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【旧】アミィ  作者: ゴサク
五章 後輩のメイドは超弩級!?
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ランチタイムです!

 俺達は昼食をとるべく街を散策していた。俺達の前ではアミィとメリーさんが世間話に花を咲かせている。

 俺と紫崎はそんな二人の様子を後ろから見ながら歩いていた。


 それにしても、アミィとメリーさんが並ぶと物凄い身長差だな。その差は推定70センチ、アミィの首は上を向きっぱなしだ。

 そんなことを考えていると、紫崎が俺に向かってボソボソと話しかけてきた。


「先輩……ちょっと聞いていいですか」


「何かな? 紫崎君」


「単刀直入に聞きますが……先輩ってもしかしてロリ……」


 紫崎が言い終わる前に、俺は紫崎の目の前でチッチッと指を振る。


「皆まで言うでない、紫崎君よ。言っておくが、俺はこの性癖を一度たりとも恥じたことはないぞ。大事なのは己の道を貫くことだよ」


「はぁ……そんなもんですか」


「それにこっちからも言わせてもらえれば、紫崎君の性癖も大概だと思うけどねぇ。メリーさんのあの豊満な体格から繰り出される圧倒的巨乳っ! これを性癖と言わず何と言うだろうか」


「べっ! 別に僕はそんなつもりは……」


「なぁ、自分に正直になろうや、紫崎さんや……」


「何ですかそのニヤついた顔は……」


「さぁ……さぁ……」


「ひ、ひぃ、近づくな! や、止めろ!」


 そんな下らないやり取りをしていると、アミィとメリーさんが俺達の異変に気付いたようだ。二人とも顔に笑みを浮かべながらこっちを見ている。


「あらあら~ 仲が宜しいことですねぇ~ 坊っちゃん」


「ご主人様と紫崎さんは、もうすっかりお友達ですね!」


 よかった、どうやら話の内容までは聞こえていなかったようだ。俺達はそのまま話を続けながら、散策を続けた。


 …………


「それじゃあ、ここにしようか」


「ま、無難な所ですね」


「ここは、前に一度来ましたね」


「いいじゃないですかぁ~ わたし、ファミレス大好きですよぉ~!」


 結局、前に俺とアミィで食事をしたファミレスに落ち着いた。前に来た時もそんなに味も悪くなかったからまぁ大丈夫だろう。


「それじゃあ、入ろうか」


 俺はファミレスのドアに手を掛け、中へと入っていく。ファミレスの扉に取り付けられたベルが俺達を迎える。


 俺はファミレスの中に入り、どの席に座ろうか物色する。

 すると、紫崎がツカツカと俺の前に出てら早々と席を決めてしまった。しかも、そこは俺達四人にはちょっと大きい長テーブルだった。


「紫崎君、四人で座るにはこの席はちょっと広くないか?」

 

「まぁ、いいじゃないですか。それに、すぐにこれで良かったと思いますから、絶対に」


 俺の問いに、紫崎は慣れた様子で答える。その物言いは、何だか含みをもった感じだった。


「まぁ、俺は別にいいんだけどさ」


「それじゃあ、早速注文しましょうか!」


 俺達が席につくと、メリーさんが早々と店員を呼ぼうとする。俺達もはまだ何を食べるか決めていないんだけどな。


「ちょっと待って、まずは何を食べるか決めないと……」


「そ、そうですか、それじゃあパパっと決めちゃいましょう!」


 メリーさんは何だかソワソワしている。どれだけ楽しみにしてるんだか。

 俺はみんなの注文が決まったのを確認し、備え付けのベルで店員を呼んだ。


 …………


「ご注文は御決まりですか?」


「俺はミックスフライ定食と豆腐サラダで」


「僕は海老とほうれん草のグラタンでお願いします」


「私は……ダブルベリーのパンケーキとアイスココアでお願いします!」


「それではわたしは……チーズINハンバーグとBLTサンドとシチューオムライスとソーセージ盛合せとマルゲリータとフライドチキンと鶏の竜田揚げとサーロインステーキ。取り敢えず、以上で」


 取り敢えず!?


「か、かしこまりました……」


 店員さんは顔をひきつらせながら厨房へオーダーを伝えた。どう考えても一度に頼む量じゃないだろうから、あの顔は仕方ない。


「解ったでしょう? 先輩。これがメリーに会社で昼食を食べさせなかった理由です。メリーは一度食べ始めると気が済むまで食べないと暴走するんですよ……」


「暴走って……」


「まぁ、具体的にはその場で泣くだけなんですが、結構迫力ありますよ。なんたってこの体格ですから。前に公衆の面前で泣かれたときは参りましたよ……」


「まぁ、そうだろうな……」


 ただ泣くだけでも目立つのに、メリーさんが泣くとどうなるのか。ちょっと興味が無くもないけど今日のところは遠慮しておこう。


「メリーさん、そんなに食べられるんですか!?」


 アミィはメリーさんの注文内容に驚愕の表情をしている。そんなアミィに、メリーさんはニコニコしながら話しかける。


「これくらいは文字通り、朝飯前ですよぉ~! アミィちゃんも、少し食べますかぁ?」


「いえ、私は多分自分のお料理で充分お腹一杯です……」


「も~う そんなんじゃ大きくなれませんよぉ~」


「アンドロイドが飯食って大きくなるか!」


「冗談ですよ、坊っちゃん♪」


「ハハ……」


 この後、このテーブルを覆い尽くさんばかりの料理が運ばれてきた。しかし、その料理は瞬く間にメリーさんの腹へと収まっていく。

 そのスピードたるや、メリーさんが全ての料理を食べ終えても、まだアミィは自分の料理を食べている最中だったほどだ。

 俺とアミィは、メリーさんの食べる量と早さに呆然とするばかりだった。

ここまで読んで頂き有り難うございます!

もし気に入って頂けたら、感想、評価、ブックマーク等宜しくお願い致します!

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