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第32話 訪問者

日が昇ってから数時間が経った。

昨日は色んなゲームをレインとしたがレインが不器用ってことはわかった。

少なくとも戦闘以外では。


それこら少しのご飯を食べた後寝ているレインを起こし少し話をしていた時のこと。


コンコンコンッ




「ん?どうぞ!」

「おはようございます。ディルガさんレインさん」

「おぉ受付!」


朝に受付が部屋にやってきたのだった。

手には厳重で小さなケースとカバンを持って。



「その【受付】ってやつやめてくださいよ……」

「じゃぁなんて?」

「私の名前は ホルン です」

「分かったよ」



ホルンか、なんかそう言う名前の楽器なかったっけ?

あったよな。



「調子はどうですか?」

「はい、いい感じです。明後日には退院出来そうです」

「それは良かった!、それで今日はお2人にお知らせがありまして」

「ほう」


すると受付絵が描かれた木札をベットに置いた。

魔草が描かれていた。


「こちらの魔草はディルガさん達がお倒しになった魔草ですね」

「あぁそうだな」


確かにそこに描かれていた魔草は俺たちが前討伐した魔草だ。


「この魔草が新種の上位魔草として登録されたのです。」

「えっ?まじ?」

「はい」


俺が第1発見者?

いやなんかその言い方だと死体でも見つけたみたいだな。

いやいや実際死んでいるこの魔草を2本も見てるけどな。


「それでこの上位魔草の名前を決める権利がリーダーであるディルガさんにありますのでそれのお伝えをしに参りました」

「なるほど、俺が名付けしていいんだ」


と言われても特につけたい名前なんて無いしなぁ。


「レインどんな名前がいい?」

「んー、上位魔草(リーフロード)とかですかね」

「何それかっこいい!」


ゲームとかアニメとかでよくあるやつだ。

なんか他だと上位魔草(アークリーフ)とか?

いやレインの案の方が個人的に好きだからそっちにしよう。


上位魔草(リーフロード)で登録お願いします」

「了解しました。それと発見料なのですが、ギルドより300000リーが支払われます。」

「「さっ30万?!」」


「はい。そしてそれがこの中に」


ホルンは先程ベットに置いたカバンを手で撫でた。


「「ゴクリ……」」


「入っても無いんですけどね」

《「「入ってないんかい!」」》


総ツッコミを受けるホルンだった。


「あはは、すいません、すいません。これは仕事の資料しか入ってませんよ」

「なんだよ……」

「退院されましたらギルドの方へお越しください。そこで支払わせていただきます。」

「わかった。」


ホルンは何かをメモに起こしているようだった。


「それにしても今回よく生き残れましたね!」

「あぁ何とかな」

「炎の魔王、フラムでしたか……あのフラムからよく」

「ここでは有名なんですか?」

「有名なんてもんじゃないですよ!!!!!」

「急にうるさいっ!」



大声を出すから驚いてしまった。

レインは驚いていない。

さすがだ。




ん?いやこいつ驚いていないんじゃなくて、驚きすぎて固まってる。

俺がレインを揺さぶっているとホルンは続ける。


「有名ですね。外ではディルガさんがフラムに勝ったと騒ぎになっていますよ」

「げっ……それはやだな」


引きこもりであった俺は人と喋るのが苦手なのだ。

いや喋れないから引きこもりになったのか?

いいやもうどっちでもいい。

こっちの世界の俺はディルガとして冒険者をしているのだ。


俺は1周目の人生のことを思い出す。

正直苦い思い出しかない人生だ。


「フラムと言えば実力派の魔王として伝えられています」


確かにフラムが最初から全力で戦っていたら俺は確実に死んでいたと思う。

と言うか、すぐに回復して今すぐに来られたら速攻で死ぬ。

今のままでは。


もっと自分を強化しなくては、そう思ったのだった。


「10人の魔王のうち上位に位置すると聞いています」

「え?!10人もいるの?!」


ホルンは【こいつまじ?】みたいな顔で見ている。

流石に旅人だからという理由は無茶苦茶か?


「魔王は各種属性や他にも闘術や剣技を認められて魔王となったらしく、その10人を 十色光魔王(デクテッド) といいます」


ほぇー。闘術なんかでもいいんだな。


「魔王の方々はそれぞれ 神話級スキル を会得しているらしく、よくは分かりませんがそれが魔王への条件の1つだと言われていますね」


へーって!流していたが今超重要単語出てこなかった?

神話級スキル?なんだそれ。

…………これを聞くとまた


「お前ほんとに旅人か?……」

っと怪しがられる。……………………まぁいい


(おい管轄者 神話級スキル って何?)

《だからなんで私じゃないの!!!》

(うるさい無能)

《え?酷くない?》

(お前どうせ分かんないだろ)

《っ……………………。》


ほらな。こいつは自信過剰に飛び出すくせになんもわかっていない。

適当なやつなのだ。


こういうやつクラスに一人はいるよね。

いつも遊んでる割に宿題写させろって言うタイプだ。


「いつも自分でやれよ!」


って言いたくなるが結局言わないで見せていた。

なんか今考えると……いやいややめろ!

考えるな。

今日はやけに前世のことを思い出すな。


(で?管轄者分かるか?)

〈……正直微妙です。スキルを極限まで極めたその先で会得できるスキルらしいですが……その、高位なものなので情報が不足しております〉

(なるほどな……ありがとう管轄者!)


《っ…………》

(どうしたよ大賢者。お前はそれでいいんだよ)

《ディルガ…あなたっ//》

(ずっと黙ってやがれ!)

《ざけんな゛!!!》



っと大賢者を流したわけだが。

それにしても神話級スキルか。

会得には随分と時間がかかりそうだ。


「それでその中でも戦闘が得意な魔王がフラムなのです」

「え?そうなのか……。それだけすごいスキルを会得している奴らの中で強い方って相当じゃね?」

「そうですね。まぁ戦闘以外が評価されて魔王へとなった人もいるそうですが、大半は戦闘が得意だと思われます。ですから皆さんが騒いでいらっしゃるのです。」

「ディルガ殿なら魔王でも楽勝です」


ホルンとレインは何故か偉そうにそう語ってくれた。

魔王か……なんか遠い存在な気がする。

魔王になんかどうせなれないさ。

なったところで魔王って何するんだよ。

首脳的な事をやれって言われたら俺はごめんだからな。

てかフラムを見るとそういう事はやって無さそうだ。

決して馬鹿にしてはいない。決してな。


するとホルンは姿勢を正し口を開く。


「それでは私はまだ雑務が残っていますのでここで」

「あっすいませんありがとうございました。」

「はい。少しでも早い退院を願っております」


するとホルンは深々と礼をしたあとにドアの前に立った。

そこでもう一度小さく頭を下げると


「では失礼しました」

「「ありがとうございました」」


そこでホルンは部屋を出ていった。

お高そうなカバンを持ったその姿は少しサラリーマンに見れた。



見えた……。



見えた?……。




いや見えなかったかもしれない。



「そうだディルガ殿。」

「ん?どうした?」

「今日は俺に対して依頼が来ておりまして、それを片付けに行くので明日の昼までは帰れないんです」

「あっそうなん……分かったよ。気をつけてな」

「はい。帰ったら水着を買いに行きましょう!では俺も行ってまいります」

「おう!行ってこい!」



まだ朝だったがその日はレインはギルドで依頼があるようで仕事に行った。

依頼内容は詳しく聞かなかった。

何するんだろう。個人への依頼か?

それだとすればすごいなあいつは。

流石【赤】階級の冒険者。



それからというもの、

俺は暇すぎたので睡眠をとることにした。

『生存能力強化のおかげで睡眠などはとらなくても生きていけるのだが、暇すぎるので管轄者に頼んで切ってもらった。』



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(管轄者ー…暇だからなんかしない?)

《私は!》

(……うるさいな)

《は?なんで!》

(管轄者、『生存能力強化』切ってくれない?)

〈分かりました。実行しますね。……〉


それからおよそ1.5秒ほど経ったとき。


〈……はいっ出来ました〉

(あぁありがとう。)






こういう事があったのだ。


それからはすぐに眠気が襲ってきたので寝た。

人々が起きて働き始める頃に寝付くことに罪悪感を抱きながら。

まあ前世はずっとそんなだったからな。


3000文字って少ないのか多いのか分かりません……


良かったら☆やブックマークでの評価お願いします!




ディルガスキル



○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『暗視』・『光属性耐性』

・『再生』・『状態異常耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

・『消化』・『分身』

・『蒼炎』


〇属性適性

・『地属性適性』・『炎属性適性』

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