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ナギっちの女泣かせー

「だから警告したのに…」


「はい…すみません」


放課後の部室で私は麗奈先輩に怒られている

小鳥遊姉が小鳥遊に告げ口する前に先手を打って部活の皆に報告したからだ

私から言えば小鳥遊の心情も少しは良くなるだろう


「ナギっちの女泣かせー」


「不埒者ー」


小鳥遊と眞帆先輩にイジられる

小鳥遊の様子が気になっていたが、気にしてないようだ

安堵と同時に寂しい気持ちも湧き上がる。もしかして私って小鳥遊の彼女面してる?時久のこと言えなくない?


「そこ、ふざけない。深刻な話なのよ」


小鳥遊と眞帆先輩によって緩んだ雰囲気を麗奈先輩が締め直す。今日はお得意の吹き出しはやってくれないみたい


「貴女がこのまま時久さんと部活外で抱き合う関係を続ければ『禁忌』と見なして退部させるわ」


「しょんなぁ!」


「情けない声出してもダメよ。嫌ならハッキリと断りなさい」


断らないとダメなのはわかるんだけど、時久の嬉しそうな顔を想うと心が痛む

私は意見を求めるように他の部員の顔を見る


A.眞帆先輩


「お主とは身体だけの関係だと言えば良いのではないか?」


「言えるか!」


身体の関係はないよ!胸触ったり股に膝を差し込んだりしたけどそれはノーカンで!


A.小鳥遊


「私の時みたいに押し倒してから捨てれば?」


「ブー!」


つっこむ前に麗奈先輩が吹き出した。(押し倒した件は言ってなかった)

今日はやってくれないと思っていたが、やってくれた。


「二人とも全然アドバイスになってないよ…」


ダメだこいつらは…ここは八股経験者の陽咲先輩に話を聞こう


A.陽咲先輩


「奈妓ちゃん…相手を刺激しちゃダメだよ。気を付けて…」


陽咲先輩は自分の身体を両手で押さえて項垂れている

陽咲先輩?その様子はなに?別れた時のトラウマを思い出させっちゃった?

…八人の彼女と何があったの?

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