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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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冒険者になるもん!

読んで頂きありがとうございます。

なにぶん初めて書いていますので読みにくいかもしれませんが暖かい目で読んでいただければ幸いです。


神託を渡すためシスター達と大教会へむかうアルド君

報告するだけの簡単なお仕事を

アットホームな仲間と行う事になる



金は天下のまわりもの。といいますが、前世も今世も、

天下の一部地域を除く場合の一部地域に住んでいた

貧乏に慣れている アルドです



いきなり金貨ジャラつかされても訳ワカメです。


聞けば、大司教にも神託が降りて、


「使徒を一人送りました。

勇者の神託を持ってきた者に聖金貨10枚渡して下さい、

極秘の任務を与えた少年です。


人生をかけて、ミスティルのためにメインダンジョンを全て攻略する使命を与えています。

その子の人生を教会で買ったと思ったら安いでしょ?


お願いね。


追伸 教会でその子のサポートしてあげてね方法は任せます。

今から忙しく成るので、神託もあまり出さないから、

全力で、ヨロシク。」


との内容だったそうです。


軽いなノリが!?


主神様、お金よりチートスキルが欲しいです…


在りがたく貰うにしても、凄い量


大司教様に、金貨10枚のはずでは?

と、多い事を聞けば、


「聖金貨10枚ですので、大金貨100枚に成ります

その他の教会からの寄付もあわせて、大金貨160枚在ります。」


聖、金、貨?

なにそれ?食べたこと無い。


えっ?10まいが大金貨100…!


なに、大金貨の上位通貨が在ったんだ。


知らなんだ…。


お金をもらって、

大司教様に、俺が使徒であることをくれぐれも内緒におねがいする、


「何かあれば相談にきますのでヨロシクおねがいします。

では、お勤めにいって参ります。」


と大司教告げて大教会をあとにする。


お金はアイテムボックスにいれてあるが、

なんだかドキドキしてキョロキョロしてしまう。

小市民だな。



ブライトネル様の馬車のなかで、

俺は悩んでいた。


暫く悩んだ末、決めた。


そして、ブライトネル様とフリーダ様それとシスタークリステラにお願いをする事にした。


「トネルお兄様、リーダお姉様、ステラお姉さんにお願いが有ります。」


ブライトネル様が真剣な顔になり


「なんだい?アルド…」


俺はアイテムボックスから金貨の袋を取り出す。

差し出した。


「我が儘を叶えて頂きたいのです。」


フリーダ様が心配そうに


「何でも言ってみて。」


「私には大事な家族がいます。」


シスタークリステラが、


「アルフさんと、ルルドさんよね?」


と聞いてくる。


「はい、でも其だけではありません。

両親は勿論ですが、村長のフリューゲル様をはじめ、師匠も、先生も監督も、神父様も、あの村の全員が家族なのです。


しかし、村には木の壁しかなく、コレから勇者召喚に対抗すべく力をつけた魔王軍や魔物がいつどこを攻めてもおかしくはない状態です。


守るべき領民がいるブライトネル様にお願いをするのは筋違いかも知れませんが、


このお金をすべて使って構いません。


どうか、わたしを家族と思って頂けるのであれば、あの村を、


わたしの家族達を守るお力添えをお願いをします。」


深々と頭を下げる俺


ブライトネル様が震えている

怒らせてしまったのか?


フリーダ様も膨れている。


シスタークリステラは涙目だ。


不味い、どうしよう。

焦る俺


するとブライトネル様が少し涙声で、


「馬鹿野郎!!



お兄ちゃんに頼むのになに他人行儀な事をいってるんだ!


アルドは、人生を捧げてこんな小さいのに試練に挑むんだ。


心配事のなんか全部まかせろ。


遠慮するな!!


私達も家族なんだろ?



やりなおし!!」



声は少し震えていた。

怒らせてしまったのではなく心配してくれたんだ。


なんだか村の皆が頭によぎる。


あぁ、ここにも大事な家族ができたんだ。

もう、安心だ。

そう思えた。


俺は改めてお願いをした。


「トネルお兄ちゃん、リーダお姉ちゃん、ステラお姉ちゃん

お願いです。


このお金で、村に壁を作って。

頑丈な壁を

家族が安心して暮らせるように。

悪いヤツが来てもだいしょうぶな様にして下さい。


足りないと思うけど…


でもお兄ちゃんとお姉ちゃん達が頼りなんだ

お願いします。」


トネルお兄ちゃんは胸をバンと叩いて


「任された!!

弟のお願い一つ叶えられなくて何が辺境伯だ!!!


元々あの村の全員私を頼って来た者達だ、

魔族の何のと気を遣い出ていったが、今度は許さない!


アルドの家族は私の家族だ、確り面倒をみてやるから覚悟をしておけとフリューゲルの意地っ張りに伝えておけクリステラ…。

いやステラ。」


「はい、トネルお兄様」


リーダお姉さんが心配そうに


「でもアルドちゃんお金全部無くなるのよ?大丈夫?」


と聞いてくる


「大丈夫だよ、


だって、冒険者になるんだもん。


心配が無くなったから、

うんと頑張れるから、絶対大丈夫っ。」


馬車がお屋敷に着く、

俺は


「お兄ちゃん、お姉ちゃん達。


あとは、よろしくお願いします。

僕はこのまま、冒険者になってお役目を果たします。


どこにでもいる冒険者になって…」


もう、会えない訳じゃないから

また会えるから…


「行ってきます。」


そう言って馬車を降りる俺


トネルお兄ちゃんが


「餞別だ!」


と自分のポケットから小金貨をだして

投げてよこす


「弟にお小遣いやるのはお兄ちゃんの特権だ

もらっとけ!!」


「ありがとうお兄ちゃん、お姉ちゃん達、

頑張ってきます。」


走り出す俺


さよなら、いってきます。






読んでいただき有り難うございます。


少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、

「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方

宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、

イイねを頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


ようやく冒険者になれそうです。


次回、Fから始める冒険生活 をお楽しみに。



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