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★まさかのバトル展開!?

※第一話の翌日です。

あれから沢山の人に抱かれた

会話の経験値は増えてきたが、抱かれるのはまだ慣れていない

昨日なんて『お嬢様』と小鳥遊にキスする寸前まで行ってしまった。

『お姉さま』と再会するまでは『禁忌』を犯すわけにはいかない

もう入部して1ヶ月経つんだからそろそろ余裕でこなせるようにならないと


そんなことを考えていると終礼が終わった。部活の時間だ


「小鳥遊、部活行こ」


クラスメイトで同じ部活の小鳥遊に声をかける


「それなんだけどさー」


珍しく歯切れが悪いな。なんか変な物食べたか?


「今日部活行かないで一緒に帰らない?」


「は?なんで?」


「家の用事があるんだよね」


うん、小鳥遊の家の用事があるとなんで私も一緒に帰らないといけないの?

君とは血が繋がってないハズなんだけど


「ねーお願い!」


上目遣いでこちらを見る小鳥遊

可愛いなクソが!

でも昨日の私だと思ったら大間違いだぞ、私には必殺技があるんだ!

昨日の夜、陽咲先輩に伝授して貰ったんだ!!

以下、昨日の陽咲先輩とのLINE回想


奈妓「陽咲先輩、助けて下さい!」


陽咲「どうしたの?臓器なら提供するよ?」


奈妓「人が良すぎで心配になる!!」


陽咲「えっ?」


奈妓「違うんです。臓器じゃなくて、女の子と抱き合うとドキドキしてしまうのが悩みなんです。」


奈妓「いつか抑えられなくなりそうで」


奈妓「怖いです」


陽咲「私は特にドキドキしないなぁ」


奈妓「しないんかい」


陽咲「カマキリの交尾ってとっても激しくてね。雌が雄の頭を喰いちぎったりするんだって」


奈妓「急にどうした!?」


奈妓「陽咲先輩、スマホがウイルスに感染してますよ」


奈妓「それか頭が感染しているか」


陽咲「酷いなぁ」


陽咲「気持ち悪くなったでしょ?」


奈妓「はぁ」


陽咲「抱き合っている時に昆虫のことを考えるとドキドキしないと思うよ」


奈妓「確かに!」


奈妓「ありがとうございます!」


陽咲「いえいえ」


奈妓「お礼に小鳥遊の媚び媚び自撮り写真送ります」


陽咲「なんで持ってるの…」


回想終わり

どこでカマキリの交尾を知ったのか少し気になったが、それは置いておく

とにかく私は陽咲先輩に伝授して貰った必殺技をここで使う

たかなしぃ!まさかお前にこの技を使う時が来るとはなァ!


-卍解-


【喰い尽くせ】


蝗害大洪水(グラスホッパー)


私の周囲を大量のサバクトビバッタが舞う

うう…想像しただけで鳥肌が立つ

でもおかげで小鳥遊に対する欲情は消えた

ありがとう陽咲先輩

ありがとうサバクトビバッタ×8,000万匹


「む~」


小鳥遊は上目遣いが効かなくて不満そうだ

はっはっはっ!完全勝利

…かと思いきや彼女はおもむろにブラウスのボタンを外し始める

なん…だと?

お前も使えるのか?卍解を


-卍解-


挿絵(By みてみん)


【ざーこ♪ざーこ♪】


誘惑小学生(おねロリアンソロジー)


チラッ


ブラウスの隙間から見えたブラに眼を奪われる

途端に無数のサバクトビバッタは爆散した。

む…紫だと?お父さん許さんぞ

小学生みたいな身体してるくせにギャップがやばい

そういえばコイツって恰好(ファッション)は背伸びするのが好きだったな


結衣(ゆい)!!」


凛とした声によって自我を取り戻すことができた

危なかった、もう少しで退部どころか退学になるところだった

ちなみに『結衣』と言うのは小鳥遊の下の名だ

普段は名字で呼んでるから忘れがちだけど


「お、お姉」


声の主は小鳥遊の姉だった

そう、小鳥遊にも姉が居るのだ

小さい時に何回か遊んで貰った時がある

この人も赤リボンか…


「奈妓ちゃん久しぶりー」


「久しぶりです」


小鳥遊の姉はそう笑顔で言うとすぐに厳しい顔に切り替えて妹の腕をむんずと掴んだ


「授業終わったら校門でって言ったでしょ!」


「な、なんかお腹痛くて」


「それじゃあなおさら早く帰らないとね」


姉に連行されながら小鳥遊は叫んだ


「今日は部活行っても活動しなくて良いから!!」


ズルズル引きずられて視界から消えていく小鳥遊

前に連絡先を渡されそうになったこと案じてるのかな?

なんでそんなに私のこと気にするんだろう

あいつってもしかして私のこと…


妹だと思ってる?

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