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第34話 復讐

夕飯を食べ任務の準備をしていた。

クイさんは窓から広大な畑を見ている。準備中にこられた時のために見張って下さってるのだ。

家の電気を消していないのはいつもそうだし何よりその姿をこの目で見たいというクイさんの願いだった。


特に準備するものもないので俺も見張りにつく。

左右の窓から畑を見渡す。

畑には様々な野菜が実っている。



……………………………………。



「来ませんね」

「油断しないでください。すぐにやってきますよあいつは」


そういいクイさんは意識を外に向け続ける。

それからおよそ5分ほどたった時外の畑に大きな影が現れた。暗闇の中だが家の中の光に照らされた


 「レインさん!今です!」

その言葉を聞き俺はドアから飛び出しその影に向かって飛びついた。俺がたどり着く寸前影は妙な動きをした後に消えた。


「消えた?!……………………っ」


俺はその場から動かないようにし辺りを見渡した。辺りに広がるのは広い畑。それ以外には特にない。優しい風の揺らめきが不気味さを増していた。


…………………………。


ずゴォ゛ォ゛ン゛!!!!!


「っ?!」



目を上下左右に動かし警戒をしていた時足元で大きな爆発が起きた。その爆発は俺から右に1メートル程のとこを中心に半径5メートル程の爆発だった。そしてその深さも地上から下に5メートル程。それだけの大きな爆発だった。



下に落ちそうになった時に地魔法を発動させ何とか落下死することは免れたが動きにくい状況になった。それにクイさんの畑にも損害が出てしまった。早急に対処しなければ。


魔法を発動させているんだ。

犯人は今もどこかにいるはずだ。この刹那の時間では遠くまで移動できないはずだ。




「ハッハッハッハー!!!」



は?

聞きなれた優しい声が鼓膜を揺らす。

上も向くと白髪のご老人がたっていた。


「クイさん!大丈夫ですか!」

「まだそんな事を言うか!」


クイさんはそう笑うと体から魔力を零し始めた。

零れた魔法元素はクイさんの体を囲み始めた。魔法元素は集まりクイさんの体を大きく変化させている。後にその魔法元素は形を成していった。



くまの形に。




「族長?!なぜ!」

「あんな事をしたお前がリーガル村で冒険者をやっていると聞いて指名依頼として呼び出したんだよ」

「あんな事をってだから俺は何もやっていない!」

「嘘をつけ!あの日集落に居なかった同胞はお前だけ!どうせ皆を殺して知らぬ顔で帰ってきたのだろ!」



そう俺に怒鳴るのは俺の種族星熊(スターベアー)の集落の長だ。すると他にも2体の熊が歩いてくる。



「あんたのせいで!……あ゛んたのせいで!母さんが!」

「レインは死ぬべきだと僕も思うよ……」


長の子供だった。長の奥さん。こいつらの母をあの日に無くして俺のせいにしている。その怒りは大きなもので愛が反転した恐ろしいものだった。


「だから俺は何もしてねぇ!あの事件に関しては魔王のフラム・ミリュンリルがやった!……っと思われる……それを裏付ける証拠だって証人だっている!」


俺は一生懸命頭を回転させ考える。


「父さん……もうすぐ毒魔法が発動するよ」


……毒?


「うっ?!……」


その言葉を聞いた瞬間全身が熱くなった。酷い怠さ、眩暈平衡感覚の欠如、歩く事以前に立っていることすらも出来ない状態だ。


「きいてきたね」

「次はあたしの番ね」


朦朧とする意識の中ぼやけた視界でやつらをとらえる。

小熊の女の手に魔力が集まっていく。その手を上にあげ俺に向かって叫ぶ。


「『月光熊(スターライトベアー)』!!!」


俺らの種族の固有スキルだった。

切断系スキルの上位に位置するこのスキルは俺らの種族の代表的なスキルだった。魔力を刃物に集結させてそれを見えぬ刃となって飛ばす。非常に強力なスキルだ。物理耐性系統のスキルを持っていてもその勢いの前では後ろに吹き飛んでしまう強力なスキルだった。


「クッソ……」


俺は重い手を斜め上にあげ飛んでくる魔力の塊を破壊しようとした。あのな半端なスキルでは俺のスキルにはかなわない…………はずだった。


「『月光熊(スターライトベアー)』!」


俺も同様に固有スキルを放った。あいつのスキルで作り出された魔力の塊に当て破壊するつもりだった。


スッ…ドゴォォォォォンッ!!!


長の娘の魔法は俺の頬をかすり後ろの地面に当たり俺の乗っていた地魔法の地面を崩した。……まずい崩れる……。


長の息子の毒魔法は効果が切れ始めている。弱い毒でよかった。だがいつくらった?毒魔法なんかくらった覚えはないが……まさかクイさんの料理に?俺が寝ている時に作った料理に毒が?だが即効性のある毒じゃないのか?遅延発動系統の魔法?だとしたらこの弱さでも納得がいく。

遅延発動系統魔法はその複雑さあまり威力が落ちてしまうから。


毒魔法が切れ始め意識がはっきりとしてくる。

動くようになった体で俺は足場が完全に崩れる前にその場から離れる。着地した目の先には三体の星熊(スターベアー)が立っている。


それも怒り狂った。


どうしようか……倒してはいけない……だがやらなければやられる。


俺は動くようになった頭で精一杯考えた。


「殺してやる殺してやる殺してやる……」


これはまずいな


そこで俺は決断した。時間を稼いで説得させる手段を考える。まずはこいつらを全員戦闘不能にさせる






今日はこれだけです

レインはどうなってしまうのでしょうか。

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ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

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