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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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70/175

皆で、アタック

皆様 いいねや評価 ありがとうございます。

ブックマークもポツポツ増える度に、ウキウキしたり、

シュッと減ったらオロオロするのを繰り返しております。


駆け足で書いているので、一度読み直して誤字の修正をしなければと思っております。


間違えも教えていただければ嬉しいです。



では、

ダンジョンアタック開始です。

パーティーでの攻略はどうなりますやら。





久々のダンジョンです。

初めてコンビ以上のパーティーでのダンジョンアタックにやって参りました。

こちら現場のアルドです。


マイステアの街から、シルバーに引かれる馬車シルフィ号に乗り数日、メインダンジョンまできました。

道中、「あぁ、初めて移動中のシルフィ号の客室に乗るなぁ、」と、御者を務めるキッドを眺めながら、俺の膝に顎を乗せて、俺に頭を撫でられているキバ。


俺と向かい合わせで座るメイド姿のミレディが、キバに、


「キバだけズルいのデス。

私もマスターの膝に乗り撫で撫でされたいのデス!」


と、あまりに言うから、


「キバ、少し交代してあげて。」


と頼むと、「よっこいしょ」と聞こえてきそうな感じに仕方なく前のミレディの

隣に移動するキバ、代わりにワクワクのミレディさんが、

ポンと俺の膝に乗った。


ものすごい重さが足にかかる。


「痛っっっつっっ」


いくら、軽めの金属とはいえフルミスリルボディーのミレディさんが、片方の膝に乗るのだ、痛くない筈がない。


「ミレディさん、重くて痛いから、一旦降りよっか?!」


と優しく降りるように促すと、

ミレディは、


「マスターはひどいデス!

どうせ、私は重くて、痛い、女デス!」


と膝の上に乗ったまま、イヤイヤと身体を捻る


「あだだだぁぁぁ!」


危うくフルポーション案件に成るところだった。

俺のまだまだ愛らしいドワーフボディーの足がヒドイ状態になる前に、ミレディさんを隣に座らせ、膝枕して、頭を撫で撫でで、許して貰った。


撫でられながらミレディさんは、


「マスター、重いと言われて傷ついたのデス。重さ軽減を残るスロット全てに付与を希望しマス。」


と拗ねていた。


そんなことが有りながらメインダンジョンに到着し、馬車と皆を一旦アイテムボックスにしまい、ダンジョンの受付を済ませて転移陣で30階層の下り階段まで移動し、皆を出して装備を整えた。


いざ、31階層へ降りていく。


31階層は岩山の様なゴツゴツした足場のフロアだ。

残念ながらシルバーさんは、機動力が生かせないので、殿を任せる。

キッドの索敵をミレディが受け取りキバに指示を出す。


俺も、各種サーチをして、隠し通路や宝箱、鉱石も確認する。しかし、マップと索敵の結果は皆に伝えない。

キッド君のスキルのレベルアップのために、マップと索敵をまかせる。

レベルが上がれぱ、弓スキルとマップと索敵で、鷹の目と云う複合スキルになるとスキル図鑑に載っていた。


ミレディのゴーレムハート(レア)の能力だろう、他のゴーレム達と無言のままある程度離れていても連絡が可能らしい。


キバに咥えられた麻痺した魔物を俺が鑑定して良いスキルなら濾過ポイでスキルとMPを濾しとる。

フラフラの魔物をゴーレムチームがスキルレベルとレベル上げに使う

ドロップ品と、スキルカードは俺が収納して、MPカードは練習もかねてミレディに管理してもらっている。

彼女なら仲間のゴーレムのMPが少なくなれば、それに気が付きMPカードを渡してくれる。

カードの出し入れでアイテムボックスも育つし、ゴーレムたちが、MPカードをパキパキしている様は、おやつタイムみたいで微笑ましい。


問題なく進む、敵のレベルは70前後だが、レベル80のゴーレムリーダー率いるレベル50代のパーティーには、一匹づつでは勝てないだろう。

しかも、全員ボディーにミスリルを使用しており、素肌の防御力からして格上だろう。


安心して見ていられる。


一階一階、連携を確認し修正していくゴーレムチーム、レベルとスキルレベルも上がり安定して40階層のボス部屋まできた。


40階層は、だだっ広い平原に敵の大部隊が配置されていた。


俺は、鑑定先生と万能サーチ監督に敵陣営を見て貰う


「ゴブリンキング レベル80」

「ゴブリン軍司 レベル20」

「隊長ゴブリン レベル 40」× 7

「ゴブリンライダー レベル20」×50

(ワイルドドック レベル5 に騎乗)

「ゴブリンナイト レベル20」×50

「ゴブリンマジシャン レベル20」×50

「ゴブリンアーチャー レベル20」×50

「ゴブリン重歩兵 レベル20」 ×100

「ゴブリン長槍兵 レベル20」 ×100

「ゴブリンの鼓笛隊 レベル10」×10

「ゴブリンアサシン レベル35」×3

「ゴブリン レベル10」 ×300


なんと、700を超えるゴブリン軍団

俺は、もしもの時用にHPカードを束で出して、半分をミレディに渡す。


アースウォールで本陣をはり、作戦を立てる。


一匹一匹は弱いが数が多い。


まずは、シルバーに工房特製の戦車装備をつける。ローマ時代の映画でよく見る、1~2人乗りの馬車だが、俺の現代の知識も入り様々な工夫がされている。

シルバーは魔鉱鉄の外装を装備して、一回り大きなユニコーンの様な角がある姿でそれにつながる戦車と一体になっている。

シルバー戦車に乗った俺が兵隊と乱戦を繰り広げるので、


キッドが遠距離から、軍司や隊長、無理なら鼓笛隊を狙い指揮系統を潰す。


キバは、遊撃について。アサシン三匹を麻痺らすか、やっつけて行動不能にする。可能なら隠密系統のスキルが欲しいので、一匹だけでも可能なら残してほしいと伝える


ミレディはゴーレム達に指示を出して、マジシャンやアーチャーからキッドを守って欲しい。


では皆、作戦開始だ!


俺らが動き出したと同時に


「ボェ~っボェ~っ」

と角笛が鳴り

「ドンドコ。ドンドコ!」

と太鼓が鳴り響く


ゴブリン達が隊列を作り配置していく


中央に、ワラワラとこん棒や何かの骨や角で作った槍やボロい剣を手に手に「グゲゲ」と鳴いている。

そのうらに鎧に大盾にハンマーや斧を持った重歩兵がいる。

重歩兵の大盾の隙間から長槍を出して槍衾(やりぶすま)をつくる長槍兵。

その右側にマジシャンとそれを守る様にナイトが配置され、

逆サイドには、アーチャーとライダーが布陣する。


中央奥には、御輿の様な屋根付きの櫓に座る王その傍らに軍司がみえる。


櫓の周りに鼓笛隊が並ぶ。


軍司が何かアサシンに命令を出した途端太鼓が鳴りやむ


一瞬の静けさが戦場に流れる。


すると、


「ブォッブォ~っ、ブォッブォ~っ」


と、違う音色の角笛と共に戦場が動きだした。


開戦である。


俺は、戦車のレバーを引くと戦車の外部装甲の隙間から長く幅広いオリハルコン刃のミスリルの刀が左右に一振づつ出てくる。

シルバーは加速を使いゴブリンの群れに突っ込む、

俺は、レバーから繋がる刀に魔力をながしミスリルの硬さを上げている。

バラバラと切り裂かれ パッシュん していくゴブリン達、300居ても問題ない。

シルバーさんは、ゴブリンの群れを突き抜けて、アーチャーの群れを目指す。


ミレディさんの指示の様だ。

機動力があるライダーと遠距離攻撃のアーチャーから潰す作戦らしい。

アーチャーを俺らにまかせたミレディさんは、キッドに鼓笛隊の狙い撃ちを頼むとミレディさんは大盾を構え魔法をリフレクターの付与を使い打ち落としていく、

鼓笛隊を沈めたキッド君は軍司を狙うが屋根付きの櫓が邪魔で思うように行かない。

目標をマジシャンに変えたキッド君が、次々とマジシャンたちを消していく。


あらかたアーチャーとライダーを蹴散らした俺は、シルバーさんに重歩兵と長槍兵の横腹に突っ込むように指示をだす。


鼓笛隊が居なくなり敵の動きが鈍くなったが、隊長格が「ぐげぇ~!!」と叫び指示をだし、隊を保っている。


シルバーさんがユニコーンヘッドを突き出し疾風突きと加速で隊列を崩しながら駆け抜ける。

向きをかえ再度長槍兵の側面を蹴散らす。

だいぶ敵の少なくなった戦場に降り立つ俺、

シルバーさんに本陣にもどりキッド君とミレディさんを乗せ残った奴らを蹴散らすように指示をだす。


視界の端でキバさんが櫓に飛び込み王の脇をすり抜け、軍司を咥えて行ったのがみえた。

途端に敵の動きがガタガタになった。


軍司の何らのスキルが切れたからだろう。


俺は、濾過スキルで、


2メートル、一時間継続

濾過膜A 指定枠 1 「魔石」

濾過膜B 指定枠 2 「スキル」「MP」

パッケージ あり


の濾過ポイを作り、

周りのゴブリン達をなぎ払っていく。


重歩兵やナイトをなぎ払い厄介な長槍の回りにアースウォールを出して槍を使いにくくしてやった。


隊長ゴブリンと一騎打ちを繰り返していたキバが隊長の首に食らいつき、パッシュん させた。


ミレディさんチームに残党を任せ

俺とキバさんは、王と側近気取りの隊長を屠りに向かう。


途中の草むらに麻痺って瀕死のアサシン三匹と軍司がいたので、濾しとっておく。

キバさんとふたりで櫓に着くと、


「グオォォォ!」


とさけぶ王様、確かに愚王だな。

王様がメインで、側近と一緒に向かってくれば、「もしかして」が起こったかもしれないが、

側近に任せ櫓に居座った時点で積んでいる。

隊長を難なくパッシュンさせ、MPカードで回復する。キバさんにもご褒美のMPカードを与え頭を撫で、待機と周辺の警戒を頼む


俺は、王様をシバきに櫓に向かう

櫓に向かいながら、

濾過ポイを消して、再度10メールにサイズアップして濾過ポイを張り直す。


愚王は今になり焦って武器をもちだし櫓から出て来ようとモゾモゾしているが、

俺は構わずに櫓ごと愚王を濾していく。


「ハイ、ドォーン!」


地面まで下ろした濾過ポイの上部の櫓から パッシュん と乾いた音が聞こえた。


ピロリン

ピロリン


とお知らせが聞こえて振り向けば、立っているのは仲間達だけだった。


ドロップ品やカード類をあつめこのフロアの転移陣部屋を目指す。



ちなみに、ゴブリンの王のスキルは、

「ゴブリン強化」「ゴブリン統率」「繁殖力」

だった。


要らない…。






読んでいただき有り難うございます。


少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、

「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方

宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、

イイねを頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、一休み一休み を お楽しみに。


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