


それから俺は、オリハルコンの彫刻刀とオリハルコンのノミを作り


マイステアの街で沢山買った鉄の矢を改造し封入印を刻んだ魔石と合わせて、「封入の矢」を大量生産した。


次の日になり56階層は飛行系の魔物が飛び交う天井というか空がある大空間。

マップで確認すれば吹き抜け設計で一番底が60階層。


つまり5階ぶち抜きのボス部屋だった。

壁際に螺旋状の道が下まで続いている。


サーチをすれば下にデカイ赤い点がある。

キッド君メインで作戦を開始する。


封入の矢の刻印に人差し指を当て指先からスキルが出るイメージで、「放電」を5本、「電撃」を5本、ミレディさんに「水龍撃」を5本作ってみた。


たぶんボスはこのフロアを縦横無尽に飛び回るタイプのボスだ、飛び回る前にキッド君が叩き落とせれば楽に討伐出来るかもしれない。


さぁ、キッド君!

「封入の矢」で、やぁ~っておしまい!


キッド君が「鷹の目スキル」と「気配消し」「不意打ち」と合わせて水龍撃の矢を打ち出す。


矢は下の60階層にいるボスに向かい急降下していく


カッっと光が見えた。


数秒遅れて、


「グギャアァァァァァァアァァァァ!」


叫び声がこだまする。


キッド君が念話で報告をくれた。


「ご主人様、お知らせ音が凄いです。」


へっ?


俺は、再度サーチをしてみた。



赤い点がなくなっていた。


封入印の矢…これは凄い拾い物かもしれない。


と坂道を下りながら思った。






読んでいただき有り難うございます。


宜しければブックマークをお願いたします。


評価 や 感想、

イイね を頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


誤字の報告も合わせてお願いいたします。


皆様の声が

頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、 ダンジョンの奥深さ を お楽しみに。

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