第81話 これから
俺はレイン達の元へ向かいとりあえず食事をとる事にした。
その時に子供2人の傷にも気付いたので『回復』で治しておいた。
ありがとうございます、とお礼を言われてしまったが大したことはしていない。
昼食を食べる為に町の徘徊時にパンと少しの果物を見つけたのでレを持ってきていた。
パンはカサカサになっているし、果物はオレンジのような果物て表面に焦げ跡のようなものがついている。
だが食えないほどじゃない。
ちょうど4人分ある。
俺は4人にそれらを渡した。
3人はみるみるうちにパンにかぶりついた。
ただ1人ティアさんは
「ディルガの分は?」
「俺はもう食った……川に水をくんでくる」
俺は適当に返した。
もちろん食ったなんて嘘偽りだ。
『生存能力強化』で食事なんて必要ないのだ。
食ったら食ったで魔力に還されるだけだからな。
食ってないことを悟られないため、そして水分を補給しないといけないので俺はバケツをもって川に向かった。
川沿いには上位魔草が2本生えていた。
ついこないだまで新種だったのにすごいなこいつの繁殖能力。
「「イリイリイリイリイリリリリリリリリ!!!」」
「はぁ……うっせぇな」
相変わらず気持ち悪い鳴き声で鳴きながら木の根のようなものを地面から伸ばし俺を殺そうとする。
左右1本ずつ、後ろ2本、計4本の木の根が俺を襲う。
前までなら避けなければ潰されて死んでいた。
だが今は違う。
昨日思いついた合わせ技をやってみるか。
『結界創作』を発動、行動不能結界を展開。
そしてその結界に上乗せとして『消化』のスキルを効果として上乗せする。
すると結界内で止まっている木の根から湯気のようなものが出始め徐々に消化されていく。
実に面白い。
もう俺に近づいただけで溶けて死ぬよ。
初めてやったが意外と上手くいった。
ゲームとかでも個々の強さだけでは勝てなくて、弱くても特殊スキルなど特徴を上手く使うことで強大なボスにも立ち向かえた。
まぁもう今は強大な敵とは言えないが。
あの頃は固めた魔力の防御で倒せなかったが今は違う。
俺がお前を圧倒する番だ。
2秒もすれば結界内の木の根は全て消化され俺の魔力として還された。
上位魔草は武器を失ったように繊維を喪失させた。
あとは燃やすだけ。
だけどここでもスキルの練習の為に合わせ技を使ってみようか。
まずは『切断者』で魔力の収束を行う。
それに『蒼炎』のエネルギーを付与し速度を上昇させる。
それを放ってみる。
普通に『切断者』だけでも良さそうだがこれからの為に練習だ。
そして『空間転移』で戦闘中に瞬間的に移動する練習もしておきたい。
『管轄者』によるスキルの高速演算で魔法陣展開のてますらも省き『座標認識』による空間の知覚速度を上昇させ瞬間的な移動を可能とする。
言わば瞬間移動だな。
俺はそれ通りにやり上位魔草の後ろに回る。
上位魔草共は気づいていない。
瞬時に速度を上昇させた『切断者』を発動する。
するとエフェクトすら見えずに上位魔草が切断され死んだ。
2秒ほどは頭が落ちなかったがすぐに地面に汚い音を立てながら落ちた。
あっという間だった。
この僅か数秒でものすごい成長を見せたような気がした。
これならフラムも……。
俺はそのまま川の水をくみレイン達の元に戻った。
いよいよ主人公ディルガ覚醒!
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ディルガスキル
○常用スキル
ㅇ『管轄者』の下
・『物理耐性』・『環境効果無効』
・『身体能力強化』・『炎属性耐性』
・『思考加速』・『意識拡張』
・『生存能力強化』・『座標認識』
・『暗視』・『光属性耐性』
・『再生』・『状態異常耐性』
・『轟音耐性』・『無限意識』
○スキル
・『魂保存』・『時間の管理者』
・『切断者』・『虐殺者』
・『消化』・『分身』
・『蒼炎』・『回復』
・『結界創作』・『念話』
・『空間転移』・『白轟雷』
〇属性適性
・『地属性適性』・『炎属性適性』
・『雷属性適性』




