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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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迷ったら食っとけ

やっと、能力の開花した主人公、

彼は、どんな未来に向かうのか?

それは、誰も知らない…。


まじで知らないから考えます。

応援宜しくお願い致します。




皆さんこんばんわ、

初級ダンジョンを踏破して、

晴れて目標の B級 冒険者に…って、

なんか、B級 ってショボいイメージ有りません?


な、アルドです。


現在、アサダの町に戻り、ギルドの宿で1泊中です。

先ほど、ギルドで報告をして、

ギルドカードに B のと表記されました。

これで、ミスティルの世界のダンジョンはどこでも

入れる事に成りました。


ヤッフゥイ!


で、今何をしているか?

と言えば、

集めたスキルカードのチェックです。


スキル図鑑を見ながら有用なスキルの選別を行っている。


アイテムボックスのリストのスキルカードの欄が、

長い、

だか、長いだけで、種類は少ない。


スキル図鑑をみながら有用なスキルや複合スキルのセットが無いかな?

と、チェックを続ける。


初級ダンジョンでは、余りピンとくるのはないけど、


「身体強化」 がいっぱいあるから俺も使って、

エドさんやトネルお兄様にもあげようかな?


「真空波」 は、正直いらない。

だって魔法があるから

よし、誰かにプレゼントだ…。


「隠密」って忍者みたいで格好いいな。

何個かあるから誰かにあげよう


色々考えたが、俺の欲しいのは「身体強化」位だった。


あとは、配っちゃおかな?


というわけで寝ます。

お休みなさい。



明けて翌日

俺は、ブライトネル辺境伯の館に来ていた。

二人にお土産を渡すためだ。


あと、エドさんにも


応接室に通されると、二人に初級ダンジョン踏破の報告をすませ、本題のお土産をわたす。


「じつは、ダンジョン攻略前にリーダお姉様にプレゼントをしようと考えていたのですが、トネルお兄様にも同じ物というのも芸が有りませんから、


ダンジョンで良いのが手に入ってからと思い本日に成りました。」


と、告げた。


「アルド君気を遣わないでね。

私たちは 家族 なんでしょ?」


とリーダお姉様が、すると


「アルド君、まるで私がフリーダのおまけみたいな言われようだが、私達を気にしてくれていることを嬉しく思うよ。


して、何をくれるのかな?弟君は。」


とニコニコしているトネルお兄様。


「では、リーダお姉様から、」


「やはりフリーダからか?私はオマケかい?」


とすねてみせるトネルお兄様。

に、俺は、


「前世の異世界には 『レディーファースト』 という

言葉がございます。何事もまずは女性から優先に。

という紳士的な精神を重んじる国の格言です。」


俺は、アイテムボックスから 四色のグリモアを出す。


「綺麗な本ね。本をいただけるのかしら?」


と、聞いてくるリーダお姉様に、


「いえ、差し上げる物はこの本の中身でございます。

さぁ、リーダお姉様、このグリモアの上にお手を…」


グリモアに手をのせるリーダお姉様。

俺は、四色の色が踊る鮮やかな本に魔力を流す


すると、四色の光がリーダお姉様に溶け込む。


「終了しました。リーダお姉様。」


不思議そうなお姉様に


「ステータスカードをご確認下さい。」


と告げる俺。


お姉様は、一度トネルお兄様を向く、

お兄様がゆっくり頷くのを確認し、


「ステータスカード」


涼やかな声が静かな部屋に響き、カードがお姉様の手に現れる。

食い入る様に見つめるリーダお姉様


「アナタ!魔法のスキルが!」


驚く声に、トネルお兄様が、


「属性は?火か?水か?風?土なのか?どれだい?」


問いかけるお兄様に


「全部です。」


と、答えるお姉様

二人は驚き過ぎてパクパクし、油の切れた機械のように、

ギギギッと首をひねり俺を見た。


「これは、いかなる?」


と聞く二人に、


学者達に勉強を教えてたら、学者さんが良い教師を有難うございます。

と毎日の様に祈ったらしく、

学神様から正しく使ってくれる者に授けて欲しいとこのグリモアをもらったことを報告した。


驚く二人だったが、トネルお兄様が、


「では?私には?」


と聞くので、


「身体強化」・「跳躍」・「リジェネート」

の三枚セットを

内容を伏せてわたす。


だって後から見て驚いて欲しいじゃない?


「三つの、スキルカード?なのか…」


すこし不安なのかなかなか使わないトネルお兄様に

おれは


「前世の異世界には、『迷ったら食っとけ!』と言う言葉を投げかけるギルドの受付嬢がででくるお話があります。

たぶん、迷うくらいなら行動しておけ 的なアレです。

さぁさぁ!

パキッといっちゃってください。」


「アルド君?なんか私の時、雑なのでは?」


勢い良く、三枚同時にバキッと割ったトネルお兄様


身体かうっすら光り、そしてゆっくりと光りが消えていく。


「ステータスカード」


三つの新しいスキルを確認したお兄様に俺は、


「身体強化」はご存知かと思いますが

「跳躍」はジャンプ力が上がるスキルで、

「リジェネート」は、使用中にじわじわ HP が回復するスキルです。


「技能神様のおかげで、魔物からスキルが奪えるようになりました。」


「えっ!」


俺の報告にまたまたビックリのトネルお兄様だった。




後日、魔法をあげようとしたら

「自分は剣士ですから。」と断ったエドさんに

「真空波」をあげたら、


「あっちのほうが格好いい。」


と、トネルお兄様が大いに拗ねたのは、また別の話しで…








読んでいただき有り難うございます。


少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、

「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方

宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、

イイねを頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、どれにしようかな? を お楽しみに。


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