自家製のヤバい薬
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暇潰しに読んでいただければ幸いです。
ついにお薬に手をだしてしまうアルド君をどうぞ。
パパさん、ママさん
ついに、薬に手を出してしまいした。
と、意味深な事を言ってみる
アルドです。
創薬ギルドからまっすぐ宿に帰って来ました。
部屋に入り鍵をかける。
さて、さっきお姉さんにもらった薄い本(創薬の教本)を読む。
内容は案外簡単だった
ライフポーションだが、薬草を加熱しながら、薬用溶媒液で煮る。
(薬草から薬効成分は加熱しないと溶け出さないが、薬効成分は、熱に弱くその火加減が出来を左右する)
出来た溶液にゆっくり魔力を流し定着を促す。必要な魔力量は出来上がった溶液によって変化するため経験がものを言う
とのこと、パパさんのゴリゴリは薬効成分が溶け出しやすくする為かぁ。
納得
要は薬効成分は熱に弱いが、煮ないと成分が出てこない。
うんうん
薬用溶媒液は、家にも植えてあった背の高い薬草を煮出して瓶に詰めて涼しい所で半月寝かした物の上澄みを使用する
(創薬ギルドで販売もしている)
この二つが溶け合った物に魔力を流せば出来上がるらしい。
理解しました!
パパさんはこんなシビアな匙加減をしていたのか。
尊敬。
では、そんなパパさんが見たら何と云われるか分からない
掟破りな実験に移ります!!
パパさんゴメンなさい、だって思いついちゃったんだモン。
さてさてライフポーションは薬効成分と薬用溶媒液と魔力で出来ているからまずは、
アイテムボックス。
低級ライフポーション (いっぱい)
クズライフポーション (山ほど)
バケツ × 2
創薬セット
を取り出して、
バケツの口サイズに濾過ポイを作る
濾過!サイズアップ。 具現化時間延長 っと
直径30センチ(魔力3追加)に具現化時間約一時間(魔力10追加)で制作
一枚目 「魔力」を指定、
二枚目は「薬効成分」を指定
重ねてバケツの上にセットして、
はい!ドーン。
低級とクズのライフポーションをドバドバっと
一つ残らず濾過ポイに通す。
一枚目の濾過ポイに濾された魔力が少し光りながら空中に霧散する
もったいない。
二枚目の濾過ポイには凄く細かい粒子の粉がある
薬効成分だな
下のバケツの水を鑑定先生お願いして、
鑑定!
「酸化した薬用溶媒液」とあった
ヨシっ!!勝てそう。
創薬セットから薬皿とスプーンそれにビーカーを出す。
慎重に薬効成分を薬皿にスプーンでかき集め入れる
濾過ポイを消す(手こずるかもしれないから長めに魔力こめたが無駄になった。)
改めて濾過スキルで同じ大きさの濾過ポイを作る
指定は、「酸素」 と 「ゴミ」 を指定し、
未使用のバケツに乗せる
そして、「酸化した薬用溶媒液」をダバダバする
出来た液体を
鑑定!
「薬用溶媒液」
やった!!
ゴミをゴミ箱にポイして、ポイも消す。
さあここからだ!
ビーカーに薬用溶媒液を200ml入れる
薬皿から薬効成分を耳かき一杯位入れてみる
そして、鑑定先生に再度お願いして、
鑑定しながら、ゆっくり、ゆっくり、
魔力をながす。
「薬効成分溶液」
まだ、行ける
「薬効成分溶液」
もっとかな?
「薬効成分溶液」
失敗かな?
「ハイポーション」
!!できた!!
出来てしまった。
俺は、ポーションの空き瓶を空いているバケツに詰めて
一階の共同キッチンに急ぐ、
アイテムボックスから鍋を出して、瓶を煮沸消毒した。
乾いたらアイテムボックスにしまい片付けて自室へもどり
ポーションの空き瓶にロートでビーカーからハイポーションを移し変える。
出来てしまった二本のハイポーションをアイテムボックスにしまう。
暫し感動を噛み締めたのちに、
今度は100mlの
薬用溶媒液に残り全部
耳かき二杯半ちょっとを全部入れる
ビーカーに魔力を鑑定で確認しながらながす。
なかなか
「薬効成分溶液」
から変わらない。
ヤバい、ちょっとお眠になってきた。
ヒヤヒヤのチキンレースを制して
「フルポーション」が出来てしまった。
パパさん、ママさん
俺はスキルを使いヤバい薬を作ってしまいました。
ビーカーから空き瓶に詰め替えて
アイテムボックスにしまう。
バケツごと薬用溶媒液をしまった所でダウンした。
お休みなさい。
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