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運がないだけですので  作者: ヒコしろう


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ドキドキ 息子の素性 大暴露大会

また、入力中の本文が消えてしまい心が折れました。

が、もう一度入力の手引きから確認すると、他の画面で途中でも保存出来る事をしりました。

これで安心して続けれます。


本編をお楽しみ下さい。





皆さん、コチラ現場のアルドです。

間もなく、ドキドキ 息子の素性 大暴露大会が

始まる模様です。



「告白する!」

と心に決めたが…

どんな反応をされるか、正直怖い。



4人がテーブルに着き、ママさんがお茶を入れてくれている。


気不味い空気が漂う。


気づかい上手なパパさんがみかねて切り出す。


「アルド、話したいことはなんだい?その精霊様のことかな?」


と、優しく聞いてくれる。


覚悟を決めて。


「パパさん、 ママさん。実は僕…。

いや、俺は…前世の記憶があるんだ。」


…。


?おかしい、反応がない。


チラッとママさんを見るとお茶を啜っている。


パパさんはウンウンと頷いて納得してる。


猫はお茶をフーフーしている。

猫舌か?


いやいや反応わい?


ママさんが、お茶を置きながら、


「それは知ってたわよねぇ。パパ?」


えっ


「うん、そうだろうなぁーとは思ってたよ。」


嘘…だろ…


「いつから?」


考えるパパさん


「いつから?って、言っても、アルドが赤ちゃんの頃から、

聞き分けの良い子だなとは思ってたけど、成長するにつれて違和感と云うのか、ターニャちゃんとかとは大分ちがうなぁ~て思ってたんだよね、ママ。」


パパさんがそう言う、するとママさんが、


「そうよね、アルドは必要以上に気を使ったり、言葉遣いも大人びていたりするから育てるの楽だなぁ。

くらいだったけど、


ステータスカードを見た時、勇者の協力者 って書いてあったのを見て、ママもパパもビックリするより納得しちゃった。」


「そうだよ。

ママと話し合って、フリューゲル様に相談したんだ。」


パパの言葉に驚く俺。


「フリューゲル様ったら、色んな方に声をかけて会議を開いたりしたのよアルドの事で、」


えっ


「フリューゲル様は王都や色々な所から勇者様の情報を集めて、

勇者様は異世界から降臨されるらしい

だから、「勇者の協力者のアルド君も異世界から来た使徒様だぁ!」って、


神父さまやシスター、勿論シルフィさんも知ってるわよ。」


ママさんの爆弾発言である


受け入れられていた事に、嬉しく成ると同時に、

本当は二人がどう思っているのか?

と、不安にもなる。


心を決めて、


「でも、二人は、気持ち悪くないの?


自分達の子供の中身が、オッサンなんだよ。

ママやパパより年上かも知れないオッサンなんだよ。!?」


その言葉をきいて、首を傾げて考える二人。


「いや、全く、ママは?」


「考えたことなかったわ。」


ん?


パパさんが、少し聞きづらそうに、困った顔をしながら、


「アルド、前世のも含めて何歳になるんだい?」


えっ?


「44歳で死んでしまって、今6歳だから、

ちょうど50歳…かな。」


一瞬の沈黙の後、二人が爆笑する。


「フフフ、50ですって若いわぁ。ねぇパパ。」

「アハハハ、まだ子供だよね。ママ。」


えっ?えっ?


「ハハハ、すまんすまん。

ところで、アルド、ママは何歳だと思う?」


飲み会のクイズか?


「わからないだろ?

なんと96歳だよアルドの倍ぐらいだよ。」


ママさんが膨れっ面になる。


「なによ、パパなんか160歳だからアルドの三倍以上なんじゃないの。」


パパはニコニコしながら、


「ママはドワーフで、200歳ぐらいまで生きるだろうし、

パパはエルフだぞ、300歳まで生きるんじゃないかな?」


ママさんは俺に近づき、そっと顔を覗き込み

泣きそうな笑顔で、


「アルドはママの可愛い子供よ、どんな魂でも、どんな大変な使命が在っても、全然関係ない!


大好きよアルド。」


ママさんはそう言って、俺を椅子ごとギュッとしてくれた。


パパさんも


「たとえアルドの前世のが千歳以上のハイエルフだったとしても、そんな事嫌いになる理由にならない。


大好きだよアルド。」


パパさんもそっとママさんごと俺を抱きしめてくれた。


暖かい、体が…心が…

二人の優しさと愛情が伝わってくる。


知らぬ間に、ポロポロと泣いていた。


滲む景色中で、ママさんもパパさんも泣いていた。


あぁ、この二人の子供に生まれて良かった。

今最高に幸せです。

ババァのガラガラはあてに成らない、この幸せのどこが残念賞なんだよ。



暫し抱き合い涙していると、




「終わったかニャァ?」


うっせえ!ぶち壊しだわ!

てめぇは、冷めた茶でもすすってろ!


と、心の中で悪態をつく



読んでいただき有り難うございます。


少しでも、「面白い。」と思って頂けた方や、

「仕方がないから応援してやろう。」と思われた方

宜しければブックマークをお願いたします。


評価や感想、

イイねを頂けたら、

すっごくすっごく、嬉しいです。


頑張るぞ!!って気持ちになりますので、

ヨロシクお願いします。


次回、 ドキドキ 猫の悪行 大謝罪大会 を お楽しみに。



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