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第60話 レイキス・インフィジルド


 「はぁ……」


 だるそうな目でため息をついてしまった。

 雷属性の魔王を助けて欲しい?

 お前強いんだから自分でやれや……。


 「もちろんタダでとは言わない。成功した暁には報酬ははずむ」

 「やりましょう! 具体的な内容を!」


 レインは慣れた様子だが、ファム、ツァム、ノヴォルは「いやこいつまじか……」みたいな目で見てくる。

 いやその目やめてよ。


 「……っ、わしからの依頼の内容だが……レイキスを救って欲しいのだ」

 

 レイキスって雷属性の魔王だろ?

 それを救うって……何が……無理だろ……。

 ほかの魔王とも戦ったことあるがやはり魔王ってすごい強いんだ。

 それが助けを求める状況って……。

 次こそ本当に死ぬかもしれない。

 

 だが……くそっ!


 理性と金への思いが頭の中でぶつかり続けた。

 その結果出た答えは……


 「分かった」


 だった。

 自分で言うのもあれだがクソだな。


 「で? 倒すって具体的にどうやってやるんです?」

 「はい、それは現在に至った経緯を説明する必要がありますかね。この町の電力は全てレイキスが担っていたのです。が、そのレイキスが現在暴走してしまって……原因ははっきりとしてないですが、恐らく魔力枯渇による本能化とかだと思っているのです」


 魔力を消費しすぎて自我を失うなんて魔王らしくもない。

 きっとなにかほかの要因があるはずだ。

 



───???


 あれだけのスライムを一気に倒した化け物が獲物(レイキス)と接触している。

 レイキスを排除するついでにディルガも一緒に死んでもらおう。

 こんなヤツら駒でしかしかない。

 俺の為に動く駒だ。

 

 俺の固有スキル『魔生命体操作(カタストロフィ)』は配下にある魔物以外でも魂を掌握し、操作可能。

 ただし一定の知能指数があると無理だが、それも限界値は高い。

 魔力量に応じて普通の魔人なら操れる。

 

 これで魔族の村を支配し地王砂漠(ノヴォルデザート)へ向かわせる。





 不敵な笑みを浮かべながらペンを進めた。

 俺らは今こいつに操作された魔物達がこの町を襲おうとしているのにまだ誰も気づいていない。




───地王砂漠(ノヴォルデザート) リガリス



 ここです。

 ノヴォルさんに連れられてやって来たのはこの城の地下室だ。

 怪しげな雰囲気が包むこの地下室にレイキスというのも雷属性の魔王が存在するらしい。


 「すまないね、だけど私ではどうしようも出来ないのだ。リゼに聞いたらディルガ様という私より何倍も強いお方がいると聞いたのでね」


 リゼさんに?

 魔王同士でも繋がりはあるのか?

 それならフラムにも狙われてしまっているかもしれない。


 「魔王同士でも繋がりはあるのですか?」

 「んー十色光魔王(ディクテット)内での会議のようなものは200年に1度くらいでありますね」


 さっ200年?!

 空きすぎだろ……。

 いやまぁ魔王だからそれぐらいが普通なのか?


 「リゼとは10年前に最年少で魔王になった言わば天才で、世話は当時私がやっていたものでね。孫みたいなものなんだよ。まぁもう水中都市(アトランティス)に行ってしまったがね」


 歩きながらノヴォルさんはそう言う。

 その顔はすごく幸せそうだ。

 リゼさんの祖父のようなものか……。


 「……転移魔法が得意なのだがリゼが教えて欲しいと言ってな。まぁそりゃあんな深海にずっといるんだ外にだって出たくなるのも当然だな」



 なるほどそういう事か。


 全てが繋がった気がした。

 弱い繋がりではあるが。


 ならば転移魔法でまた会いに行こう。

 これが終わったらすぐに。

 いやなんかフラグみたいじゃね?!




 それから2分くらい歩いた。

 岩手囲まれた地下室は夏なのに対して肌寒かった。

 あまり明るい訳では無いが少しづつ明るくなっているのが分かった。 

 目の前の曲がり角から急激に明るくなっている。

 その曲がり角を曲がると思わず空いた口が閉じなくなりそうな光景があった。


 1人の少女が実験用のカプセルのような物に閉じ込められている。

 中は薄緑の液体で満たされ、炭酸のように泡が上に昇っている。

 少女は実験服の様なものを着ていて手足は拘束され繋がれ身動きが取れないようになっている。

 『座標認識』にはその少女を拘束する鎖に物凄い速度で魔力が吸収されているのが分かった。


 ノヴォルさんによればこの少女が雷属性魔王(レイキス)らしい。

 でも何故こんな所に……。


 するとノヴォルさんは続けた


 「彼女……レイキスを助けてやってください!」


 魔王に頭を下げられてしまった。

 冷えきった岩の地面に頭を擦り付ける

 地面にノヴォルさんの体温が移る。


 「分かったよ……何すればいいか聞かされてないが、最善を尽くすよ……」


 溜息気味に言葉を吐いた。

 残念。

 俺は押しに弱かった。

皆はどんなキャラが好きですか?

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ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』

・『結界創作』・『念話』

・『空間転移』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

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― 新着の感想 ―
[気になる点] レイキスなのかエレキスなのか、救って欲しいのか倒して欲しいのか。
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