スキル付与
ゴーレム 出来るかな?
でチャレンジし、
見事に出来上がったゴーレム
これからどうする?
皆様こんにちは、アルドです。
現在ドドル工房の裏庭で、会議中であります。
参加者は、
じぃじ師匠ことドドルお爺ちゃん
ドルル叔父さんは現在の工房長
ミスリルゴーレム(リーダー)
女性型で話せる
ミスリルコート魔鉱鉄ゴーレム
少年型
ミスリルコート魔鉱鉄ゴーレム
馬型
ミスリルゴーレム
シェパード型
そして、俺である
「マスター、そろそろ止めさせていただきたいのデスが?」
とリーダーの女性型ゴーレムが抗議しついる。
なぜなら、制作に係われなかったじぃじ師匠が、
ゴーレム達をペタペタしながら
「えぇのぅ。すごいのぅ」
と舐め回すように、いや、もう実際に舐め回してると言っていい勢いでゴーレムを確認している
「じぃちゃん。嫌がってるからその辺にしてあげて。」
じぃじ師匠はハッとし
「す、スマン、ワシが刀を作る間に、こんなに面白い者が出来ていたからつい…。」
と、素直に止めてくれた。
「マスター、感謝いたしマス。」
「良いから気にしないで、」
俺は、やっと本題に入れる空気になった事にホッとして、
「では、じぃじ師匠と叔父さんに相談というか、質問なんだけど、
付与ってどうやるの?何が付与できるの?」
それをきいた じぃじ師匠が、
「アルドは、武器鑑定が出来るじゃろ?
あれで見れる空きスロットの数、付与が乗せられる。
鍛治レベル4では切れ味上昇や耐久力上昇等の上昇系
鍛治レベルMAXでは、自分のスキルを武器に移せる様になる
勿論スキルレベルを上げてから付与すれば、それだけ強いスキルが付与できる。
が、ゴーレムはどうなんじゃろ?自分の意思でスキルを使うから付与したあとも育つかも知れんのぅ、スキルが…。」
うーん解らん
スキルカードにすると強制的にレベル1になるのに
鍛冶スキルでは丸ごと移せるのか…。
「実際見てみるかい。アルド君?」
叔父さんは工房にもどり手斧を持って帰ってきた。
「アルド君、武器鑑定してみて。」
と手斧を俺に渡す
「武器鑑定。」
「魔鉱鉄の手斧」
「攻撃力 100 スキルスロット 2」
「ドルル作」
鑑定が済んだ手斧を叔父さんに返す
受け取った叔父さんが、手斧に金槌を当てながら
「鍛冶スキル内のスキルリストから使いたい物を選び、
鍛治スキル、付与、発動」
と言って、金槌で軽く手斧をコンと叩く
叔父さんは、手斧を俺に渡して「さぁ 」と促す
「武器鑑定」
「魔鉱鉄の手斧」
「攻撃力 100 スキルスロット なし」
「耐久力上昇」「切れ味上昇 大」
「ドルル作」
と、なっていた。
俺は、叔父さんに
「使った付与は鍛治スキルから無くなるんですか?」
と聞いてみると、
「クールタイムが過ぎればまた使えるよ」
ふーん。と納得していると
「次はワシが。」
と力作の大業物の刀を持って来て、
刀に金槌を当てて、
「鍛冶スキル、付与、風属性攻撃レベルMAX、発動」
金槌で刀をコンと叩く
じぃじ師匠は満足そうに試し切りの竹に向かって移動し
「みとれよぉ。いくぞぉ~」
と遠くから大声で試し切りの宣言をする。
刀を抜き上段に構え魔力を刀にながし、
斬る!
バシュン!
突風が爆ぜた。
綺麗に斬られた竹が吹っ飛ぶ。
職員さん達が何事か?と集まる。
「がっはっはっは!!」
と満足そうに笑うじぃじ師匠を見て、
なーんだ。
と、興味を失い工房に帰って行った。
じぃじ師匠が
「まぁ。ざっとこんなもんじゃ。」
と満足そう。
俺は、じぃじ師匠と叔父さんに
「まだ、付与が出来ないけど、ゴーレム達に与えたスキルが育つか実験したいんだ、手伝ってくれない?」
ときいて、二人共に了承してくれたが、
「マスター。わがままを言ってしまいますが、私はマスターから付与をして欲しいデス。」
と待ったをかけた
子供ゴーレムと、馬ゴーレムもコクンと頷く。
犬だけは尻尾を振っている
「マスター、この者は早く強くなってマスターの役に立ちたいそうデス。」
俺は、「そうか、そうか。」と頭を撫でる
犬は嬉しそう。
俺は、じぃじ師匠にアイテムボックスからスキルカードをだし
じぃじ師匠に渡す。
「使って。」
とお願いすると、何の躊躇いもなくバキッと割ってスキルを獲得するじぃじ師匠
「おぉ、すごいのぅ、麻痺噛みつき とはもってこいのスキルカードがあったもんだな。」
俺は、じぃじ師匠と、叔父さんに他にどんなスキルが良いからたずねたら
「クールタイムが一ヶ月だが、自動修復が有る、それも付与してやろう」
と、じぃじ師匠が答えてくれ、
早速付与してくれた。
「名前をつけてあげるといい。」
と叔父さんが勧めるので
「キバ」と、名付けた。
キバは嬉しそう。
あとの三者は少し羨ましそうにしていた。
じぃじ師匠が、
「麻痺噛みつき」「自動修復」を付与してくれた
「ありがとう。じぃじ師匠。」
ウンウンと満足そうなじぃじ師匠。
俺は、
「キバと狩りに行ってくる!」
と告げて、三者にはアイテムボックスに入って貰った。
ゴーレムは魔物でもあるが命のないアーティファクト扱いでアイテムボックスに入れられる。
よし、キバのスキルレベルが上がるか実験だ。
読んでいただき有り難うございます。
少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、
「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方
宜しければブックマークをお願いたします。
評価や感想、
イイねを頂けたら、
すっごくすっごく、嬉しいです。
頑張るぞ!!って気持ちになりますので、
ヨロシクお願いします。
次回、 はっぴー噛む噛む を お楽しみに。




