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アンダーワールドクロニクル  作者: 鳩胸 ぽっぽ
王と私たち、王都と始まりの街
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武器を求めにいざ王都へ!

 グローブが装備不可能になったので、新たに武器をこしらえなくてはならなくなった。

 処刑人が装備できる武器種は槍、鎌、ナイフ。攻撃力が一番高そうなのは鎌で低そうなのがナイフだが…。急所を狙うならナイフの方がいいのだろうな。

 

 私は武器屋で商品棚をじっと眺めていた。


 いろんな種類の武器があり、様々な特徴がある。


 たとえばポイズンダガーと言うのは毒属性を持っており攻撃するとたまに毒にするということ。あとは炎属性だったりなど属性を持つ武器が多い。

 なるべく攻撃力が高いのを…。というが所詮は始まりの街と言われるこの街なのかどれも魅力的ではない。


「ちょっと遠出するか…」


 人がいるということは国があるということ。

 首都にいけばめぼしいものがあるかもしれないな。








 私は地図を持ち、ハイドにまたがる。

 始まりの街から王都までは馬ならば結構時間かかるがハイドならものの数分で着く距離だ。


「やってきた王都!」


 王都の門が見えてくる。

 私は途中でハイドから降りてハイドを還す。流石に見られたら騒ぎになりそうだからね。私は門に近づくと門番が私を止めた。

 

「入りたいならばこの王都に住む身分を証明するものを見せよ。もしくは王都在住者でないのならば通行料2000ギンを払え」


 というので私は2000ギンを手渡す。

 門番はとおせんぼうを辞め、通してくれる。ついでに王都の地図はないか?と聞くと500ギンで販売してるというので購入。

 王都に入ると人に溢れていた。プレイヤーもちらほら見る。


「さすが王都。賑わってるな」


 どこの首都も王都も賑わうものだ。

 私は地図を頼りに武器屋に向かう。武器屋についた。とても大きな武器屋で建物がまずデカい。私は中に入っていく。

 私は中に入ると一目散にナイフの売り場に向かった。さすが王都というべきか品ぞろえはものすごくいい。ナイフでもたくさんの種類がある。


 そん中で目に付いたのは柄にルビーの宝石があしらわれた短剣。なぜか審美眼で調べてみるとSランクという文字が表示される。

 なぜ投げ売りされてるんだろうか…。これを買わないというのもめずらしい。呪いの装備、というわけでもなさそうなのにな。


 ルビーダガー。攻撃力も申し分ないし重さもちょうどいい。これにしようかな。


 私はこれを店員のところに持っていく。

 

「えー、2千万ギンとなります」

「…なるほど。誰も買いたくないわけだ」


 ようするにぼったくりなのだ。

 私も2千万ギンという手持ちはない。ならどうするか。


「…この心玉で足りない?」

「…? これはっ!?」


 私は心玉を見せる。

 これはヴァイツダスタードラゴンのレアドロップだと思わしきもの。結構高値だと思ったので一応持ってきた。

 店員はそれを見ると店長を呼んできた。店長はその心玉を見る。


「ヴァイツダスタードラゴンの心玉…。よく手に入りましたね」

「ま、まあね。それと交換でいい?」

「もちろんですとも!」


 というのでナイフを有難く受け取った。

 そのナイフを装備し、店の外に出る。私はホクホク顔で歩いていると。


 隣から馬のいななきが聞こえてきた。私はそちらを向くと馬車が勢いよくこちらに向かってきている。御者の人は慌てて止めようとしているがそれも無意味で馬は興奮しており言うことを聞く状態ではなかった。


 私は躱そうと移動しようとすると。


「ほえ?」


 思い切り躓いた。

 あ、これ終わりましたね。


 私はそのまま、馬車にはねられたのだった。

























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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
[良い点] えっ、暴走馬車が突っ込んで来たのか。 買ったばっかのダガー、取られないといいけど。 [気になる点] ルビーダガー。〜これにしようかな」の最後にカッコ着いてましたよ。
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