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41話 グレムリンとの戦闘・後編


 爆発音と火柱が北側に上がったのを見て、俺とアイーシャさんは頷きあい、俺が

アイーシャさんを背負いながら全力で敵陣に走り込む。時速100kmで……。


 最初アイシャーさんから、この提案を受けた時、俺がすごく抵抗したんだけど

……。


「私は、大丈夫ですにゃ」


と言うので、アイーシャさんを背負って走っているところ。


 背負うって言っても、アイーシャさんは俺の体に足を絡め肩を強く掴んでるので

、俺の両腕は、がら空き状態。お陰で走りながら右腕のマシンガンアームを前に突

き出し、鋼弾を発射しながら走ることが出来る。


 ちなみに、今は、右腕がマシンガンアーム左腕がブレードアームですでにプログ

レッシブ ブレードを展開した状態で敵陣に向け走ってる。


 まず、走りながら、目の前の投石機に居るグレムリン5匹を、マシンガンアーム

の鋼弾で、次々に葬っているところ。


 ”バリバリバリ”


「「「ギギギーーーー」」


「「ギッ」」


 敵陣に着くや否や、アイシャさんは俺の背中から飛び上がり、空中で綺麗に回転

し、着地したかと思うと、そのまま、別の場所の投石機付近に居るグレムリン達を

、次々に両手に持ったタガーで仕留めている。


「「ギッギ」」


「「「キゲッ」」」


 次々とアイシャさんに倒されて行くグレムリン達。


(まるで、70”代のヒーロー物……いや、ヒロインか)


そう思ってアイーシャさんの戦いぶりに見とれていると、


 ”キン、カン、キン”


と、金属音がしたので、振り向くと、俺の足元にクロスボウの矢が3本落ちてい

た。見ると、もう1つの投石機付近に居るグレムリンが、俺に向けクロスボウの

矢を発射したのだった。


(いや、全然効いてないけど)


と思いながらも、次の矢をクロスボウにセットしようとしている3匹のグレムリン

達に向け、マシンガンアームの鋼弾を叩きこんでやった。


 ”バリバリバリ”


「「「ギーーーギ」」」


 しかし、3匹を始末している間に、槍を持った2匹のグレムリン達が俺に槍を突

き立てようと迫って来たので、左腕のプログレッシブ ブレードでその2本の槍の

穂先を切り飛ばした。槍の穂先を切り飛ばされたグレムリン達は、目を丸くして驚

いていた。


 その驚いているグレムリンの背後から、気配を消したアイーシャさんが近付き、

それぞれ手に持っていたタガーを突き立てた。


「ギッギ」


「グギ」


鳴き声のような声をだし、崩れて行くグレムリン。


「サンキュー~アイーシャさん。」


と言った俺にアイシャーさんが、


「どういたしましてにゃん」


とにこやかに答えた。


 その時だった、高速で接近する敵2を俺のセンサーが捕えた。


≪種別 グレムリン ダイヤウルフ≫

≪クラスM≫

≪戦闘力   1,400≫

≪防御力     500≫

≪スピード    300≫

≪MP        -≫

≪状態   ☆【青】良好≫

≪特技  高速移動≫

×2


 まずは、迫って来るダイヤウルフに乗った槍を構えて向かってくる1匹のグレム

リンの方に、俺も全力で走り突っ込む。


 すれ違いざま、左腕のプログレッシブ ブレードを振り抜き、ダイヤウルフを真

っ二つに切り裂くと、上に乗っていたグレムリンがダイヤウルフから転げ落ちる。


「ギーー」


 転げ落ちたグレムリンをアイーシャさんが手に持っているタガーで仕留めた。


「グギ」


と悲鳴を上げ倒れるグレムリン。


 俺はその間に、もう一方のダイヤウルフとグレムリンを全力で追いかけながら、

マシンガンアームの鋼弾を放ったが、ダイヤウルフは後ろに目が付いてるがごとく

右に左に鋼弾を交わす。


「くそっ!」


 俺は更にスピードを上げ、全力(時速100km)でダイヤウルフとグレムリン

に追いつくと、ダイヤウルフの土手っ腹にプログレッシブ ブレードを突き刺すと

、急制動を掛ける。


「キャィ~ン!!」


と大きな悲鳴を上げ、ダイヤウルフの下半身が2つに裂ける。


 またもや、ダイヤウルフの上に乗っていたグレムリンが、勢いよく転がりながら

転倒した。


 地面に転がり込んできたグレムリンの首筋に、素早く近付きタガーを突き付け、

切り裂くアイーシャさん。


 声も出さずにグレムリンはお亡くなりになった。





◇◇◇◇◇






 南の方から俺のセンンサーで索敵しながら、この後アイーシャさんと2人で13

匹のグレムリンと、ダイヤウルフを3匹を倒し、合計35匹の魔物を倒し、ダンジ

ョンの中心の塔と言うか、ジグラットの前に辿り着いた。


 他の面々も、それぞれ、東西北から魔物を倒し、ここにたどり着いている。


 東のゲキ、エドナさん、ブレイブタンク(ミオン)達はグレムリン30匹と、ダ

イヤウルフ3匹で合計33匹。西のシノブ、ニールさん、クレアさん達は、グレム

リン28匹、ダイヤウルフ4匹で合計32匹。北から来た、時田さん、ソフィー、

(ミオンは乗ってるだけなのでカウントしない)はグレムリンを28匹それぞれ

倒してここにいる。


 時田さん達の場合、初戦で投石機を破壊した時、殆どのグレムリンをまきこんで

倒していたらしく、ダンジョンに侵入してからは殆ど戦闘にはならなかったみたい

だ。


俺は戦闘中、他のメンバーの戦闘や皆のステータスの推移も把握していた。


 どこかのチームが、ピンチの場合、直ぐに駆けつけようと思っていたが、そ

れは無用の心配だった。


 今の皆のステータスは、こんな感じで俺の頭の中に浮かんでいる。



【大鷲 青空】GUY BRAVE

≪名称 GUY BRAVE≫

≪レベル8≫

≪戦闘力  80,000≫

≪防御力  15,000≫

≪スピード 15,000≫

≪EP   32,160/40,000≫

≪状態     ☆【青】良好≫

≪特技    勇者≫


【下峠  激】

≪名称 下峠 激≫

≪レベル5≫

≪戦闘力   7,500≫

≪防御力   5,500≫

≪スピード    120≫

≪MP    3,000/6,000≫

≪状態   ☆【黄】普通≫

≪特技  武芸者≫


【忍・メイトリックッス】

≪名称 忍・メイトリックッス バイク騎乗≫

≪レベル5≫

≪戦闘力    7,500≫

≪防御力    3,500≫

≪スピード   1,000≫

≪状態   ☆【黄】普通≫

≪特技  ソルジャー≫


【時田 守】

≪名称 時田 守 トレーラー≫

≪レベル5≫

≪戦闘力   17,500≫

≪防御力   15,000≫

≪スピード  10,000≫

≪EP     4,800/1,0000≫

≪状態   ☆【青】良好≫

≪特技  スナイパー 攻撃車両≫


【白鳥 美音】

≪名称 白鳥 美音 ブレイブタンク≫

≪レベル4≫

≪戦闘力   8,000≫

≪防御力   7,000≫

≪スピード     80≫

≪EP      500/1,000≫

≪状態   ☆【黄】普通≫

≪特技  作戦参謀 移動砲台≫


【ソフィー=ラグナヴェール】

≪名称 ソフィー=ラグナヴェール トレーラー≫

≪レベル4≫

≪戦闘力        0≫

≪防御力   15,000≫

≪スピード  10,000≫

≪MP         ∞≫

≪状態   ☆【青】良好≫

≪特技  姫・無限魔力 戦闘車両≫


【クレア・リード】

≪名称 クレア・リード≫

≪レベル3≫

≪戦闘力   4,500≫

≪防御力   6,000≫

≪スピード     80≫

≪MP      500/1,500≫

≪状態   ☆【赤】不良≫

≪特技  鎧騎士≫


【エドナ・エリス】

≪名称 エドナ・エリス ユニコーン≫

≪レベル3≫

≪戦闘力   4,500≫

≪防御力   1,500≫

≪スピード  1,000≫

≪MP      800/1,500≫

≪状態   ☆【黄】良好≫

≪特技    弓騎士≫


【アイーシャ】

≪名称 アイーシャ≫

≪レベル3≫

≪戦闘力   4,500≫

≪防御力   1,500≫

≪スピード    300≫

≪MP      700/1,500≫

≪状態   ☆【黄】良好≫

≪特技  忍者≫


【ニール・ラーキン】

≪名称 ニール・ラーキン≫

≪レベル5≫

≪戦闘力   7,500≫

≪防御力     100≫

≪スピード    100≫

≪MP      300/15,000≫

≪状態   ☆【赤】不良≫

≪特技  魔導師・錬金術師≫




 あれ?俺のレベルが上がってる……戦闘中ファンファーレ鳴らないようにって言

ってたから、それは良いんだけど、他の皆も上がってるな……。それにこれで行く

と、クレアさんとニールさんの状態が☆【赤】不良ってことは、かなり疲れてるっ

てことか……。


 なるほど……それに面白いのが、ソフィー、ミオン、時田さんだな……。


≪名称 時田 守 トレーラー≫


≪名称 ソフィー=ラグナヴェール トレーラー≫


≪名称 白鳥 美音 ブレイブタンク≫って何か変身した俺と同じ扱いなのか?


 攻撃力や防御力、スピードと言った数値がそれぞれ変化してるな……面白い。


 また、ユニコーンや、バイクに乗っていたシノブやエドナさんのスピード値が変

化してるのも面白いな……。


 俺以外のメンバーの数値基準は、この世界の騎士基準で計算されている。例えば

、戦闘力は1,500を基準に小数点以下は、レベル1の場合切り上げになってる

らしい。


 そして、主に戦闘値を基準にレベルが表示されるようだ。だから、クレアさん、

エドナさん、アイーシャさんは、理論上こちらの騎士の3倍の戦闘力になる。って

ことは、あのミオンは4倍の戦闘力があるってことか!?


 それに、MP値が増えてるとか、突っ込みどころ満載だけど……。


 まぁ、ゲームの世界とは違い、現実世界ではこの数値がどこまであてになるかは

分からないが……雰囲気だけでもゲーム風にしたミオンがかなり頑張ったってこと

か?


 俺のレベルアップも、数が多いとはいえ、前回のオブリヴィオンの将軍やオブリ

ヴィオンに改造強化された魔物とは違い、今回はノーマルの魔物相手にレベルが1

つ簡単に上がるのも不思議と言えば不思議なんだけどね……。


 俺のレベルはたぶん、ロックされてる能力を発揮する為にあるのかもしれない。





◇◇◇◇◇






 やはり、あの数値で、状態が☆【赤】不良になっていたクレアさんとニールさん

は、かなり疲れていたので、トレーラーで休んでもらい、他のメンバーで後片付け。


 あちらこちらに、散らばってるグレムリンの死体をかき集め一か所で焼くことに

した。


(このあたり、ゲームと違い面倒だ。)


 そこで、意外な物が活躍する。それは、グレムリン達が使っていた小型の荷馬車。

彼らは、ダイヤウルフをこれに繋いで物を運んでいたようで、これを利用する。


 シノブ、ミオン、が電動バイクで、エドナさんがユニコーンで馬車を引く。


 2人ひと組で作業をするため組分けする。シノブとアイーシャさん、ゲキとエド

ナさん、ミオンと時田さん……で俺は1人で馬車を引き回収する……本来ソフィー

と組めるのだが、『”姫”にそのようなことは』と言ってクレアさんが手伝おうと

したので、俺が1人ですることにした。すると、今度はソフィーが……なので、

ソフィーは引き続き魔物が現れないかレーダーで監視してもらうってことで納得し

てもらった。



 夕方、すべてのグレムリンとダイヤウルフの死体を一か所に集め、俺がフレイム

アームで焼きつくす。


(ふぅ~やっと終わったよ……)


 まだ、この塔の中に入らなきゃいけないけど……。

これから、塔の中に入ることになりますが……

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