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第57話 2人組に連れられて


 あと1人……。

 大柄な男は背中に大きな剣を装備している。

 一撃必殺系統の技を打ってきそうだ。

 俺は剣術について一切の知識を持ち合わせていない。

 さっきの男は何とかかわせていたが……次はどうだろうか。

 俺の動きの癖を理解してかかってこられたら終わりだ……。


 俺は男をみて構える。

 瞬きを忘れるほど集中して。


 いいや、瞬きしたらすぐに死ぬと本能で感じていた。

 鋭い目で男をみる。

 全体的に見るのではない。

 足、手、関節、筋肉、目線、剣、体全体の向き。

 そして魔力の流れ。

 細かい所まで凝視しろ。


 だが男の魔力は波1つ無く、凪いだ様子だ。


 すると男は口を開く。

 詠唱か?

 それとも……


 「降参だよ……さすがだ」


 口から出たのは思いもよらない言葉だった。

 降参? 何言ってる……これも罠か?


 「警戒を解いてくれ……」

 「いや攻撃してきたのはそちらですよね……そう言われても」


 困ったと眉を寄せる男。

 いやいや困ってんのこっちだからな……。


 「じゃぁそのままでいい。君にはやって欲しいことがあってここに来た」

 

 なんでそんなに上から目線なんだよ。

 ムカつくが進まなそうなので流す事にした。

 と言うか俺がぶっ飛ばしたもう1人の双剣使いはまだあそこで寝て……いない?!


 どこに行った……やっぱり話に集中させて裏を取ろうと……。


 「大丈夫か?」

 「いてて……流石にノヴォル様が望む魔人は違ぇなぁ」

 

 は?

 いつの間に移動しやがった?

 

 音も無く双剣の男はガタイが良い男と合流した。

 後頭部を掻きむしりながら話している。


 レインは相変わらず地面で寝ている。

 レインを再度持ち上げた。

 本当にこいつなんでこんな音ならしてんのに起きないの?

 恐ろしいやつだ。


 「俺はファム、こいつはツァム」


 ガタイのいい男がファム。

 双剣の男がツァムと言うらしい。

 なんだよその双子みたいな名…


 「ちなみに双子ね」

 「まっじかよ!」

 

 全然似てねぇな……。


 「で? 俺に何の用だ?」

 

 レインを抱えてはいるが、俺は警戒を怠らない。

 少し冷めた態度でそう尋ねる。

 まだ警戒しているのかと呆れている様子の2人。

 そんな中で爆睡してるレイン。

 

 (こいつまじで! ……)


 「地魔王のノヴォル様を知っているか? 」

 「ノヴォル? なんだその変な名前」

 

 あっやべ。

 地雷踏んだかも。

 2人の目付きがいきなり鋭くなった。


 「今なんて?……」

 「えっといや……ノヴォル様……です」


 2人の目付きは少し緩和された。

 いやー、こっわ!


 「そのノヴォル様がお前を望んだのだ」


 こいついつまで自分が上の立場だと思ってんだ?

 てか俺を望んだ?

 何用で?


 「何が目的で?」

 「それは我らでも伝えられていない。とにかくついてこい」

 「いや、行けるか! 襲撃して俺の事を殺そうとした挙句ついてこい? ざけんな!」

 「いやいや、君が目的の対象が確かめたかったんだ」


 ツァムが否定してから説明するが納得がいかない。


 「いやあれ明らかに殺しに来てたよね!?」

 「いや、最初はそんなつもり無かったのだが……その……楽しくなっちゃってつい」

 「バッカかてめぇ!」


 ツァムは完全に黒だ。

 よし殺そう。

 なんなら『虐殺者』を極限まで強化して1発殴るでもいいが……。


 「それで、来れますか?」

 「行けるわけねぇだろ、内容も期間も分からないような仕事……」

 「報酬は弾むと思いますが」

 「よし行こう」

 「わーお、こんなにも綺麗な手のひら返し」


 くっくそ!

 金を出すのはダメだろ! 

 だが……金が欲しぃ!

 相手は魔王だぞ?

 きっと報酬も弾むはずだ。

 こいつらが信頼にあたいするかはしらんがな。


 「おい! レイン起きろ!」

 

 とりあえずレインにも状況を説明するためにここで起こしておこう。

 俺は背中にいるレインに大きな声をかけながら揺らした。

 

 「あっすまん、睡眠魔法解くの忘れてた」

 「え、何それ」


 睡眠魔法……知らない響きだった。

 ファムさんによれば対象に一定の波長の魔力を浴びさせて睡眠を促す魔法だそうだ。

 俺は『生存能力強化』の効果によって眠らなくても死な無い体で、それのお陰で寝なかったようだ。

 それにしてもレインはその魔法で寝たのか?

 いつ使ったかは知らないがそれより前に寝ていた気がするが……。

 実際こいつ飯食って眠くなってたし。

 まぁ言われてみれば不自然な程急に眠くなっていたか……。


 「よし、解いたぞ……あれ? なぜ起きない」

 

 ファムさんすいません! 

 こいつ普通に寝てるんです!

 (はぁ……管轄者、『虐殺者』使用)

 〈はい〉


 管轄者はハイハイこれね、と言わんばかりに『虐殺者』を解禁した。

 「レイン起きろー」


 俺はまたレインの頬をつねった。

 

 「いや゛っ!」


 すまんな。

 俺はそれからノヴォルとかいうやつの所へ行くこと、そこの2人のこと、色々あったことを話した。

 眠そうな顔をしていて頭に入って無さそうだったが。

 俺たちは下山を初めて、ノヴォルとかいうやつの所へ向かった。

 ユッサル山を下山してまもなく、目の前には広大な砂漠が広がった。

ノヴォルって誰?(すっとぼけ

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ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』

・『結界創作』・『念話』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

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