☆元ボランティア部同窓会
お昼休み、お弁当を広げようとしたが、結衣に「屋上で食べよ」と誘われる
結衣…屋上…お弁当…
『おっぱい揉まなかった事件』が脳裏に過ってしまい、緊張してきてしまった。
待って、まさか今度は私が責める番ってこと?
今度はしっかり揉めよって…コト!?
短いスカートを抑えながら階段を上る結衣の背中からは何も窺い知れない
屋上への扉を開けた瞬間、イチかバチか胸を揉もうとしたが、遠くに人影が見えたのでギリギリで思い止まった。
あぶねぇー『定期的に可愛い女の子と抱き合わないと暴れちゃう病』って言い訳をまたする所だった
「ん、奈妓と小鳥遊か」
「一人と一匹揃ってどうしました?」
人影の正体は眞帆先輩と詩織さんだった
どうやら二人で仲良くお弁当を食べていたようだ
「虫って言うなーー!」
「違いますよ。一匹は『負け犬』の奈妓さんの方です」
「ならいっか」
「よくないよ!?」
『負け犬』呼び戻っとる!?なんで?この前吐いたからか?
「はっ!」
「?」
二人に近付くと急に詩織さんがはっとした顔をした
どうしたん?奈妓さんを蔑ろにしている愚かさに気付いたか?
「また一人と一匹で私を襲うつもりですか?」
「え?だ、だめぇ!」
「「襲わんわ!!」」
結衣と声を揃えてつっこんだ
眞帆先輩、両手を精一杯広げて詩織さんを守ってますけど違いますからね
健気で可愛いとは思いますけど
なんとか誤解を解いて、二人の傍に座る
結衣と一緒に詩織さんを押し倒してキスしちゃったことは無かったことにしようよ
この場にいる全員得しないじゃん
「おー!詩織さんのお弁当すっごく豪華!」
「ええ、専属のシェフに作らせていますので」
「詩織の好物ばかりだな。我の母は何度言っても野菜を入れてくるのだ」
「野菜も食べないと胸大きくなりませんヨー」
「小鳥遊に言われても説得力ないのぉ」
「なにをー!」
微笑ましい会話が続く
あれ?結衣は普通に屋上で食べたかっただけなのかな?
変に身構えちゃってたよ
「詩織ぃ~、我のピーマンと詩織のローストビーフを交換してくれぬかー?」
「ええ、構いませんよ。実は眞帆の好きな濃い味付けにしているんです」
「いいなー、私のたくあんとも交換してよ」
「犬に人間が食べるモノをあげるのは良くないのでは?」
「犬じゃないワン!」
「犬と言えばさ、みんなは犬と猫どっち派なのカナー?」
いやいやいや、結衣さん?
さっきから彼女が『負け犬』呼ばわりされてるの気にしてよ。話を続けないでよ
「甲乙つけがたいが我は犬だな」
「そうなのですか?てっきり猫かと」
「ネコっぽいから猫好きってワケじゃないんだねー奈妓はどっち?」
「え、うーん、どっちかと言うと猫かな゛ぁ゛っ!?ちゅ、ちょ!?ちゅーーー、ん、ん、ん゛ッッーーー!?」
話の途中で結衣に抱きつかれてキスされる
完全に油断していたので何が起こっているのか理解が追い付かない
「れ゛、あっ、ちゅちゅッーー!ちゅ、んぁ…はぅ、ちゅッ」
待って待って待って、眞帆先輩と詩織さんの前だよ?
二人きりでも恥ずかしいのに人前でこんなことしちゃうなんて恥ずかし過ぎる
結衣さんはこういうのがお好みなの!?
「はむっ、あ、ちゅ、ん、んっ、じゅっ、ちゅ、あっ!?」
全身の力が抜け、結衣に押し倒される
彼女の責めは尚も続き、ついには唇だけでなく身体も弄られる
「あぅッ!?だめぇ!あっ、んッ、、、ふっ、ふぁぁあッ」
パチパチと霞む視界の端で眞帆先輩と詩織さんの姿を捉える
彼女らも私達の情事に触発されたのか熱いキスを交わし始める
…ことは全くなく、おぞましい怪物を見たかのように身を寄せ合って震えていた
フッ、お前らのドン引きフェイスにはそろそろ慣れてきたぜ




