第10話 種族
新生活が始まり超不定期になってしまったこの頃。
皆様に深くお詫び申し上げます。
リーガル村向かう最中俺はレインと話していた。
「レインはなんという種族なんだ?」
ふと疑問に思ったことをレインに聞くとレインは何故か苦い顔をした。
「つっ……すまない。」
なにか過去にあったのだろうか。
失礼なことを聞いてしまっただろか。
「……すまな」
そう思いそこまで言いかけた時。
「また今度話す。今は少し話す気になれないんだ」
そうレインは返した。しばらく沈黙が続く中森の中を歩き続けた。
「もう少しでリーガル村だ」
そうレインが発した。その声は驚く程にか細く先程までの力を感じさせない声だった。
「あぁ……ん?」
何か記憶が蘇る気がした。
「どうした?」
「俺…ここ通ったことあるような気がするんだが」
《気のせいよ》
(なるほど気のせいかー!あはは!)
とでも言うと思ったか。
そう大賢者は言っているが、こいつが言っているんだここ通ったな。
「ここは迷い森だからな、迷うのも無理はない。と言うかそんなことも知らないのになぜここにいるんだ?」
「えぇっと…散歩してたらな…アハハ」
変な汗が頬を撫でる中適当に言い訳をした。
「ハッハハハハハ!」
レインは大きな声で笑ってみせる。
先程までの声とは大きく違い正直少し驚いてしまった。
それにしても川沿いを歩き続けていたのになぜ迷ったのだろうか。不思議なこともあるもんだ。
《方向音痴なのは知らなかったわ》
(だったら俺をナビゲートしてみせろ)
……………………
黙り込みやがった。
「そうだディルガ殿」
「ん?」
「リーガル村の魔物たちは警戒心が強い。魔力を隠して村に入るぞ」
「魔力を隠す?」
「あぁ。やり方は分からないか?」
「すまない教えてくれ」
そういうとレインは魔力の隠し方を教えてくれた。
どのような仕組みかと言うと、オーラのように漏れ出てしまう魔法元素を収束し、体内に溜め込むと言うシンプルなものだった。
感覚的には分かるが実際に出来るかどうか。俺は精一杯魔力を制御する。んーどういう感覚か……説明するとするならば尿意を我慢する感じかな。
まぁできてるかわからんけどね。
そう思ったので俺はレインに確認を願う。
「こんなんで大丈夫なのか?」
「あぁよく出来ている。魔力の操作は一定以上の魔力量と技術力が必要だから、村の中ではバレることはありませんよ」
(大賢者、隠している魔力量を見抜くスキルとかはないのか?)
《知らないわね》
心配になって聞いてみたが……ある意味期待通りだ。
しばらく歩くと地面が整備され始めた。地面には黄色っぽいタイルが綺麗に敷きつめられていた。
整備された道を歩いていると大きな門が見えた。
あれがリーガル村の入口だろう。前には一見人間のような見た目の魔人がたっていて、
「紋章を示せ!」
そう叫んだ。
その時レインは右肩を突き出しこういった。
「紋章だ。こいつは俺の連れだ。旅人をしている」
そういった時レインの右肩には鋭い葉っぱのような模様が浮かび上がった。それは赤色の光を発した。
「しっ!失礼しました。紋章を確認させて頂きました!。お連れ様の同行も可能です!」
何やらレインにビビっているようだか何故だろうか。
そんな事を考えながら大きな門をくぐった。
———リーガル村
リーガル村は多くの魔物たちによって盛んに盛り上がっていた。道脇には出店が多く並び、魔物の流れができていた。
建築物は主にレンガのようなもので構成されていて、非常に“異世界”を感じさせる街並みだ。
100メートルほどだろうか、歩くと立派な白い建物が目の前に聳え立っていた。
「ここが役所だ。中で紋章を刻んでもらえる。」
「ありがとう。すぐに済ませてくるよ」
そう言い残し役所に入った。
役所の中に入ると女性ゴブリンが案内してくれた。本当に魔物の町だということを再認識した。
「こちらに右腕を置いてください」
そう言われ赤い布の被さった台の上に右腕を置いた。
「まずは魔力の測定をしますね」
まずい!隠している魔力がバレてしまう。
魔力量が異常なのがバレて周りに警戒されるのはアニメなどでも良くあることた。いやそれはそれで……
中学生のような脳を持った前世の俺が時々出て来てしまう。
「はい!終わりましたよ」
え?終わり?早いな。あっいやこれでいいんだけど……
「紋章を試しに示してみてください。魔力を少しだけ込めるだけで光りますので」
俺は魔力を薄く絞り右肩に流した。
「あれ?」
俺の右肩にある紋章は緑色に光を発した。形はレインのものと同じだ。
「なぜこの色なんですか?」
「紋章の色は魔力量に応じて適切な色に変化します。
その順は黒→緑→青→赤→白、の順になります。 お客様の魔力量は緑の区域でしたので緑になったわけです。」
なるほど俺の魔力の操作は成功したようだが、
(レインが赤なのが納得いかん!)
《うるさいわよ。どうせ雑魚なんだから黙ってなさい》
(はぁー神様なぜ俺はこんな奴とこんな世界に…いや……おい神! よくもやってくれたな。来世は絶対に地球に生まれさせろ!)
《神頼みなのね》
(神様がこんな残酷なことするかよ! 神なんていねぇのか?!)
《神様はいるわよ》
(なんの根拠もないセリフをどうもありがとう)
いつか絶対神を1回殴ってやる。
そんな曖昧な目標を心に決め役場のドアを開けレイン の元に向かった。
ディルガスキル
○常用スキル
ㅇ『管轄者』の下
・『物理耐性』・『環境効果無効』
・『身体能力強化』・『炎属性耐性』
・『思考加速』・『意識拡張』
・『生存能力強化』・『座標認識』
・『毒耐性』・『暗視』・『光属性耐性』
○スキル
・『魂保存』・『時間の管理者』
・『切断者』・『虐殺者』




