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第13話 転生者の初任務~無理ゲー臭を添えて~

「で……でっか?!!!!」


およそ3~4メートルほどの巨大な魔草が地面の中から現れた。


なぜ『座標認識』の索敵に引っかからなかった?

(大賢者!魔力量を鑑定!)

……

黙っている。恐らくビビって気絶したんだろう。

体を持たないのに気絶するかよというツッコミはなしで、だってこいつ寝るもん。おれは寝ないのに。


俺は寝ないのに!


全く使えない。


月光熊(ムーンライトベアー)』!」


キュインッ


レインの腕が振り下ろされそこから生まれた波動は魔草に当たった瞬間鋭い音をたてながら消えた。


「『物理耐性』?!」


「いや違う!やつの体を見てみろ。魔法元素の盛れ方が他の魔物とは違う」


「確かに、魔力を普通に発してる感じじゃない」


やつの体から盛れる魔法元素は少数たが体から蒸発するかのように漏れていた。

まるでオーラのように。


「魔法元素を体の周りに硬化魔法に変換して付与している!」

つまりこいつがここら周辺の魔法元素濃度低下の原因って訳だ。


「ここら一帯の魔法元素を硬化に使っている。いくらレインのスキルでもかすり傷しかつかないわけだ」

「ではどうする?俺らは切断系の物理攻撃しか持ってない!相性が悪すぎる!」


確かにその通りだ。反論の余地もないくらいに。

物理攻撃しか使えない状況で、その物理攻撃に対しての耐性がある敵。つまりほとんど積んでいる。


「レイン!魔法は使えるか?」


「あぁ!だが(つち)属性だ」


こういうのは()属性が弱点なんじゃ?


あっ


「レイン!やつの頭上に巨大な円柱状の岩や土を生成できるか?」


「可能だが20秒ほど時間がいる!」


「魔力量的には大丈夫か?」


「体内にある魔力量だけで十分上回ってる!」


十分だ!

「じゃぁ行くぞ!」


そうつげ足に力を込め魔草に向かって走った。

魔草のツルが何本もムチのようにしなり、攻撃をしてくる。『思考加速』による体感時間延長でツルの攻撃をかわしつつ、魔草の周りを回った。


俺が注意を引いている時にレインは魔法を発動させようとしていた。


「魔法陣展開。魔力量確認。適正量を確認。……」


え?

詠唱?

いや詠唱とは少し違う気がするが、魔法を放つ上での

確認みたいな?


あの電車とか飛行機の運転手が出発前にやるやつ的な。


よし魔力量は大丈夫だな。





そんなもん





「『時間の管理者(タイムキーパー)』!」


その瞬間魔草の上に巨大な岩の円柱が出来上がった。


「は?」


パリィッン


ドシャ

ドシャ……


魔草の魔力障壁を破った岩はそれと同時に割れて地面に転がった。

レインは目を見開きなにかに驚いているようだがまだ魔草は生きている。逃げる前に、


「『切断者』」


シュッ


バァシャ


イリイリイリイリイリイ……


「ふぅ……やったな」

達成感と脱力感が体を走る。

その場に座り込み『座標認識』をもう一度使用し周囲に何もいないことを確認する。


そういえばあいつはなぜ『座標認識』にかからなかったのだろうか。

魔法元素を全て障壁に費やしていたから?

いやでも魔法元素は特殊だがもれでていた。


「あいつ、ディルガ殿と同じで魔力を隠していた」

「魔力を?!それだけ上位の魔草だったってことか?」

「あの種類の魔草の上位種なんて聞いたことがない。だがあいつがそれだけ上位の魔草だったということは事実だ」


レインでも知らない上位魔草……


一応な


(大賢者、あの草のこと知ってるか?)

《知らないわね。ただ気持ち悪いのは確かね》


まぁそうだわな。


「それよりディルガ殿!」

「ん?どうした?」

「俺はなぜなの時あんなにも早く魔法を放てたのでしょう?」

「あー俺がスキルを使ってお前の時間を少し早めたからだな。」

「?!」

レインの顔は昔の少女漫画並に目を開いている。


「では毒蜘蛛(ポイズンスパイダー)と戦った時とかに不思議と物体が移動したのは、ディルガ殿のスキルのおかげなのですか?」

「あぁそうだな。まぁごっそり魔力を持ってかれるから、連発はできないし、なんなら今もほぼかれちゃってるからね。エヘヘ」

「やっ……やはり流石です!」

急になんだよ気持ち悪いな。


悪い気分ではないが。

「なぜあんな詠唱をするんだ?」

「小さな魔法くらいなら無詠唱で放てますけど、少し規模が大きくなると無詠唱時の失敗率が高まるんです」


ほー、つまり詠唱をすることで魔法発動時の手順を確認しつつ、魔法を発動することで、安全性、成功確率、規模を増大させてるわけだ。


「レイン地魔法以外は使えるのか?」

「魔法には適性というものがあって、俺は『地属性適性』というスキルを持っているから使えるけど、他は持ってないからつかえないんだ」

「へー俺でもできるかな?」

「ディルガ殿ならすぐに適性化すると思いますよ。良かったら教えますよ」

「本当に!頼む!」

お読み下さりありがとうございました。

よろしければ☆やブックマークで評価していただけるとありがたいです!



ディルガスキル


○常用スキル

ㅇ『管轄者』の下

・『物理耐性』・『環境効果無効』

・『身体能力強化』・『炎属性耐性』

・『思考加速』・『意識拡張』

・『生存能力強化』・『座標認識』

・『毒耐性』・『暗視』・『光属性耐性』


○スキル

・『魂保存』・『時間の管理者』

・『切断者』・『虐殺者』

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