妹が寝ている間に姉と…
※小鳥遊は生きてました
生きてたけど、ぐったりしている小鳥遊はこのまま部活を行うのは不可能だと麗奈先輩が判断してくれて、早退することになった。私も彼女の付き添いで一緒に帰る。
「……………」
小鳥遊の家に着いて、部屋のベットに彼女を寝かせる
寝かせたとこまでは良いが…
制服だと寝苦しくないか?そう思ってしまって悩んでいる
脱がすべきだよね?うん、これは仕方ない行為だし、女同士だし問題ない
…本当に問題ないか?私って小鳥遊のことバリバリ性的に見てるぞ
流石にこの状況で犯すってことはないと思うけど
うん、だから大丈夫。脱がそう。無心で脱がそう
「どうしたの?」
ギクゥ!
振り返ると入り口に小鳥遊のお姉さんが立っていた。
脱がそうとしたことバレてないよね?脱がすのは寝苦しいと思ったからであって、決して下心があったワケではないからバレてもいいけど
いや、お姉さんとは以前も時久と抱き合っているのを見られたりして色々気まずいままだから出来るだけバレたくないな…
「ちょっと小鳥遊の具合悪くなりまして」
「家まで付き添ってくれたの?ベットにまで寝かせてくれたみたいで迷惑掛けたね」
「いえいえ、じゃあ私はこれで失礼します…」
「折角だから夕飯食べていきなよ。夜には結衣も元気になってるでしょ」
「いやいや!そんなお構いなく!」
「ううん、なにかお礼をさせて」
「お礼なんていいですよ!家近いんで!通り道なんで!」
頭を下げながら、横を通り抜けようとしたが、スカートの端を掴まれて阻止されてしまった。
普通、引き留める時って腕とか上着とか上半身掴まない?スカート掴むからビーンってなってんじゃん!これぱんつ見えてるわ
「お姉さん放して下さい!」
「妹に代わってお礼してあげたいな///」
「お姉さん!?」
いつの間にかお姉さんの眼がトロンとしている
なんで興奮してんの?ぱんつ見たからか?今日のぱんつって普通のぱんつ、略してフツパンだぞ!興奮する要素はないハズだ
「お、お礼って?」
「分かってるくせに」
入り口から押し返されて部屋のカーペットに押し倒される
拍子にドサッと大きな音がしたから思わず小鳥遊の方を見たが起きる様子はない
「結衣が気になる?」
「気になりますよ!友達にこんな所見られたくないですし、お姉さんだって妹に見られたくないでしょ?」
「んー?興奮するかな」
あ、コイツって私達に喘ぎ声を聴かせる変態だった。質問間違えたわ
「お姉さんには素敵な恋人がいますよね。これ完全に浮気ですよ」
「んー?摘まみ喰いなら浮気に入らなーい」
恋人を持ち出しても効果がないようだ
とんだ百合ビッチだよ!
「好きになったとかじゃないから安心して。今だけ、ちょっとだけ楽しもうよ。私は奈妓ちゃんが結衣の服を脱がしていたのを黙ってるから、奈妓ちゃんは今日の私との事を黙っててよ。はい!交換条件成立☆」
「成立してませんから!てか脱がそうとしてたとこ見てたんですか!?あれは制服で寝苦しいかなって思ったから脱がしてただけです。」
「えー?あんなにスケベな眼つきしてた癖にその言い訳は通らないよ」
スケベな眼つき!?おかしいな無心モードの筈だったのだが…
「んー?」
突然身体が軽くなった。私を押し倒していたお姉さんが上半身を起こしてからだ
諦めてくれたのかなって一瞬思ったが、それは違った。お姉さんは自分の髪の左右を手で握ってツインテールを作り
「ナギっち///好きだよ」
と、小鳥遊のマネをした。
「!!!!!」
こうかはばつぐんだ
やばいぃ///ちょっと大人になった小鳥遊可愛すぎ
「小鳥遊!」
思わず、小鳥遊に扮したお姉さんに身体を起こして抱き着いてしまう
小鳥遊じゃない、彼女の姉だって分かってるのに…
「ナギっち…キスして」
「うん」
瞳を閉じた小鳥遊(お姉さん)に唇を近づける
きっとキスだけでは済まないだろう




