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仲直りよりも手っ取り早い方法

夜、自分の部屋で魔女ストをした

けれどもなんか味気ない。そうだ小鳥遊からのLINEの通知がないからだ

いつもは邪魔されて鬱陶しいと思ってたのに…


ベットに寝っ転がって小鳥遊の媚び媚び自撮りフォルダを開く

私の携帯は彼女の画像でいっぱいだ。送った本人は時々消しているようなので、私の方が小鳥遊の自撮りを持っている


スクロールしながら画像を見る

去年のハロウィンの時にコスプレした画像、姉の制服を勝手に来て撮った画像

どれも眩しいくらいの笑顔だ


「寂しいな…」


思わず本音が漏れてしまった。

私は気付かないうちに小鳥遊に依存していたのかもしれない

媚び媚び自撮りフォルダが潤わなくなるのは寂しい

仲直りしよう。そう決めた私は仲直りの計画を練った。




翌朝、教室で小鳥遊に話しかけてみたが、反応は素っ気ない

クラスメイトも私達の異変に気付いたようで「何かあったの?」と聞かれてしまった。


「やるしかないか…」


策は二つある

出来れば二つ目は使いたくないけど…


一限目が終わった時点で小鳥遊を呼ぶ


「た、小鳥遊」


「遠山さんどうしたのカナ?」


名字で呼ばれた!?好感度マイナスになってないか!?

私も小鳥遊を名字で呼んでるけど、それは幼い時からそうだった訳で、あだ名呼びから名字呼びになるのとは訳が違う

心が折れそうになるが、なんとか踏み止まり彼女を誘う


「トイレいかない?」


「いかない」


プイっとそっぽを向く小鳥遊

…仕方ない、多少強引になるけど


「いいから!」


「わっ!」


無理矢理小鳥遊の手を取って走り、トイレに着くと彼女を個室に押し込んで一緒に入る


「どうちたの?おしめ代えて欲しいのカナ?」


口調こそ煽ってはいるが、私の突飛な行動に小鳥遊は少し怯えているようだ

上目遣いで私の意図を探ろうとしている瞳から不安の色が読み取れる


「!!!!!」


ほんの少し、ほんの少しだけど、確実に小鳥遊をこのまま滅茶苦茶に犯してしまいたいという欲情が浮かんだ。もう一人の私が「仲直りなんてめんどくさくね?ここで手籠めにしちまえば良いじゃん」と囁く


「…ナギっち?」


私の異変を察知した小鳥遊が蚊の鳴くような声で名を呼んだ

名字からあだ名呼びになったのは好感度が戻ったからではなく、防衛本能からだろう


私は…


★選択肢★


【小鳥遊に謝った】

【小鳥遊にキスをした】

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