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おっぱい連打することで好感度上がる系のヒロイン

二日目の結衣のターン

…のハズなんだけど昨日と打って変わって結衣は全然攻めてこない

エゴイストどこ行った!?


「結衣ぃ」


「んー?」


「…なんでもない」


「そー」


授業の合間にこちらから話しかけてみたが結衣はスマホから目を離さずに気の抜けた返事を返してきた

私なにかした!?やっぱり昨日、屋上で揉めなかったからか?揉まれるだけじゃダメだったのか?

結衣がヒロインのゲームがあったらひたすらおっぱいをタップするのが正解なの?おっぱい連打することで好感度上がる系のヒロインなの?




キーンコーンカーンコーン


ついに一度もアタックされずに4現が終わり、お昼の時間になった


ガタッ


結衣が立ち上がったので私も慌てて立ち上がる


「どこ行くの?」


「陽咲先輩のとこ」


「ええっ!?なんで?」


「べつにいいじゃん」


「良くないって!今は私とこ…」


恋人だと言いそうになって口を噤む

大きな声を出してクラスの注目を集めているとこで言っちゃうのはマズい


ガシッ


教室から出て行こうとした結衣の腕を掴んだ

口は止まったが身体は止まらなかった


「ちょ、どこ行くの?」


「…………」


昨日の姉みたいに結衣の腕を掴みながら廊下をずんずん歩く

行き先は決まってない、強いて言うなら陽咲先輩から遠い場所


「…………」


「なにがしたいの?」


考えなしに進み過ぎて廊下の行き止まりまで来てしまった

こっから引き返すのはダサ過ぎる

…いいや、ここで


ガンッ


「痛ッ」


壁に結衣を押し付けた。横にロッカーがあるので身体は隠れた


「…昨日なにがあったの?」


「普通にデートしてただけって言ったじゃん」


「じゃあなんで冷たくしてくるの?」


「冷たくなんてしてないし」


なんだよそれ、明らかにいつもと態度違うくせに

結衣ってみんなには思ったことずかずか言う癖に私には気持ちを中々明かさないよね

…聞いても答えてくれないならこっちだって考えがある


「んんっ!?」


結衣の唇を唐突に奪う、彼女の眼は大きく見開かれた


「んっんっちゅ…ん、ん」


顔を背けて抵抗しようとする結衣の首に腕を回して押さえつけ、舌を口内に侵入させた


「はっ、あ、んちゅ……ッ」


力が抜けたのか結衣は背にしていた壁からずり落ちてぺたんと座り込んだ

私も一緒に座り込みキスを再開する


「ちゅ、ちゅ、、、、むッ…あぁっ」


私のキスを受けていた結衣の舌がぴくりと動いたかと思いきや、次の瞬間には私の舌と混ざり合った

好きな人に受け入れて貰えるのってこんなに気持ちいいんだ


遠くで話声が聞こえてくる。正直かなり危ない状況

ロッカーに身体が全て隠れているワケではないので目を凝らせば人が居るのが分かると思う、近づかれでもしたら一巻の終わりだ


「ぷはっ!ん、ちゅーーーッッ」


でも止まらない、愛を伝えるのが止められない

舌を引き抜いてそのまま結衣の首筋を吸った。昨日のお返しとばかりに思いっきり吸ってやった


「ちょ…マズイってぇ」


弱々しく呟いた結衣、確かにマズイ

教室から手を引いて連れ出した結衣が首筋に痕を残して戻ってきたらクラスのみんなはどう思うだろう?

まぁ…言い逃れは流石に出来ないよね


でも止めてやんない

冷たくされて悲しかったんだぞ、陽咲先輩の所に行かせるくらいなら関係がバレたって構わない


「はぁ…はぁっはぁ……」


チャイムが鳴ってようやく止める

お昼の時間を全部使ってキスしていたようだ、ご飯は食べ損ねてしまったが心はいっぱい


「バカ…どうすんのこれ///」


スマホのインカメラで確認しながら首筋を擦る結衣

そんな彼女にもう一つキスを落とした。

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