第24話 あの時の
そう言うとレインは自身の過去について語ってくれた。
「その俺の種族名は【星熊】と言うんです」
「すっスター、ベアー?」
「はいそうです。主に斬撃魔法を得意とする種族です」
確かにレインの固有スキルも斬撃魔法だ。
仕組みは俺の『切断者』と似ているが、威力が俺のとは全然違う。流石は固有スキルというところだろう。
「星熊は迷い森の奥に集落がありそこで群れで暮らしているのです」
「ほうほう」
「ですが俺の住んでいた集落がある夜何者かに襲われまして……その……っ」
レインは苦しそうだった。
何かを吐き出そうとするのに吐きでせない。
そんなモヤモヤがレインを襲っているように見えた。
「ゆっくりで大丈夫だ」
「ありがとうこざいます」
そう返すとレインは下を向き少し休んだ。
やはり苦しそうに見えた。
「ん……はいありがとうこざいます。ある夜何者かに襲われまして、50ちかく居た同胞は3に減ってしまったのです」
「えぇ?!れっレインの一族が?!」
正直めちゃくちゃびっくりした。
だってレインの強さを目の前で見てきたからな。
レインが1番強かったという可能性もあるが、
それでもレインと同じ種族が弱いわけが無い。
「はい。生き残ったのは集落をまとめていた長の家族だけだったのです。」
「なっ、なるほど。すまんなあの時あるな事聞いちゃって」
「いえいえいいのです。ですが本題はここからなのです」
ここまでの酷い話は前置きだと?
嫌な予感しかしないが。
「俺はその時リーガル村にいて、それで村に帰った頃には……」
それは辛い。俺も前世で実家に帰ったはずなのに歓迎されてなかったなぁ。いやいやそんなんとは比べ物にならないし、そもそも比べたらダメだけど。
「それで俺が犯人だと容疑をかけられてしまって、それで……追い出されてしまって…そのまま何も考えず迷い森を彷徨って朝を迎え、そこで……ディルガ殿と…出会ったのです」
「んー、なるほどなー。それで……」
「おっ、俺は!」
レインは急に大きな声を立てた。
手をテーブルに叩きつけながら。
「俺は!集落を救いたい!」
レインの欲望はそういったものだった。
それは不可能に満ちているように聞こえたが、
実際は分からない。行ってみる価値など十分すぎるくらいにあった。
「おうっ!いいぜ!行こう。レインの故郷へ!」
短めですが午後にももう一本投稿しますよー!
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ディルガスキル
○常用スキル
ㅇ『管轄者』の下
・『物理耐性』・『環境効果無効』
・『身体能力強化』・『炎属性耐性』
・『思考加速』・『意識拡張』
・『生存能力強化』・『座標認識』
・『暗視』・『光属性耐性』
・『再生』・『状態異常耐性』
○スキル
・『魂保存』・『時間の管理者』
・『切断者』・『虐殺者』
・『消化』・『分身』
・『蒼炎』
〇属性適性
・『地属性適性』・『炎属性適性




