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第17話 戦略的災害破壊


 スライムは大きな輪っかのようになり俺たち冒険者完全に包囲した。

 そんな事して何するつもりだ?一斉捕食とか?

 様々な可能性が生まれる中、俺の『座標認識』に示されたのは言葉を失いそうな状況だった。

 スライムの輪っかに霧がかかったようにモヤがかかっている。これは……魔法元素?!

 円状による中心への一斉魔法放射!

 考えてみれば丁度真ん中に冒険者部隊がいる。

 だがここは丘に囲まれている。簡単には……


 ズズズズズズズズズ!

 ゴゴゴボゴコゴゴボ!


 「なんだ?!」

 「何が起こっている?!」


 部隊に混乱が生じる。

 それもそうだ辺りの丘にがスライムによって食い尽くされあっという間に平地になった。

 その間およそ10秒、激しい地響きと共に言葉にならない恐怖が部隊を襲った。

 それだけじゃない。


 「落ち着け!魔法が来るぞ!陣形を固めろ!」


 リーフルが素早く指示を出し指揮を執った。

 部隊が整えられ守りを固めた。

 スライムの周りの霧のような魔法元素は完全に吸収され、魔法が放たれようとしていた。


 ジョォポォォン!


 全てを包むような音をたてながらスライムか魔法を放った。     

それは頭上に放たれ水のように落ちてきた。


 「防御魔法展開!」


 魔法師部隊の防御魔法が展開された。

 青色の壁が頭上に展開され、スライムの魔法を防いだ。


 と、思っていた。物凄い量の物体を捕食したスライムの魔法は魔法元素濃度が高すぎて魔法障壁が無効化さた。


 ドゥオォォォン!


 スライムの魔法が落ちてくる刹那の時間の中で、魔法に切り口が入りそこから広がり部隊への被害は0に収めることが出来た。


 「大丈夫かぁ?!」

 どうやらティアさんがスライムの魔法を無効化してくれたようだ。


 スッパァーーン


 風船を割ったような鋭い音が場に響いた。

 その音はスライムを切り裂きバラバラにした。

 その攻撃はリーフルさんから出ていた。

 流石の【赤】階級だ。


 「態勢を立て直せ!」


 リーフルさんの声は突き刺さるように響いた。

 スライムは既にほとんどが再生している。


 「引き付けてから切りつけろ!魔法師部隊!炎属性魔法の詠唱開始!」


 「「「魔法陣展開!魔力供給開始!……」」」


 魔法師部隊が炎属性魔法の詠唱を開始した。

 炎属性魔法は地魔法より簡単そうに見えた。

 魔法元素を圧縮しその時に生じた熱を魔法元素で増幅させる。そんな感じに見えた。


 「「「リフレィア」」」


 空中に浮かぶ魔法陣からは火の玉が飛び出し、

 スライムを襲った。

 だがスライムには効果が無いように見えた。

 多少の衝撃はくらっているもののダメージは負っていないようだ。

 ん?スライムが急に移動し始めた。

 円形から4つの点に集まりスライムの塊が4つ出来た。

 スライムはモゴモゴしている。

 え?これ不味くね。合体してでかくなりそう。


 その予想を裏切らずスライムは合体を始めた。

 スライムとスライムの間の境目が消えていく。


 「合体される!攻撃開始!」


 ティアの言葉により魔法師部隊による魔法の連発が繰り返された。だがその殆どが吸収され魔法元素に還元されている。還元された魔法元素はスライムの回復に使われている。


 「止め!攻撃を止めろ!」


 ティアもどうやら気付いたようだ。

 その時右にいるスライムが完全に合体し1個体として魔法を放った。

 その魔法は『思考加速』を使用しても早く感じた。

 収束した炎属性魔法はティアに向かって放たれていた。

 (まずい……間に合わない!)

 赤黒い光がティアさんの顔を照らす。

 一瞬判断が遅れた。加速が出来なかった体はその体感時間の中で絶望した。が、


 スゥン…ドォォォォォォォォォン!!!


 「壁?!」

 スライムによる魔法がティアにあたる寸前壁が現れた。

 それはレインによる地属性魔法だった。

 「済まない!レイン殿!!感謝するぞ!」


 流石はレインだ。

 『時間の管理者(タイムキーパー)』やそれこそ地属性適性でどうにでもできたはずだ。

 思考がそこまで回らなかった。

 目の前にある明確な【他人の死】。

 それに明らかに身が強ばっていた。


 「レイン!あれを使う」

 「分かりましたぞ。」


 そう返すとレインはリーフルさんに報告に行った。

 「ディルガ殿と2匹倒します。リーフル殿は他と共に2匹を足止めお願いします」

 「何か策があるのですか?」

 「あぁ……上手くいくかは…いや上手くいきます」


 ……


 「ディルガ殿!行きましょう!」

 「あぁ!!!」


 レインと息を合わせ走り出す。

 その足取りは不思議と軽く、自信に満ちていた。


 「『月光熊(ムーンライトベアー)』!」


 レインの『月光熊(ムーンライトベアー)』によりスライムに切り傷が着く。その傷は深くスライムの体を半分近く切断していた。


 「ぬ゛お゛らぁぁぁぁぁ!!!」


 腕を振りスライムの体内に入れる。

 スライムに触れてしまったら捕食されそうなのですぐに手を引く。ただし魔法爆弾を置いて。



︎︎───噴水での作戦会議


 「それで策とは?」

 「スライムの中で魔法爆弾を爆発させる」

 「いやでもどうやって?」


 「俺の『切断者』かレインの『月光熊(ムーンライトベアー)』でスライムを半分ほど切断する。

 スライムが再生仕切ると魔法爆弾も魔法元素に還元されてしまうから、再生する前に爆発させて木っ端微塵にする。

 魔法爆弾は魔法とか言っているが実際は魔法をトリガーにしているだけでバリバリの物理攻撃をだ。

 スライムがいくら物理攻撃を吸収すると言ってもこれは吸収しきれない」


 「スライムなんて小さすぎて切断しきってしまうが……」

 「大丈夫だレイン俺の知ってるスライムは集まって大きくなって上位種になる。ならなくても魔法爆弾なら普通のスライムくらいすぐに木っ端微塵にできる。」

 「なるほど」



 そんな会話を思い出す。

 目の前のバカでかいスライムの中には魔法爆弾が入っている。

 『身体能力強化』を瞬間的に増幅、バックステップでスライムからはなれた。

 魔法爆弾の仕組みは単純で、『炎属性魔法』を圧縮し付与した魔石の周りに『エネルギー増幅魔法』を付与した火薬を入れる。魔石に魔力を込めることで爆発さ周りの火薬にも着火させることで大きな爆発を起こす。

 みたいな感じ。

 ちなみに袋に入れてる時には魔石に干渉出来なくなっているから一応安全ではあるが取り出した瞬間スライムが魔力を込めてきたらやばかったので、袋ごとスライムにくわせ、スライムが袋を消化した瞬間に魔石に干渉し爆弾を起こさせる。

 魔法爆弾の1番外の素材は消化されにくい物を使っているため、ほぼ確実に爆弾させることが出来る。


 「これで死ねぇー!!!」



ありがとうございました!

明日も7時に投稿しますんで、

良かったら☆やブックマークでの評価お願いします!



ディルガスキル


○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『毒耐性』・『暗視』・『光属性耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』


〇属性適性

・『地属性適性』

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