王様と私
王都につきました。
頑張って投稿しますので、
アルド君共々
応援お願いします。
長かった。
一週間酷使したお尻や腰はもうボロボロ、
だか、王都にやって来ました。
アルドです。
ブライトネル様が今日はオフにしてくれました。
皆さんケツ休みをしっかりしてね。
今日はブライトネル様の王都の屋敷に泊まります。
王都にもこんなにデカイ屋敷をお持ちで…
維持費たいへんそう
先に王様に早馬でアポイントメントをお願いしているらしく、
返事待ち、まぁ、一週間以内には謁見出来るらしい。
あれ!?俺礼服ないや。
「俺、謁見用の服買ってきます。」
と、言って出掛けようとするとジャックさんが、
ご心配無用とばかりに自分の荷馬車からトランクケースをだすと、中にはびっしり子供サイズの服が並んでいた。
あるんですね。
「用意してくれてたんですね。有り難うございます。」
するとジャックさんが、
「いえいえ、シルフィ会長に頼まれていたので以前より取り揃えておりました。」
えっ!
有り難うございます。シルフィ師匠!
では、安心して寝れます。
おやすみなさい!
三日後、知らせは突如やって来ました。
謁見です。
この国の王様がどんな人物が
見てやろうじゃないか。王様の性能とやらを!
てな訳で、来ました王城!!
俺的には、スキル図鑑買ったし、(大金貨3枚でした。)
もう、用はない
いやいやポーションわい。
と思っておられるだろうが、そんなもん他国でも出来るわい!修行だって他国で出来るわい!
の精神で頑張ります。
赤い絨毯、壁の絵画、廊下の甲冑
王様だ、王様の城だ…
帰りたい。
ついに謁見の間に通された。
並ばされる。
貴族ッポイ方々いっぱい。
「国王陛下の御成ぃぃぃぃ!」
あらかじめ練習していた通りに頭を下げる俺
「えー、国王のカイル・フォン・ミスティです。
皆さん楽にして。
君が使徒君?小さいのに大変だね。
俺も大変かもって思ったけど、君に比べたら楽なんだろうな。
あっ、立ってるのしんどくない?
皆すわろうよ。」
王様を見てビックリした。
なぜだって?
坊やだからさ。
と、言っても俺より先輩で、10歳ぐらいかな?
でも、王様だってよ。
「子供で驚いたでしょ?
三ヶ月前から王様になりました。
君がアルド君でしょ?聞いてるよ。
あのね、
父上が咳が出る病になり、もう、長くないと、診断されてね。
そんななかで、あの信託を聞いて、勇者様のお役に立てない自分のより次の世代に1日でも早くと、
言われて、王位を私に譲られたんだ。」
へぇー、そうなんだぁ
急に生活が一変するの大変だよね。
なんて、思って聞いていた
「でも、君にお礼を言わなければいけないんだ。
君の村からの名義で、お薬くれたでしょ。
あれで、父上が元気になったんだ。
心からお礼を
本当にありがとうございました。」
頭を下げる王様。
俺は、慌てて
「どうか、お顔を上げて下さい。」
と、俺が言うのと、同時に、
「この様な爵位もなにもない平民に、王が頭を下げるなど!!」
と、言ってくる油ギッシュなおっさん。
王様は、
「控えよ!
わたしは、歳や身分は、ただの くじ運だと思っている。
教えを乞う相手には尊敬を
助けて貰えば感謝を
そして、間違えを犯せば謝罪もする。」
おっ、子供が王様で心配したけど、
この王様なら大丈夫だな。
王様は続ける
「爵位のない平民に頭を下げるな
というのなら、文部大臣。
お主の連れてきた家庭教師の先生に、
毎日何度も頭をさげておるぞ?
先生も確か平民だと話されておったぞ。」
子供に言い負かされたからか、恥ずかしいからか、
この頭悪そうな油田フェイスが
顔を真っ赤にしている。
こんなんでも、文部大臣さんらしい
「お言葉ですが王よ。
彼の者は、王と同じ歳で在りながら王都の名門高等学園を飛び級入学と卒業をした天才
この様な学も無さそうな者と一緒にしてはなりません!!」
なんだこいつ
あん?やんのか?
えぇ!
と、思って大臣をみていたら
王様の並びの端、甘いマスクのイケオジが立ち上がり
「黙らぬか大臣!
余の命の恩人になんたる失礼を
在位中であれば即刻爵位を取り上げてソチも平民にし、あまたを冷やさせるところだ!」
あぁ、前の王様ね。
王様パパだ。
「父上、今日は静かに見てるんでしょ?」
確りしたお子さまをお持ちで、
良かったね王様パパ
王様パパは、「すまぬ。」と言って席についた
王様は
「文部大臣よ、私も父上と同じく怒りを感じておる。
だが、功績の有る父上ならいざ知らず、
気にくわないだけで、爵位を取り上げれば、暴君などと
後ろ指を差されよう。
そこで、
大臣が天才と呼ぶ先生と、
こちらのアルド君に知恵比べをして、
アルド君が勝ったら
大臣を止めて何処かの田舎に引っ込んで貰うよ。
いいね。」
王様?
何、急に面倒臭いイベントを開始してるの?
強制?強制イベントなの?
「はっはっは、
王よ、彼の者が負ければ王の指示に従いますが、
私が勝ったら如何します?」
ニャリとする油田顔大臣
待ってましたとばかりに、王様が、
「先生が勝てば、そちに謝罪した上で、何でも好きな物を一つくれてやろう。」
益々油田顔がニヤつき、
「何でもですね。承知しました。
では、知恵比べは、得点が分かりやすい
算術ですね。」
悪い笑顔で 算術 を持ち出す大臣
多分対戦相手の得意な科目なんだろう。
王様がその言葉を聞き
うむ!
と頷くと、
「これよりこの場にて、算術 勝負をおこなう!
皆のものは証人として立ち会うように!」
あぁ、やるんだ。
マジで?
王様?その勝負 俺 やらなきゃダメ?
すこしブルーになっていると、
王様が
「誰か、コートニー先生を連れて参れ!!」
ん?
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次回、 もう、やっちゃう? をお楽しみに。




