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第85話 エメラルドグリーン




 俺が崖から飛び降りて向かうとすぐに気付かれたがエメラルドグリーンの髪の男はびびったように動かなくなってしまった。

 だがその隙に攻撃するノヴォルさんの攻撃はちゃんと避けている。


 「は? ……なっ、なんでここに?!」


 俺が?

 「いやまぁ安全確認の為にな。その結果お前が倒すべき相手だと認識したから俺は2人に加勢し君を倒す。いいね?」


 俺は果たして何を言っているのだろうか。

 自分に脅える相手を3対1でボコす?

 可哀想な限りだ。

 ノヴォルさんもレイキスさんも嬉しい様でどこか申し訳なさそうな顔をしている。

 見る限りではそこまでの実力者には見えなかった。

 だが2人の魔王と対等にやり合っているところを見ればそれなりに戦闘能力が高いのがみれる。

 反応速度は非常に早いように見える。

 それ故に2人の早い魔法を捌けている。

 だが純粋な速度は遅いようだ。

 2人を翻弄する程の速さはあるが俺の『思考加速』の前ではまるで意味を成さない。

 ただゆっくりとホバー移動するようにしか見えない。

 楽勝だ。


 「くそ……ディルガか……」

 「よく俺の名前知ってんなぁ」


 どこから漏れた?

 いや普通に漏れるか。

 冒険者として隠す事もしてないし、なんならフラムの件とかなんやかんやで名前なんて外部へ漏れていても仕方ないだろう。

 

 「……ちっ……逃げれねぇか……おいディルガ!」

 「なんだ!」

 「殺してやる!」

 「わーお! 出会って早々殺害予告なんて怖いもんだ!」


 するとその名も知らぬ男は地面を蹴り俺に殴り掛かる。

 本格的に格闘術を主とした戦闘スタイルらしい。

 だが魔法も使わないでその速度では俺には一生勝てないよ?

 目の前ではまるで止まっているかのように少しずつ進む男が見える。

 俺は『思考加速』で体感時間をのばしその時間軸の中で動く為に『身体能力強化』を上手く調整し発動している。

 いや、常用スキル、スキルを『管轄者』が全部管轄してくれている為俺は発動をするか否かを決めるだけであとは管轄者が演算してくれている。

 『意識拡張』により遅い世界の中でも魔法のラグが無く戦闘を行える戦闘に特化したスキル構成となっている。

 そんな俺がこんな奴に負けるわけないだろ?

 ただ反応速度が俺の魔法の発動スピードを上回ってしまったら怖いので一応スピードに特化した魔法を行使しようと思う。

 それが『白轟雷(はくごうらい)』だ。

 警戒していなかったのもあるが俺すらも反応出来ずに当たってしまったスキルだ。

 これならこんな短い距離一瞬で詰めて消し炭にできる。

 しかし俺が魔法を発動させようとした時このまま消し炭にしていいのだろうか、と1つの考えが過ぎった。

 生きたま捕まえて情報を吐かせた方がいいのでは無いのかと思ったのだ。

 それに武術に対してガッツリ魔法を使うのもなんかあれだしな。

 まぁ勝つ為に『身体能力強化』などの能力強化系統の常用スキルは使わせてもらうがね。

 でもって『空間転移』も使いつつ奴よりも素早い戦闘を行う。

 

 俺は男の頭上に、転移し脚力を強化し地面に叩きつける。

 地面にはあらかじめ地属性魔法で硬い床を生成しておく。

 それに気付いた男は空中で身をひねり足から着地した。

 ものすごい反応速度だ。

 反射で魔法を使ってしまった事は忘れてくれ。

 着地したあとすぐに低姿勢のまま俺と距離を開けた。

 

 んー、決定打にはならないな。

 その後も転移魔法を連続使用し奴を叩くが惜しくも捌かれてしまう。

 高速戦闘にノヴォルさんもレイキスさんも着いてこれていない様子だ。

 遠くからこちらを唖然とした表情でこちらを見ている。

 俺が仕留めなくては……。


 奴の力の根源は素早い機動力。

 そして反応速度。

 次の一撃で反応出来ない程の速度で機動力を根こそぎ持っていく。

 その方法は魔法を使えば楽勝なのだが……。

 

 俺はゆっくりと進む高速空間で作戦を考えて考えて考えぬいた。

 

 まずは先程のように男を叩き落とす。

 俺の分身体に地面を消化させ切り返しが上手くいかないようにする。

 それ通り地面に叩き付けられた際ボロボロの地面では立ち直る際に僅かな時間と隙が出来た。

 その隙に男の近くに転移し再度地面に抑えつける。

 地面に更にめり込み体をくの字に曲げる男。

 目玉も内蔵も口から飛び出そうな顔をしている。

 

 「俺の勝ちだな」


 俺は冷酷な声でそう言うと地属性魔法で手足を拘束した。

 地属性魔法には『虐殺者』の効果を付与し動き過ぎると精神体にダメージがいくように仕向けた。

 彼は動けないようだった。

 それも彼は気絶しているからだ。

 『回復(ヒール)』で体を修復させる。

 今はまだ気絶しているがすぐに気を戻す。

 そしたら聞いてやる。

 なぜこんなことをしたのか、フラムとの関係など、細々とした事までな。




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ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』

・『轟音耐性』・『無限意識』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』

・『結界創作』・『念話』

・『空間転移』・『白轟雷』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

・『雷属性適性』

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