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第93話 ボルシィ




 (反撃開始だ!)


 現状をまとめよう。

 フラムは炎属性魔法を主体とし立ち回っている。

 フラムに対して炎属性魔法は効かない。 

 それに『貫通』によって俺の耐性スキルを全て無効化してくる。

 フラムに対し有効打となるのは雷属性魔法、地属性魔法、そして『切断者』などの物理魔法。

 これを含めフラムに対しての対策を練る。

 そう、創作魔法、固有魔法(オリジンマジック)を今一瞬で創作する。

 『炎爆燦爛球(アストライオス)』のように複雑すぎる魔法じゃなくていい。もっと簡単で威力の高い魔力を創作してやる。


 まず『座標認識』でここら一体の地形を完全把握する。

 その表面に『結界創作』で魔法の通り道をつくる。

 範囲は俺とフラムを結んだ直線の中心から半径200メートルに及ばせる。

 ここまでなら『管轄者』が余裕で演算してくれる。

 そしてその結界に『白轟雷』の容量で轟雷を流す。

 これだけだ。

 

 これだけ簡単な魔法なら1発で成功させて見せれる。


 現在俺はフラムの魔法の中にいる。

 炎の円柱で焼かれている。

 まずはここから出る。

 『空間転移』で。

 

 転移魔法でフラムの後ろ30メートルの位置に転移し『座標認識』と『結界創作』を発動する。

 『管轄者』はそんなの一瞬にして演算し俺が転移した瞬間、フラムが俺を知覚するよりも早く発動した。

 フラムが振り返ると同時に俺は腹から叫ぶ。


 「『地平落雷(アルゲース)』!」


 俺はその声と同時に地面に一斉に放電した。

 轟音と共に地面が白く光る。

 『轟音耐性』と『光属性耐性』がなければ耳も目も使い物にならなくなっていただろう。

 どっちみち『再生』で回復するがそれはフラムも同じだ。

 あくまでメインは電気による攻撃。

 想像を絶する程の電力がフラムの体を走りフラムは身動きを取れていない。

 更に地面はその高熱により溶け辺り一面マグマが溢れ赤く染った。

 地面の岩が一瞬で解けてマグマになるほどの温度を繰り出せたのだ。

 フラムでなければ身体中をマグマが溶かし死んでいただろう。

 俺も『炎属性耐性』があるので少し熱めのお風呂程度にしか感じない。

 

 「が、がが……が、ギギギ……」


 フラムは歯軋りをしながらプルプルと動いている。

 感電して動けていない。

 足場も悪かろう。

 地属性魔法を使って俺の足場を上げて俺はフラムに殴りかかる。

 大きく後から振りかぶった拳は直線を描きその終点はフラムの頭を捉えていた。

 

 拳に雷属性魔法を付与し着拳と同時に発動させる。

 

 (これで終わりだ。じゃぁなフラ……?! 転移!!!)


 その瞬間フラムを囲うように大きな砂埃がたつ。

 マグマが周囲へ散りその音は周囲の静寂を切り立てた。

 

 「ちっ……『座標認識』で周りに生物の居ないことを確認したはず! 誰だ!」


 「……フラム様……はぁ」

 

 砂埃が風に乗り飛んで行き気配が澄むと知らぬ男が見えた。

 無造作に伸びた髪は片目を隠し後ろの髪はゴムのようなもので結ばれている。

 唯一露出した左目は真っ黒に染っている。

 まるで光を反射せず心無きかの如く暗黒を宿していた。

 男はフラムを左手で支えながら右手を俺に向けている。

 右手の掌には魔力が収束されている。

 

 「すいませんねぇ、フラム様はこうゆうとこがあるのですよ」

 「おい……おいボルシィ! 何手出ししてんだ」

 「……あぁ?」

 「失礼、私は ボルシィ。フラム様に使える身の者です」

 

 誰だ貴様。

 魔力量は並の魔族より多い。

 いやレインより多い。

 こいつだけで普通の魔物5000人分以上の戦力がある。

 こんな化け物まで手下に……。


 「そんなに警戒しないで下さいよ」

 「その手を向けておいて警戒するなとは……随分と余裕が無いようだな」


 それは俺も同じだ。

 常に警戒している。

 今の2人の魔力量を合わせても今の俺の魔力量には到底及ばない。

 しかし何だろうか、2人を合わせても俺には勝てないはずなのに妙な雰囲気がある。

 まるで俺に勝ってしまうかのような余裕がある。

 男は不敵な笑みを浮かべこちらを睨んでいる。

 少しづつ再生するフラムを抱えながら手をこちらに向けている。

 

 警戒しろ。

 いつ魔法を放つか分からない。

 『思考加速』を、強化してどんな高速の一撃でも防げるように……。

 来た!

 ボルシィの掌には収束された魔力が動きを見せた。

 魔力が魔法に変わる時の変化だ。

 早めに手を打っておこうか。


 俺は『分身』で10人ほどまで俺を増やした。

 彼らを囲むように経っている分身体の体の中にランダムに『魂保存(ソウルセーブ)』で本体を入れ替える。 

 この拘束回避に追いつけるはずもないのだが。


 「めんどくさいことを……してくれますね!」


 なっ!?

 ボルシィはその時に手を上に向け空にその魔力を放った。

 その魔力は空中で花火のように弾けると地面を明るく照らしながら空高くで水の玉となった。

 何百個と言う水属性魔法が雨のように降り始めた。

 分身体がいる範囲どころか、それら全てを容易に包んでいきながら。

 

 

 

 

 

忘れてたぁ!

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ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』

・『轟音耐性』・『無限意識』

・『精神攻撃体制』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『万斛虐殺』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』

・『結界創作』・『念話』

・『空間転移』・『白轟雷』

・『精神看破』・『炎爆燦爛球』



〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

・『雷属性適性』

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