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第52話 魂?


 リゼさんを病院へ運びレインと合流した。

 リゼさんを運ぶ時すごい笑顔で気絶していた。


 俺とレインは診察を終えるとフパスさんの所に向かった。

 色々と報告をしておいた方がいいからだ。

 俺は『再生』でもう完全に肉体が回復していた。

 レインも目立った傷はなく1回の診断で済んだようだ。

 しかしリゼさんは体に傷は無かったものの大量の魔力消費により魂が削られ倒れてしまったとフパスさんから伝えられた。


 魂……。


 曖昧な存在だと思っていたが魂とは一体何なのだろう。

 体に入って命を維持させる物?

 それとも精神に作用する物?

 でも命だって体がボロボロになればすぐに死ぬし、精神だって脳の中のことに過ぎないからな……。


 と言うか俺達は命だって原子が一定の法則に基づき組まれただけだからな……。


 「レイン、魂ってなんだ?」

 

 郷に入っては郷に従え。

 なんか使い方は少し違う気がするが、こっちの世界の事はレインの方が詳しいんだ。

 俺は横でソーセージみたいのにかぶりつくレインにそう聞いた。

 するとレインはポケっとした顔でこちらを数秒見つめた後に


 「魂……よく分かりませんね……ただ大切なものとしか知りません……」


 レインでも霧のかかったような知識しかない。

 きっとフパスさんもそんな感じだろう。

 医者はなんで魂の存在を知覚できる……。


 (お前らは魂知ってるか?)


 俺は精神世界の2人に聞く。

 出来れば『管轄者』だけが良かったのだがきっと大賢者がうるさいので2人に聞くことにしたのだ。


 《はいはい! 私私!》 

 (はい、大賢者さん)


 俺は嫌な予感しかしなかったが自己主張の激しい大賢者に当てた。

 

 《私は知りません》

 (じゃ言うな!)


 やっぱりな。

 大賢者は何故こんなにも自信がたっぷりなのだろうか。

 羨ましい限りなのだが少しは抑えて欲しいものだ。

 

 (管轄者は?)

 〈すいません、私もそこまでの知識に及んでおらず……役に立てなくてすいません〉

 

 管轄者でも知らない知識……いや待てよ……本来なら「大賢者でも知らない知識」、ってなるんじゃ?

 

 俺はその時本能から大賢者ではなく管轄者を頼っている事に確信を抱いた。

 ずっと前からそうだったのだが今この瞬間確信を抱いた。


 〈えっと……でもなんか『魂保存(ソウルセーブ)』ってスキル……これ魂に関係があるのでは?〉


 それだ!

 えつと……『魂保存(ソウルセーブ)』はと……


 俺はスキル一覧からこの謎のスキルの効果を再確認する。


 『魂保存(ソウルセーブ)


 魂と肉体の分離を可能としまたその行先の操作も可能。

 

 ……どういう事だ?

 魂と肉体の分離……それにその行先……意味がわからない。

 まるで魂が体の中に入っていてそれを出したり入れたり出来るみたいじゃないか。

 それが出来たところで何ができるってんだよ。

 どうせ死ぬだけだろ?



 結局魂については分からずじまいだった。

 何なのか気にはなったが別に大した問題じゃないと思っていた。



 この頃は。

 

 



 それから俺はリゼさんの病室へ見舞いに向かった。

 なんとリゼさんの病室は病院の1番上の階だった。

 流石だな。

 多分リゼって名前だけで最上階だろ。


 リーガル村だったら恐らく階段を登るだけで死ねるが水中都市(アトランティス)にはエレベーターがあるのだ。

 いやそもそもリーガル村にはこんなに高い構造物なんて無いんだけどね。

 

 エレベーターにレインと乗り最上階のボタンを押し最上階を目指した。

 10数秒乗っていると着いた。

 だがそこは最上階では無い様子だった。

 目の前には短い廊下があり前に進むと何度か道はくねっていて先がよく見えない。

 歩いていくと目の前には長めの廊下が現れた。

 廊下の先には広い階段がある。

 きっとそれが最上階への入口だろう。

 だがその階段の前には門番かのようにガタイのいい魔人が2人立っている。

 2人とも知らない顔だ。

 

 2人は俺を確認した瞬間手に持つ薙刀(なきなた)のような武器を俺に向ける。

 俺は手を挙げた。

 降参だ俺は何もしない。

 

 「手を下げろ! 」

 

 は? 何でだよ。

 あっそういうことか、俺が魔法を使うと思って警戒してんのか。


 俺は少しダルそうな顔をしながら手を下に下ろした。

 

 「何者なんだ!」

 「ディルガだ、こいつはレイン」

 「証拠は!」

 

 証拠?! …………。


 「どうせ魔法使ったら殺しにくるんだろ?」

 「当たり前だ!」


 ……


 はぁ……、乱暴はしたくなかったのだが……。

 

 俺は少し体を揺らすと時速300キロほどで奴らに近ずきうなじを叩く。

 2人は反応すら出来ずに夢の世界に飛んで行った。


 字面に横たわる2人を下目にレインを呼び階段を登った。

 リゼさんには謝っておこう。

 一応……『結界創作』で廊下に膜のように防御結界を展開する。

 門番がこのザマなので誰かが入ってきてしまった時の為だ。

 


 それから普通に歩いてるだけで2分くらい消費した階段を登り終えるとすぐに厳重そうな扉が目の前には現れた。


 コンコンコン


 俺は扉をノックする。

 中からは


 「はーい、空いてますよどうぞ」


 っと声が聞こえた。

 俺は大きな扉を横にスライドし開ける。


 「こんに……へぇ?! ディルガ様?!」


 ベッドの上で座るリゼさんは少し跳ねて驚いた。

 その顔は少し赤い。


 「リゼさん大丈夫ですか?」

 「えっえぇ……だっ、大丈夫、です」

 「おふたり何かあったんですか?」


 目線をそらす俺たちに対しレインが疑問顔で聞く。

 いや別に何も無いんだが……。


 「それなら良かった……そうそう……安全を確保出来たら帰ろうと思ってたんだけど……」

 「え! 帰っちゃうんですか?」


 リゼさんは胸の前で指を交差させながらそう言った。

 

 「あの……では少しだけいいですか……」


 リゼさんはさっきより顔を赤らめてそういう。

 

 え?

 レインいるんだけど。

 結婚の事なら2人の時に……


 《ほんと妄想好きね》

 (うっ、うるせぇ!)

 

ほんとに2本投稿出来ないのすいません!

良かったら☆やブックマークでの評価お願いします!




ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』

・『結界創作』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

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