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第49話 水中都市戦争 前半


 俺は歩いている。

 水中都市(アトランティス)の道を。

 そして俺は怒っている。


 ディルガ殿に迷惑をかけたこと。


 そして何より……

 「飯の邪魔すんなよ゛ぉ!」


 気圧された人間(クズ)は足を止める。

 

 その隙を俺は見逃さない。

 体がぼやける程のスピードで人間に殴り掛かる。

 飛ばされた人間(クズ)の柔な体は凄まじい距離を飛び防御結界に当たり弾けた。

 どんどんと寄ってくる小汚い人間(クズ)どもを回転しながら蹴散らしていく。



 レインはまるでブレイクダンスでもしているかのように人間たちを倒していった。

 人間たちはその高速な攻撃に反応すらできずに首を胴を亡き別れにしていく。

 鮮やかな赤色がまるで花火のように散っていく。

 レインはその全てを魔法元素に還すことで辺りに血が着くことも、酷く飛ぶことも無く青い光となりレインの体に吸い込まれていく。

 


 こいつら本当に馬鹿だな。

 既に10人死んだ。

 流石に学習して少し離れた所で魔法を発動しようと詠唱をしている。

 そんな距離一瞬で詰められるのにな。


 俺は振り返り詠唱をしている人間(クズ)を一瞬睨むとその刹那の時間で後ろに回りこみ頭を吹き飛ばした。

 俺が元いた所に『幻影』体を残して来たため、気を取られている他の人間(クズ)たちも殺した。

 

 「ひぃ!」


 残った10人を睨むとそんな不快な声を上げて腰を抜かしてしまった。

 

 「大丈夫……痛みは感じないよ」


 すると人間(クズ)たちは手を使い後ろに下がろうとする。

 だがこんな下等生物の腕力で下がれる訳もなく呆気なく死んで行った。


 「きっきさま! なにものだ?! ここの長か?!」


 一際大きな個体が口を開く。

 そいつはごつい鎧を身に付けている。

 長いランスのような武器をかまえ気を立てている。


 「違う……俺なんかが長のわけないだろ」


 ここの長はリゼさんだ。

 それに俺達にはディルガ殿がいる。

 俺なんかが長の訳あるまい。

 だがこいつらを殺すには俺で十分だ。


 「早く飯食いたいから、死んでくれる?」

 「バカを言うな……お前はこれから死ぬんだ」


 落ち着け俺……どれだけムカついても取り乱すな。

 常に冷静に……。


 「お前らみたいな化け物が人間様に勝てるわけないんだよ!」


 そいつは激しく俺を逆撫でする。

 そいつの周りのヤツは怯えて震えている。

 握力なんか残っていなくて武器さえも落としている。

 内股気味になり足を震わせ立つことが精一杯なように見えた。

 しかしそいつだけ未だに仁王立ちを続けている。


 はぁ……その胆力だけは認めてやるよ。


 俺は早く蹴りを付けたかったので『月光熊(スターライトベアー)』を使って奴らを一掃する。

 

 はずだった。


 そいつだけ生き残った。


 「はっはは! 雑魚が!」


 これで生き残るか……。

 それは流石に敬意を払おう。

 

 「お前名前は?」

 「魔物に名乗る名などない!」


 ランスを横に振りながら拒絶した。

 んー俺何か変な事しただろうか……。

 自覚がないのだが……。


 「しねぇ!」

 

 ランスを俺に向け地面と平行な状態で俺に向かって走ってくる。

 足は遅い。

 だが体幹はしっかりとしている。 

 なかなか出来るやつじゃないか。


 「な?!」

 

 俺はそのランスを親指、人差し指、中指の三本の指で止める。

 俺は空間に干渉し地魔法を使用する。

 1つはランスの持ち手辺りの上。

 もう1つはランスの真ん中の下。


 そこから岩の板を高速で発射する。

 すると簡単にランスは波のような形になった。

 

 【~】 そうそうこんな形。


 直接当てても良かったのだかなぜか俺はランスを攻撃していた。


 やつは仰天した様子だった。

 口を開けたままの状態で数秒固まった。

 やがて歯を噛み締め歯茎まで見える怒りの顔を俺に見せながらランスをなぜ捨て殴りかかって来る。


 完全にパニクっている。

 俺は雑な拳を避けていった。

 首を横に振るだけで避けることが出来る。

 たまに来るいい一撃を人差し指で流しながら避けていく。


 ん?


 やつの拳に触れた時に何か違和感を感じた。

 何か拳と俺の肌に距離を感じると言うか……何か、コーティングされてる?


 俺は瞬時に低姿勢になり広げた手でやつの腹を殴る。

 くの字に曲った体を空中へ放り出す。

 すかさず地魔法を上から発動し地面に叩きつける。


 地面にヒビが入ってしまった。

 やつは血を吐いているようだがまだ生きている。

 やはり何か薄い防御壁みたいなのがやつを覆っている。

 俺は斬撃魔法である『月光熊(スターライトベアー)』を数発連発しやつを切り刻もうとするがやつは衝撃をくらいもがくだけだった。


 ……。


 こういうのに斬撃魔法は相性が悪い。

 だったら地魔法で一瞬で押しつぶす。


 「多重魔法陣の展開……座標確認……完了……魔力供給を開始、規定量の魔力を確認」


 俺は何かを挟むような形で空中に大きな魔法陣を2つ展開する。

 ディルガ様では無いので大型の魔法には俺でも詠唱が必要だ。

 そしてやつの首を掴み真上へ投げる。

 投げた先は2つの魔法陣の中心。


 「地魔法発動!」


 その瞬間2つの魔力陣から大きな岩がやつを挟む形で飛び出してくる。

 まるで小さな虫を潰すかのようにやつを潰した。

 名も知らない人間(クズ)だったが、やつはまぁ人間と言ってやってもいいだろう。


 岩の間から青い光が出てきて俺の体に入っていく。

 30人と少しの人間(クズ)を殺しただけでもなかなかの魔力量が集まった。

 まぁ血だけでなく体ごと魔力に還していたからな。

 死んだ生き物は簡単に魔法元素に還すことが出来る。

 人間は少し硬かったが慣れてしまえばすぐに分解できた。


 食後のいい運動になったな!

 いやいや、俺はまだ食えるぜぇ!



 それからなんかフパスさんが来たが特にやることも無いため共にディルガ殿の所に行って援護をしようとなつた。

 まぁもう終わっているかもしれないが。



 




 はぁ……33人。

 人間殺すのなんかやだなぁ!

 

 俺は珍しく乗り気ではなかった。

 それも元々人間だった俺が人間を殺すんだ。

 今は魔族でもなんか、同族殺しみたいで抵抗があった。

 だが前のあいつを見たら戦わなかったら死ぬってのが見て取れたので戦うしかない。


 そいつってのは真ん中に堂々と立っている白銀の髪の毛の男だ。

 見たところ20代半ば程だろう。

 手には大きな剣を持っている。

 そいつ自身からもその剣からも異様な程に魔力が漏れ出ていた。



 「…………ブツブツ」


 え?

 何か口を動かしながら発しているが全然聞こえない。

 俺は体を少し前に出し耳に手を当てる。



 「殺す殺す殺す殺す殺す……」


 いや殺意高すぎじゃない?!

目には光なんて宿っていない。

 剣を握る手は震えるくらいに強く握られている。


今日の昼の分!

伸びて欲しいな…

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ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』

・『結界創作』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

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