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とある創造神とダンジョン支援システムの経過観察

諸事情によりツイッターでの投稿報告が出来ませんでした……。

詳しくは前日に投稿した活動報告をご確認ください…。


小森が異世界転移して69日目―――――――


『告。送信主が新たに勉学を開始しました』

「あ、とうとう勉強始めたんだ。確かに異世界言語スキルがないと言葉は勿論、その世界の文字の読み書きも出来ないからね」

『否定。勉学内容は送信主の世界の高等学校レベルの6教科です』

「異世界の事じゃないの?? というかなんで異世界に来てまで元の世界の勉強をしてるの? 真面目かな?」

『回答。勉学開始の理由は「いい加減遅れを取り戻さないと戻った時に成績が凄惨なことになる」です』

「真面目だけどなんか違った!! というか普通、転移者ってその世界に生きる事に精一杯だよ? 中には異世界での生活を楽しんじゃっている転移者もいるけど元の世界の学校の成績とか気にする人そうそう居ないよ!? 勉強するにしても魔法の勉強とかその世界の経済とかその世界の興味のある分野しかしないし……」

『告。なお、送信主が受けた小テストの現時点での結果ですが』

「え、スルー?」

『国語83点、数学89点、英語85点、理科91点……』

「うん、完全にスルーされてる。一応立場としては僕が上で相手はシステムなのに完全にスルーされてる。というか送信主の子、普通に点数が良いじゃないか。これならわざわざ異世界に来てまで元の世界の学校の勉強をする必要は……」

『地理3点、歴史2点』

「いや急に落ちすぎじゃない????」


小森が異世界転移して72日目―――――――

『希望。当システムのアップデートを申請します』

「あれ、何かデジャブを感じる。いや、そうじゃなくて、何で急にアップデートを??」

『回答。送信主の質問に対し回答することが出来なかったため、より詳細の調査を行うためです』

「え、ちょ、えええええええええええ?! 君が、オペレーターシステムが答えることができなかったって、どういう事?!」

『回答。コボルト、グレーターワーウルフ、ブラックデーモンパンサーと共に勉学会を行っている最中、送信主より質問を受けたものの回答不能。計57回の情報の再調査を行ったものの回答に値する要素を発見出来ませんでした』

「いや57回も再調査はやりすぎ!! いやまあ、確かにオペレーターシステムが普通に質問の回答を見つけることが出来ないのはおかしいね。なぞなぞとか捻くれた問題や答えのない質問ならともかく。分かった。イェラン神にこの事を報告してシステムのアップデート申請を通すように伝えるよ。それで、送信主は君にどんな質問をしたんだい?」

『回答。質問の内容は“何故自分は社会科だけ出来ないのか”、です』

「質問が割りとしょぼい!!!」


小森が異世界転移して76日目―――――――


『告。送信主が要望していた<鑑定>と<アイテムボックス>のスキル回路の設定変更の手続きが完了した事を送信主へ報告。数度の確認作業を行いました』

「あ、とうとうスキル回路の設定を変更出来たんだね。てっきりもっと掛かるんじゃないかと思っていたよ」

『回答。送信主のいる世界の創造神に悟られないようにする、という送信主の希望に沿った上で最短の手続き完了を考慮した結果、プロトタイプ版の<鑑定>と<アイテムボックス>を再インプットすることで変更手続きの時間短縮を成功させました』

「ああ、オペレーターシステムに異世界転移者特典スキルの付与も任せようとした自堕落な創造神達とスキルの改良に熱中していた創造神達が協力して出来た奴か……。確か異世界転移者特典のプロトタイプスキルって所有者に文句が多くってすぐアップデートしたって話だけど……」

『告。また、送信主の試用の結果<鑑定1.1>による自己発動が確認。現在自律行動の制限を取り組んでおります。』

「<鑑定>の自律行動って何?! <鑑定>って君みたいに所有者サポート型のスキルじゃないよね?!」

『告。なお、<アイテムボックス1.1>に関しては送信主より「更新する前に中身の整理と掃除ぐらいちゃんとしてくださいよ」とクレームをいただきました』

「何そのクレーム?! ちょっと、更新前に<アイテムボックス>中身の整理をしなかったの誰?!」


小森が異世界転移して78日目―――――――


『告。送信主のダンジョンにケネーシア王国の使者が来訪。ケネーシア王国第一王女に与える抗アレルギー薬の受け取りと、近日に開催される第一王女、第二王子の快気祝いのパーティーへの招待が目的のようです』

「そういえば以前その国の王女と第二王子のアレルギーと喘息の相談を受けて解決したって報告があったね。その時のお礼かな? 一つの国のパーティーとなると結構な大きいものだろうし、王族のパーティーへの参加なんて誰でも憧れることだからきっと送信主も喜んだんじゃないかな?」

『否定。送信主は0.1秒後参加を拒否、その後激しくパーティーへの参加を再度拒否しました』

「二回も断るほど嫌だったの!? なんで!?」

『回答。『社交性が低すぎるあまりパーティーに参加した場合死刑になり得る』と回答してました』

「パーティーに参加したら死刑になるレベルで社交性が低いってどういうこと?!? 送信主は荒くれ者の山賊とか何か!?」

『告。送信主の社交性がパーティー参加に不適格か検証を実行。結果、ケネーシア王国王宮魔術師の精神にダメージを負う結果となったものの、パーティー参加にはさほど問題ないと判断され、パーティーの参加が決まりました』

「さらっと一人犠牲が出てない!? というか相手に精神的ダメージ与えるって何したの?!」


小森が異世界転移して85日目―――――――

『告。送信主がケネーシア王国へ向けダンジョンを出発しました。』

「あ、以前話していたパーティーへ行くためかな?  確か同伴するのは誰だったっけ?」

『回答。リリス1体、エンシェントサラマンダードラゴン1体、エルダードワーフ1体、ケット・アドマー1体、ウィッチ1体、コボルト1体、計6体です』

「うん、何度聞いても屈強過ぎるメンバー。というか<変化>のスキルを持っているケット・アドマーはともかくコボルトが人間の国に行くのは大丈夫なのかい?」

『回答。コボルトはケット・アドマーとウィッチによって共同制作された変化の腕輪を着用し獣人に変化しています』

「ああ、変化の腕輪か! 確かにあれならコボルトでも人間の国に溶け込めるね。でも、なんでその物理的にも魔法的にも精神的にも強固過ぎる面々の中にコボルトが?」

『回答。人数合わせです。他の魔物たちが同行を希望しておらず、エルダードワーフとケット・アドマーがコボルトを煽り同行への参加に同意させました。コボルトは「なんでオレが憎い人間の国に」「このナイフで人間を裂くことが出来れば」「いやむしろそちらへ向かえば復讐の矛先が見つかるだろうか」と発言しているのを確認していました』

「いや同行するコボルトってあの闇の深いコボルトくんなの!?! それは初耳なんだけど?!」


小森が異世界転移して87日目―――――――

『告。送信主が同時期に転移させられた転移者3名と遭遇。全員負傷している様子はありません』

「え、それは本当かい? 送信主とは別の場所に転移されたと聞いていたけど、無事なようで良かったよ。送信主も昨日誘拐されそうになったって報告があったし、ここでの再会は嬉しいんじゃないかな?」

『告。転移者3名は第三者より送信主の契約魔物たちの討伐を依頼されており、そこに駆け付けた送信主が転移者の内一人を逆エビ固めしたところで知人であると発覚しました』

「出会い頭に攻撃?! いや理由が理由だししょうがないと思うけどいきなり険悪過ぎない?!」

『告。なお再会した転移者3名と送信主は幼年時代からの同級生であるようです。その内2名は送信主の非公式ファンクラブの会長副会長との情報を発見しました』

「下手したら幼馴染とも言える関係性なのに逆エビ固めなんてしたなんてよっぽど契約魔物が討伐されてたのが嫌だったんだ……って非公式ファンクラブって何!?」


小森が異世界転移して88日目―――――――

『告。送信主と同行者がダンジョンに帰還しました』

「あ、無事に帰ってこれたんだね! あれ、一緒に転移してきたっていう同級生の子たちは?」

『回答。送信主の提案により土壌改善方法を広め産業革命を起こすため、居住地であるアスペル王国に帰還しました』

「なるほど産業革命のために……え、産業革命? 随分とスケールの大きいことを計画してない?」

『告。ダンジョンに帰還後、アラクネを筆頭とした契約魔物たちに送信主は昨夜の一件に対し説教を受け、一週間契約魔物たちの見える範囲で生活することが決定しました』

「待って待って待って昨夜の一件って何? 送信主が何かやらかしたの? そこらへん一から全部話してくれないかな??」

『了』


 30分後……


『以上が昨夜送信主の身に起きたことです』

「送信主ちゃんもっと自分を大切にして!!!!!!!!!」


小森が異世界転移して89日目―――――――


『告。夜午前2時に<契約(コントラクト)>済みのブラッディ・ファントムが来襲。送信主のダンジョンに滞在することが決まりました』

「待って???」



小森が異世界転移して97日目―――――――


『告。野良魔物のスカウトに向かっていた魔物たちがダンジョンに帰還』

「え、スカウト? そういえば送信主ちゃんが王国からダンジョンに帰ってきた日と同じ日にスカウトに向かったって報告もあったような……。送信主ちゃんがその前日に遭った出来事が衝撃的過ぎて忘れていたよ……。どの魔物に会いに行ったんだい?」

『回答。ダンジョン在中の森の最深部に集落を作っているミノタウロスです。話し合いの結果、ミノタウロス21体と<契約(コントラクト)>を結びました』

「ミノタウロスか! ミノタウロスは獰猛で攻撃性の高い種族だけどその分ステータスも優秀だから良いんじゃないかな? ああでも、その獰猛さで間違って送信主に怪我をさせてしまったりしないかな? それに人間よりも体格が大きいし……」

『回答。ミノタウロスたちの8割は独自の進化により亜人種に近い外見を持つ、温厚な性格を持つ種に変化いているため送信主が負傷する可能性は限りなく0です』

「待って???」


小森が異世界転移して100日目―――――――


『告』

「あ、オペレーターシステム。まだ報告の時間には早くないかな? もしかしてまた送信主の方でなんかとんでもないトラブルとかハプニングが起きたのかい? まあなんだかんだ送信主が自分で解決していそうな気がするけど――――」






『“エラー”の存在が検知されました』


「……何だって?」

『告。送信主が<アイテムボックス>内のアイテムを整理中、“エラー”が送信主に接触。送信主の誘拐を実行。送信主の付近にいたグレーターワーウルフ、ミノタウロス、コボルトによって誘拐は阻止されました』

「“エラー”の特定は出来るかい?」

『回答。送信主への接触時の状況、アイテムボックスへ干渉した際の痕跡、送信主に残された痕跡を分析した結果、“エラー12”だと推定されます』

「よりによって“エラー12”か……。エラーがその後どこへ向かったか分かるかな?」

『告。“エラー12”の痕跡を元に追跡を行った結果、ランダム召喚プログラムへの干渉が確認されました。修正を行っていますが、“エラー12”の痕跡によるダメージが酷く、“エラー12”が干渉し変更を加えた箇所への修正が遅れています』

「ランダム召喚プログラムって……まさかダンジョンのシステムを利用して送信主のダンジョンに直接やってくるつもりか!!」

『告。更に、不正規な管理プログラム権限を使用し、“エラー00”よりメッセージが送られています』

「……メッセージの内容を教えてくれ」

『了』


[そろそろ此方にも関係がある事になるからアイツの気まぐれ止めなかった。そっちじゃ色々騒がしくなるけど世界時間で半月後には勝手に収まるから、直接の干渉は不要だよ。ごめんね☆]


『以上です』

「そうか……。悪いけど、イェラン神に“エラー12”の件を伝えてきてくれないかな? 僕は“エラー00”への連絡を試みる」

『了。かしこまりました』




「……軽く謝るくらいなら、さっさと止めてくれないかなぁ!?!」



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[一言] 少なくとも“エラー00”から“エラー12”まで13体の“エラー”がいるのか
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