ネットショッピングがしたい

皆様、昨日冒険者ギルドで、突如ギルマスの個性が死んだと云う事件がありました。

ギルドの宿で１泊して起きたら

朝ごはんもそこそこに、

冒険者ギルドマスターのマルゲル さん？だったかな？

まぁ「元ハゲ」が迎えにきて、

理由もわからず、ドナドナされて、領主の館に向かっております。

アルドです。

館についたら、

ブライトネル夫妻

大司教様

各ギルドマスター

冒険者 元ハゲ マルゲルさん

創薬 パパさんの教え子 ファルムさん

治癒 治療が痛かった 爺さん(名前しらん)

商業 ビックリの再会 ジャックさん

それと俺

この、８人で会議となった。

今までの報告がてら、今後の予定を話すこととなる。

事の発端は、元にハゲに毛が生え、面白がったトネルお兄様が情報を集め始める。

フルポーションと分かり、最近「果ての村」の名前で、王様に献上されたのもフルポーションだと気付き、

創薬ギルドマスターが、アルド君の父親とも知り合いだから、「果ての村」と「フルポーション」のことを訪ねるために、昨晩呼び出す。

ファルムさんは、聞かれたら喋るつもりだったから、

濾過ポイ濃縮製法を話す。

ビックリしたトネルお兄様は会議を召集

ごめんね巻き込まれた方々。

トネルお兄様が、

「皆、朝からご足労願い、あいすまん

昨日、冒険者ギルドマスターが変わった。

アイツはもう居ない。」

マルゲルさんが止めに入る

「領主様冗談がすぎますぜぇ

正真正銘マルゲルです。カツラでもありません。」

商業ギルドのジャックさんが、

「なんだ、残念です。

腕の良いカツラ職人を見つけたのなら教えて欲しいと思ってましたのに。

では、治療薬をファルム様が作られたのですか？」

質問にファルムさんは、

「作ったかぁ…そう言うのであれば、作ったのはアルドだ、

ただ、作ったのが毛も甦るフルポーションってことだな。」

黙ってた爺さんが、

「フルポーションが作れるのですか？

是非治癒師ギルドにも一本分けていただきたい。」

ジャックさんが、

「ウォーム様ズルいです、商業ギルドにもわけていただきたい。」

ウォーム様っていうのか。

ブライトネル様が、

「そのフルポーションだが、私も昨晩聞いたのだが、アルドくんが、なんと。クズポーションをあつめて生成したらしいのだ。」

ジャックさんウォーム様が、

「えっ！？」と声をもらすが、

ジャックさんは、

「濾過 のスキルの効果ですか？」

驚くブライトネル様とファルムさん

「知っておったのか？」

と聞かれ、ジャックさんは

「三年以上前に我が商会の会長より、濾過スキルの発動方法をはじめ活用された文献などを調べて欲しいと依頼がありました。可愛い弟子のために…と

商会を上げて調べましたが、詳細がわからず。

そんな未知のスキルのをもつのが弟子がアルド君

そのアルド君が、未知の製法を使うのであれば、その未知のスキルも関係していると思い至っただけです。」

ニコニコで聞いていたリーダお姉様は、

「ウチのアルド君は、凄いのよ。アルドくん敷物ありがとね。」

その言葉に

「喜んでいただけたら嬉しいです。リーダお姉様。」

「うふふふ」と満足そうなフリーダ様

ハテナ顔のマルゲルが、

「いつからアルド君はフリーダ様の弟に？」

ハッとしたマルゲルが、

「このたびは、クリステラさまとアルド君のご婚約、

誠におめでとうございます！」

大司教が、

「なんですと！クリステラちゃんが？聞いてませんぞ！！」

凄い勢いで、領主に問いただす大司教

あれだ、ステラお姉さんのおじぃちゃん的ポジションなんだ大司教…。

ブライトネル様は

「落ち着け、落ち着け。

クリステラはアルドと婚約しておらん。

村で、アルドが、シスターをしているクリステラに懐いてくれていて、ステラお姉さん と呼んでいたから、

クリステラがお姉さんなら、クリステラの兄妹とも兄弟であろう？となぁ。」

こっちに視線を送るブライトネル様

俺は、

「はい、トネルお兄様。」

と、いうことで、話し合いが続いた。

まず、濾過スキルで、フルポーションが作れることをどうするか？との議題

これからの魔王軍との戦争が予想される信託が降りたいま、ポーションの製造備蓄は急務だが、

使徒のアルド君を使ってよいのか？

クズポーションを集めるにも領内だけでは限りがあること。

薬用溶媒液の再生は現在喉から手がでる勢いの夢の機能である。

とのことだったので、

俺は

「じつは、先日ダンジョンに入り自分の弱さを痛感しました。

マルゲルさんの勧めで、山籠りをして、スキルと技をのばそうかな？と考えています。

私の使命には期限があります。およそ十数年後には、なし終えてなければなりませんが、私は身体的に成長するこの数年間は、レベル上げやスキルのマスターに使っても良い…と言うかそうするべきだと考えました。

濾過スキルも、技術神様よりレベル5 にするようにと言われています。

じぶんのポーションの備蓄にもなるし、余剰は各国に回して魔王軍との戦いに備えて貰えば、勇者天野君も助かるかと…」

と、言った瞬間大司教が、立ち上がり

「アルド様、なぜ、まだ降臨されておられぬ勇者様をご存知なので！？」

あっ、やっべ、言ってないか。

「私は… 俺は、

異世界で勇者と共に死んだんだけど、神様がね天野 勇君に勇者をお願いして、残った俺は、おまけでミスティルに来ました。

魔王との戦いが大掛かりになるから、主神様に役目を与えられまして、

勇者とは、神界で会って面識が有ります。」

大司教がメモをとってる

「で、これからのだけど、まず、王都で、スキルの図鑑を買う

スキル自体は高いらしいから。

自分で取れる物は取るけど、無理そうなのは売ってたら買えるようにお金も貯めたい。

だからポーション作るのは賛成です、ただ、幾つか備蓄に回したいだけです。あとはポーションも薬用溶媒液も売って、

出来たお金で装備やスキルを整えて、合間にレベルをあげたいです。」

と俺の意見をだした。

そして、方針がきまった。

王都の郊外の人目の付かない場所を拠点として、ポーション製造にあたる

濾過は俺しか出来ないが、鑑定がある程度使えれば製造は可能である(ファルムさんが信用できる人を見つけてくれる)

クズポーションの回収運搬(ファルムさんが創薬ギルドを通じて許可、ジャックさんや師匠の商会のネットワークで運搬は可能)

を軸に俺の山籠り？というか、資金集め計画が動きだした。

それに先駆けて、教会と辺境伯の紹介で、使徒として国王さまに謁見して、極秘にポーションの件の了解をとらなければならないらしい。

いやだ、嫌だ！

面倒臭い！！

とごねていたら

「スキル図鑑は王都にしかないから。」

と。トネルお兄様がなだめる

「スキル図鑑高いからお金貯めなきゃ！だからいかない！」

と言ってくい下がったら

ジャックさんが、金貨の袋をドンと机にだして、

アルド様のアイデア使用料が有りますので。

と、ポケットから鼻眼鏡を出して装着する

鼻の下のカイゼル髭が横に、

プピィ～～！しゅるるるる。

合体させた？

工房の親方集がノリノリで作って売れているらしい、

プリン工房も領都と王都に一件づつあるそうだ。

でも、

王様いや、面倒臭い、スキル図鑑通販したい。

…三日後に出発になった。