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第43話 女王様?


 俺は豪快に開くドアを潜り大きな部屋に入った。

 部屋の奥には1人の女性が座っている。

 その右横に強面の男性も1人。

 恐らくあの女性がリゼ・リューグラだろう。


 深い赤の玉座に腰を落としている。

 足を組み頬杖をついている。

 圧倒的な王の風格を持ち合わせている。


 その中で綺麗な青く長い髪に整った顔。

 凹凸の激しいパーフェクト綺麗な体型。

 おっと、すまん。でもものすごいスタイルいいんだもん。


 派手な服を身にまといながらも露出するところはするという正しく完璧。

 淙属性魔法師のスーニャさんも驚くほどの美貌だったがこちらもチートなみだ。


 綺麗な海にピッタリな完美な容姿だった。


 だが明らかな属性違い。

 あぁ淙属性で同じだって?

 そこじゃないんだよ、紳士諸君。

 性格だよ。せ・い・か・く!


 

 スーニャさんは優しい幼馴染タイプ。

 あの暖かい目と穏やかな喋り方。

 乾燥した地でもいくらでも植物が生えそうだ。

 料理もきっと上手だろう。

 うん。早速嫁にもらおう。

 きっと幸せになれる。


 リゼさんは圧倒的ドS。特殊性癖をくすぐる見た目だ。鞭とかは持っていないが目だけで分かるでしょ?

 凍りつきそうだよ。淙属性だけど……。

 スーニャさんとは対象的なリゼさんは乱れ続ける波すらも瞬間で凪ぐような恐ろしさがある。

 多分普段から周りの事は誰かにやってもらっているであろう。

 そんなダメさがまたくすぐるんだよなぁ!


 おっとすまない。

 俺がニヤニヤしている間にフパスさんは1歩前へでて大きな声で、


 「水中都市軍(アトランアーミー)指揮官、フパス。報告に参りました!」

 

 え、は?! 

 水中都市軍(アトランアーミー)?!

 アーミーって軍だよな……。

 え?指揮官?!

 フパスさんってそんなに上位の存在だったの?!

 ……っ、てっきり珍しい都市に住む住人かと……。


 だがそれだったらこんな所まで連れて来れないか。

 驚いた。でも軍の指揮官だとしたら、あれだけの技を使えたのにも納得が行く。

 高度な結界魔法にものすごいスピード。

 戦闘にも慣れていた。

 人型にならなくてもあのスピード。

 ……やばいな。あの亀。



 「発言を許可する」


 うぉぉ。怖ぇ!


 美しい唇から出た言葉には温度がないように冷たかった。

 目には光こそ宿っているが、感情は宿っていない。


 体を1ミリも動かすことの無いリゼさんは冷静にそう続ける。


 「この方が念話でお話しました方です」


 フパスさんはそう言うと俺を指さし睨んだ。

 はいよ。挨拶しろってことね。


「ご紹介に預かりました。リーガル村で冒険者をやっております、ディルガと申します。こちらは同じパーティーメンバーのレインでございます」


 俺は頭を少し下げながら挨拶をした。

 レインも様子を見て立ち上がり礼をした。


 「おぉ!あなたがディルガさんなのねぇ!」


 え?

 

 「聞いたわ!フパスがなっさけないせいで死にそうになった所を助けてくれたんですってね!」


 いや。誰?


 先程まで冷静沈着。眉ひとつ動くことのなかった女王は一気に態度が急変した。

 よく言えば上下関係を感じない先輩。

 悪く言えば大阪のおばちゃん。

 それが玉座からこちらへ歩いてくる。

 フパスさんと右に座っていた魔人は一切動かない。

 いつもそうなのか?

 魔王としての威厳を見せる為にこういう態度を取っているだけで信頼を置いた相手には素で話す的な?

 これが俺じゃなくて、何かの相談をしに来た魔人とかだったらあの女王様だったのだろうか。

 それだとしたら信頼を置かれている証拠だ。

 それは非常に嬉しいのだが……


 この人どこまでちかずいてくんの?!

 5メートル強あったはずの玉座との間はどんどん埋められていく。

 豊満なおっは〇いを揺らしながらリゼさんは俺に近ずいてくる。


 これって……でも引き下がるのは失礼だし……。


 横にいるレインは少し力んでいる。

 大丈夫だよなんもしないって。


 フパスさんと横にいた魔人は相変わらずピクリとも動かない。

 フパスさんは頭を下げたまま跪いている。

 魔人は槍のような物を上に向け持っているまま静止している。


 ねぇまじで誰か教えてって!!!


 これ……どうするのが正解だよー!


 もう既にリゼさんとの距離は1メートルほど。

 リゼさんはその瞬間距離を詰めながら腕をめい一杯広げた。

 お?これはまさか?

 ハグ展開か?


 ツンの皮を身にまとったデレ。

 なんだそいつ最高じゃないか!

 

 さぁ、リゼさんよ!思いっきりハグしてくれたまへ!

 出来れば胸の辺りを俺の顔に押し付ける形でやって頂くと光栄です!


 さぁ、さぁ!


 間の距離はおよそ50センチ!

 もうさぐだ!

 リゼさんの豊満なおっは〇いは順調に俺の顔に近ずいてくる。

 俺は顔との距離が0になる前にじっくり観察しておこうと『思考加速』を強化し体感時間を伸ばした。


 んーなるほどね。

 控えめに言って最高だ。

 派手な服は露出が激しく、絶景が広がっている。

 全くけしからん。

 そして最高です。


 リゼ山脈との距離はもう30センチ!

 くるくる!



 っと思った時、

 その刹那の時間でリゼさんの手に魔力が集まった。


 ものすごい量だ。

 俺が0.5秒程かけて出せる魔力をおよそ0.02秒程で収束までやりきっている。


 なっなんて魔力制御力だ……。

 格が違う。明らかに。

 フラムよりも威力は落ちてもスピードは異常だ。

 これまで見てきた物の中で1番早い。

 

 俺は精一杯足を踏ん張り後ろへ飛び避ける。

 俺の足が地面から離れると殆ど同時に淙属性魔法は床に着いた。

 その魔法は水を細く収束し物凄い勢いで発射されていたため床をえぐった。

 


 これ……殺しに来てね?

 流石にこれを避けなければ死んでいた。

 良かった……動機は不純だったが『思考加速』を強化しておいて本当に良かった。こんな事に魔力を使ってしまった。

 この強化が切れたらそこが俺の死ぬ瞬間だ。

 気を抜くな!

 次に備えろ!


 目を大きく開き歯を食いしばった。

 初撃からおよそ1秒が経過しようとしている。

 フパスさんや魔人はともかくレインまでも動かない。

 何をやってやがる?

 死ぬぞ。


 と思ったのだがその瞬間レイン達3人は一斉に動き出す。

 それぞれ目線とは違う方向に力が掛かり急に飛び出した。

 

 「よけた……なんて反応速度……流石は私の認めたディルガ様!」


 様?なんか恥ずかしいからやめて欲しいのだけど……いや止めなくていい。最高だ。


 と言うか流石?俺は試されていたのか?


 「試しちゃってごめんなさい。殺すつもりなんて微塵もないの」

 「いやどこがだよ!あの威力で殺さないはふざけてるだろ!」


 「リゼ様!結界魔法の乱用はおやめ下さい!」


 「結界……なるほどそう言うことか……」


 ? どういうことだ?

 この場で俺だけが理解していないようなんだが。

 俺はポケッとバカそうな顔を展開した。


 「あなた達が真の実力かを見極めたかったの。この部屋には基本的に動けなくなるように行動不能結界を展開していたの。だからフパスもレインさんも動けなかったの。」


 「動けないようにしてあの威力の魔法はやっぱり殺しに来てるだろ!」


 「いやいや違うの直前で魔力で収束するのを解こうと思ってたの」


 なるほどね……


 「いやそれでも俺びしょ濡れやないかい!」


 それにしても恐ろしい名前だ。

 行動不能結界……。

 行動する事を禁止する結界。

 一体どれだけの魔力を消費したのだろうか。

 そんな結界を細かく、そして早く展開できる。

 やはり格が違う。


 現在もニヤニヤしているが本気でこられたら生きて帰れるかどうか分からない……。


 「では!」


 リゼさんは胸の前でパチンと手を合わせ体を少し斜めた。

 可愛い……。


 「ご飯にしましょう!フパス!案内を頼むわ!」


 ごっご飯?!

 こんな絶世の美女と共に?!


 光栄な事だ。


 俺は背筋を伸ばしネクタイを締めた。

 あっごめんネクタイどころか正装でもないわ。


 フパスは「は!」っと返事を返すと立ち上がりドアを開ける。

 「では皆様こちらへ」


 ドアを手で抑え退出を促す。

 既にエレベーターは上の電気がひかり呼ばれている事が確認できた。

 優秀だ。


 だけどフパスさん……


 

 そのエレベーター、来るのにめちゃくちゃ時間かかるよね……。


 


お風呂に入ると寝てしまう。


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ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』・『回復』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

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