第85話 どうする?
宿舎へと4人を止めたら俺は再度リゼさんの部屋に向う。
理由はフラムに対しての対策などを考える為だ。
リゼさんの部屋に置いてきた俺の分身体に『魂保存』で魂を入れて意識を送る。
ちなみに『魂保存』の仕組みを話した時リゼさんは半端じゃなく驚いていた。
「へっ?! じゃぁ死なないじゃん! 分身体ばらまいとけば!」
とまぁこんな感じで。
そして何故か部屋に分身体を置かせて欲しいと言った時は物凄く口角を上げながら即答だった。
リゼさんは「ゆっくりでいいから」、と言っていたが少し早めになりそうだ。
まぁ早くて不便な事はないと思い俺は『魂保存』を使用し意識を移す。
周囲には誰も居ない。
見られたらまずいからな。
人がそこで死ぬわけだから、体だけだけど。
俺の視界が少しずつ明けていく。
右肩に重量を感じる。
魂が体に順応する僅か0.1秒ほどでそれが何か気付いた。
「リゼさん」
「ひゃ?!」
いやそんなに驚かなくても。
リゼさんはその大きなお胸様を俺の右肩に乗せて頭の上で何かをやっていた。
分身体の俺は一体何をされていたんだ……。
羨ましい限……ゴホン……んん゛……。
リゼさんはすぐに退いてしまった。
もう少しそのままでも良かったんだな……喋らなければいけただろうか……いやいや最低な妄想はやめろ。
リゼさんは梅干しのように赤面した真っ赤な顔を手で仰いでいる。
口が波線のようになっており目は大きく開かれている。
キョロキョロとどこか遠くを見てるリゼさん。
手が動く度それに比例してお胸様も動いている。
ありがとう物理法則!
物理嫌いだったけど……俺っ……勉強したいよ!
……誰か俺にビンタしてくれ。
ちなみにリゼさんの今日の服装は黒いワンピースのような服で足が大きく露出している。
谷間様も服から「こんにちは」してる。
俺も目を合わせて「こんにちは」、してる場合か!
いいやそれに時間をとるのも……いやバカやめろ。
これから真面目な会議だぞ?
……いやそれならリゼさんもだよな。
まぁいっか、俺得しかしてねぇし。
馬鹿な事を考えてる間に30秒ほど経った。
それからはとりあえず椅子に座り1呼吸おいた。
「じゃ……じゃぁ始めるか」
「えっえぇ」
途中で紅茶を届けてくれたフパスさんは
(こいつらなんでこんな雰囲気なん?)
とか思っただろう。
まぁいい。
話が進めばそれで。
まずは情報不足すぎるので魔王として、十色光魔王として同じリゼさんにフラムの事を聞いてみた。
フラムは150年前に魔王となったらしくその神話級スキルは『業火神』というスキルらしく、炎属性魔法の最上級スキルらしい。
そしてフラムの強さの源は『業火神』に内包された『犠食』と言うスキルがやばいらしく、どうも殺した対象の魂を食らい自らの魔力に変換されるらしい。
それを利用し身体能力を強化したり、魔法の威力を底上げしたりと汎用性も高く自らをあらゆる方向から強化できる。
これがフラムの強さの理由だ。
これらを踏まえ考えるとリーガル村の皆を殺したのもフラム自身を強化するためか……でもなんでそこまでして強くなる必要がある?
他の魔王との差別化? それとも下克上か何か?
だが何の為だろうとリーガル村の皆が殺されたのは許せない。
絶対に仇を打ってやる……。
それとそれに対する適切な対応としては……と聞いたが特に無いそうだ。
まぁ、鬼の実力者にどうやって勝てと言うんだってこと。
そして最後に今フラムのいる場所を知っているかと聞くと、
「いつもどっかしらに旅してるから分からない」
との事だ。
ざけんなよ……。
とりあえずは情報不足が深刻だ。
フラムについて知ってる事なんてスキルの事くらい。
まぁ相手の矛を知れたのはでかいが、新しくなったばっかりの魔王に魔王の事なんて聞いてもそんぐらいしか出ないよな。
じゃぁノヴォルさんにも聞いてみるか。
俺は出たばっかりだが地王砂漠へ向かうことにした。
リゼさん可愛くね?
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ディルガスキル
○常用スキル
ㅇ『管轄者』の下
・『物理耐性』・『環境効果無効』
・『身体能力強化』・『炎属性耐性』
・『思考加速』・『意識拡張』
・『生存能力強化』・『座標認識』
・『暗視』・『光属性耐性』
・『再生』・『状態異常耐性』
・『轟音耐性』・『無限意識』
○スキル
・『魂保存』・『時間の管理者』
・『切断者』・『虐殺者』
・『消化』・『分身』
・『蒼炎』・『回復』
・『結界創作』・『念話』
・『空間転移』・『白轟雷』
〇属性適性
・『地属性適性』・『炎属性適性』
・『雷属性適性』




