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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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広がる世界

やっと、冒険者になりました。


アルド君の初出勤をお楽しみ下さい。




皆さまおはようございます、

草原にたたずむアルドです。


この町に来て初めての壁外に出たわけですが、

ギルドカードって便利ですね。

出入りが、サインだけで無料なんです。


ササッとサインをして歩いて20分位の所にある草原に来ています。


離れた所にパラパラと10歳ぐらいの先輩が薬草類を取っています。


パッと見た感じ数種類広範囲に点在するターゲット

を他所に俺は、近くの石に座り、昨晩から気になっていた事を実行する。


「アイテムボックス」


取り出したるは、スキルカードとやら。


俺は手にするやいなや


「えい!」


と開封してみる。


ぼゃっと体が光り


ピロリン

ピロリン


!?二回鳴った。


慌て辺りを確認し、近くに人がいない事をチェック!

そして


「ステータスカード」


カードを確認する

数値は全く変わっていないが、


あった。


スキルの欄に


鑑定(+)


マップ


この二つの変化があった。


俺はカードに鑑定をかける


すると、


鑑定(+) LV 4

(無言での発動可能 人物鑑定の精度向上)

(追加、マップスキル併用にて簡易サーチスキル発動可能)


マップ LV 1


(スキル使用時に脳内に精密な地図が表れる 範囲はレベルにより変化 〈サブマップ〉視界の隅に周辺情報を映す。効果時間はレベルにより変化)


と、あった。


よし、試そう

俺はガントレットをアイテムボックスにしまい

かわりに袋とスコップをを装備した。


そして、辺りを見回し一本の薬草を見つける。


スコップで根っこごと掘り返す。


実はこの薬草の薬効成分は根っこに多い。


掘るのは大変だがそうしないと勿体ないことになる、薬草もダメージ、収入にもダメージ、出来上がったポーションの質も低下、良いことなしである。


そして、多分サブマップだよな…


初めてのスキルだか、シルフィ師匠の教え通りに、効果の出る所に集中すれば…

視界の隅にサブマップをたすから、目だな


「サブマップ」


視界の左上に簡単な地図がでる(鉛筆で描いた道案内程度の)


そして、手に持った薬草に鑑定をかける


すると、マップに緑の点が表れる。

自分が動くとマップもスクロールしていく、


点が中心に来たら、目の前に薬草があった。


それの繰り返しを一時間ほど続けたら、サブマップが消えた。


かなり集まったので、次は薬草袋とスコップをしまい、

新しい袋とナイフを装備する。


そして足元にある毒消し草をナイフで刈り取る。

この毒消し草は繁殖力は弱いが、根っこさえ有れば復活する草だ。


そして鑑定をして一時間ぐらいサブマップの効果がなくなるまで刈り取りつづけた。


お昼休憩をはさみ、


午後は、防虫草(野宿や外の作業のお供)や、

上薬草(数は少ないが、高価。効き目も強い)

あと、たまたま見つけた角ウサギに完全装備で戦いを挑んでみた


罠にかかってないアイツがあんなに強いとは。


てこずりはしたが(主にスピード負けが原因)

なんとか討伐し、木に吊るして血抜きをする。

地面の血溜まりはちゃんと穴を掘って埋めてきた。


スライムが来ちゃうから


血抜き処理が終わった角うさぎをアイテムボックスにしまう。


「よし、罠仕掛けとこう。」


三ヶ所に小型罠を設置し本日は終了とする。



門でサインをして

テクテクとギルドまで行く。


報告カウンターで、クエストの報告


アイテムボックスからポイポイとでてくる薬草類がパンパンの袋たち


冒険者ギルドにある創薬ギルドの買い取り窓口の職員さんが呼ばれて確認をしてくれた。


「君はこの薬草の採集方法をだれから?」


と聞かれて自信たっぷりに


「父です。」


と答えた。


創薬ギルドの職員さんは、


「この量と品質なら創薬ギルドに直接売りに来るといい、薬草類の目利きができる職員が多いので、確認もはやいから。」


早いのは有りがたいけどランクを上げたいのよね。


「ランクを上げたいので、此方に持ってこようと思いますが、駄目ですか?」


すると


「それは、心配ないよ。

この冒険者ギルドの薬草類の常時依頼は創薬ギルドが出してるから、どちらでチェックしてもポイントは入るよ。」


あぁ、それなら安心


「それでは次回から沢山とれたら創薬ギルドに行かせていただきます。」


「それがいい。

で、君の名前は?」


「アルドです。」


職員さんに答える


「じゃあ悪いけどアルド君、数が多いから暫く時間を貰うよ


一時間くらいしたらまた来て。」


一時間ね、了解


よし、買い物に行こう。


「分かりました。お願いします。」


「あっ、アルド君忘れてた!

角ウサギは確認したから解体窓口に回ってだって」


あぁ、取ったねウサギ、わすれてた。


解体窓口にまわり、角ウサギを提出する。

角や、肉に毛皮、小さな魔石も今は要らないから全部換金する、


支払いは、薬草と一緒らしいから買い物へ


罠用の細いロープや太いロープ、収穫用の袋、水袋や調味料を買って、冒険者ギルドに戻る


薬草のチェックが終わっており


今日の売上が、なんと大銀貨二枚と小銀貨六枚になった。


26,000円である異世界夢があるなぁ


買い物で少なくなったおサイフ(トネル兄さんのお小遣いは大事に取ってあり使う予定はない)が潤ったので、


エドさんオススメのお店に行く

なんとエドさんは今日もいた。

仕事帰りらしい。


隣に座り昨日のポトフと肉の串焼きを注文する。


エドさんが

「豪勢だな、初依頼はどうだった?」


と聞いてきたから、


「大銀貨二枚と小銀貨六枚になりました。」


といったら。

エドさんは飲んでいたエールを吹き出した。


えっ?

普通じゃないの?





読んでいただき有り難うございます。


少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、

「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方

宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、

イイねを頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、 森へ行きましょう を お楽しみに。



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