表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

88/154

第88話 ヴェーデル?




 『精神看破』の使用代償としての頭痛はだいぶ和らいだ。

 男はまだ俺の地属性魔法の中で静かにしている。

 ノヴォルさんとレイキスさんが近くで安心の表情を浮かべている。

 そしてこいつは、えっとヴェーデルの遣いだったか?

 

 「ノヴォルさん、ヴェーデルって誰ですか?」

 「なっ!」


 遣いの男は何故それを、と言わんばかりの顔をうかべる。

 というか声に出てしまっている。

 目は確実にこちらを捉えているが、体は動かしていない。

 いや動かせないのだ。

 

 「ヴェーデル? そいつは十色光魔王(ディクテット)の1人で確か神話級スキルは『拳闘神(アレス)』だった気がするの」

 「げっ魔王?」

 「そうですね……でもヴェーデルさんがなぜこんな所に遣いを送るのでしょう。私達に敵意を見せることにも」


 レイキスさんは長い黄色の髪を揺らしながら考え込む素振りを見せた。

 ノヴォルさんもよく状況を理解していないようでより混乱が増すだけだった。

 そこに確かにいるヴェーデルとやらの遣いがなんの為にここに来たのか、そしてフラムとは別件なのか。

 俺も頭が混乱してきた。


 「それにしてもなぜヴェーデルの遣いだとわかったのですか?」

 

 レイキスさんは顔を上げて俺にそう言った。

 眉がないせいで感情が分かりにくいのだが可愛いと思ってしまった。

 上目遣い? それともこの綺麗な髪? それともこのすぐに壊れてしまいそうな優しい声? 惹かれる理由は十分にある。

 可愛いと思うのに感情は必要ないようだ。

 もっとも恋愛対象者としての可愛いでは無く妹のようで可愛いという感じだ。

 見た目からも容易に想像はつくであろう?

 こんな可愛らしい孫を持ってノヴォルさんはさぞ幸せだろう。

 まぁ実の孫ではないがな。

 おっと、随分と脱線してしまった。

 えっと……なんだっけ?

 そうそう

 

 「あー、えっと……そういうスキルでな」


 俺はお茶を濁そうとしたのだがなんも方法が浮かばなかったので普通に言った。

 逆効果になってはいけないので補足説明を要するが。


 「便利なスキルがあるものですね」

 「いやぁ……それならいいんですけどね……どうやらそうもいかないらしく、心を読んだ時に代償を追うことになりそれがあの頭痛なようなんです」

 「なるほどの……便利なスキルにはそれなりの代償が伴うという事じゃの」


 さて……彼の処分はどうしようか。

 俺は男を睨み歩みを進めると男は歯茎までもを剥き出し身震いをしている。

 

 「ひぃやだ! やめてぐれぇ! 殺さないでくれぇ!」


 男が泣きわめいている。

 こいつの処分としてはノヴォルさん達に任せるつもりだ。

 魔王同士の関係や、情報の為、俺はただ助太刀にきただけだからな。

 元々はまちの安全確認だったので無事目的を達成出来て良かった。

 とりあえず俺は帰ろうかな。 

 水中都市(アトランティス)に皆を置いて来ているし、戻って飯でも食おうか。

 それからはフラムの件がまず先だ。

 ヴェーデルの問題は恐らくこっちの問題だろう。

 また使者が来た時が心配だが恐らく大丈夫だろう。

 

 「じぁ、あとは任せました。俺はここで」

 「それだけですか?」

 「あぁ、見に来ただけだったからな」

 「また良かったら来てくれな」

 「はい!」


 俺は元気よく返事をし転移魔法を行使し水中都市(アトランティス)へと帰った。




最近1300文字程度の短い話しか出せなくてすいません。

あと魔王の過去編を執筆する気は無かったのですが、魔王になったきっかけやこれまでを書くとすれば誰がいいですか?

ご意見お聞かせください。




ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』

・『轟音耐性』・『無限意識』

・『精神攻撃体制』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』

・『結界創作』・『念話』

・『空間転移』・『白轟雷』

・『精神看破』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

・『雷属性適性』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ