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異世界いったらヒーローごっこ ~夢勇者GUY BRAVE~  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 暗黒大魔王 VS ギガ・ブレイブ(完結編)
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256話 一輪のバラの大木




------(轟雷号第一艦橋内)------☆




森の中心部へ来た轟雷号の面々が驚く。


「こ・これは!」


「何ンダ!?」


「No way!(あり得ない)」


パーマーさん、操舵手のジロンさん、攻撃手のダバさんが、

口々に言う中、ニールさんが冷静な口調で言う。


「画像をメインスクリーンに!」


「はっ!」


ニールさんに言われ、慌ててスクリーンを降ろし、外の画像を投影する。



 そこに、現れたものは……。


 身長600mの大きなバラ木だった。


(大きなバラの木と言うよりも……バカデカイ1本のバラ?に見える

……俺には)







◇◇◇◇◇





------(暗黒島内東側森中心部上空)------☆







”ピッ"


≪Enemy≫



≪名称   妖魔草木将軍ジル        ≫


≪体長         25m~600m≫

≪体重    0.6t~20,000t ≫


≪戦闘力   28,000~200,000≫


≪防御力         100,000≫


≪スピード    200~0 ≫


≪MP   80,000~100,000≫


≪特技(攻撃力)≫ 


・腕(枝)を茨の蔓状に変えて伸ばし、相手を絡み取る。


・頭部のバラの花から、”マヒ”の花粉を飛ばす。



×1



”シュルシュルシュル”


”ガッチーン”


 メインスクリーンが切れる。


”プチ”


 右の腕!?枝が、無数の茨の蔓に代わると同時に、それが伸びて轟雷号を

がっちりつかんだんだが、


『 What!?(なんだって)』


『amazed!(うわっ)』


『な・な・なんじゃ』


轟雷号の艦橋は、大騒ぎ。


『何かに掴まれました!』


と言う、レイダー及び通信士のパーマーさんの言葉に、


『何にじゃ!』


カカ皇帝が大声で聞く。


『わ・分かりません!!メインンスクリーンが壊れました。』


それに対して、パーマーさんが、そう答える。



”ギリギリ”


 轟雷号は、何かに締め付けられているのか、きしみだした。


”ピシッ”


”ピキピキピキ”



 妖魔草木将軍ジルが伸ばした茨の蔓が、絡め取った轟雷号をギリギリと締め付

けるようだ。


『何かに締め付けられているようです!』


パーマーさんの言葉に、


『だから、なににじゃ!』


と言い返すカカ皇帝。


『分かりません!』


パーマーさんの言葉に、


ニールさんが言う。


『サブスクリーンをオンにしてください!』


『あっ、はい』


ニールさんに言われ、慌ててサブスクリーンに、画像を出すと……。


『な・なんじゃこれは!』


『分かりません!』


カカ皇帝の驚きの言葉に、パーマーさんが即座に返答する。


 それを、少し苦々しく思うカカ皇帝に、


『枝……と言うより蔦の様ですね陛下』


とニールさんが答える。


それを聞いて、カカ皇帝は言う。


『エンジン全開!引きちぎれ~!』


『Aye, aye, sir! (アイアイサー)』


”バフォーン”


”キュイ―――ン”


機関手のベスさんがエンジン出力を上げ、ジロンさんは、

すぐさまスロットルを全開にするが……。


”ガガガガガ”


 しかし、轟雷号は一向に進めない。


『どうしたジロン殿!早く引きちぎれ!』


と怒鳴るカカ皇帝に、


『や・やってます、やってますが……ダメです!』


とジロンさんが、スロットルを全開にしたまま答える。


『なんじゃと!』


『エンジンの出力をもっとあげぇ~い』


と怒鳴るカカ皇帝に、


『やってます!これが限界です!』


と機関手のベスさんも答えた。


『えぇ~い、なら!シ―ルドじゃ、シールドを張れ

ニール殿』


カカ皇帝は、ニールさんに向かって怒鳴る。


 しかし、


『この状態では、障壁は張れませんよ陛下』


とニールさんのクールな返答に、


『なら、主砲じゃ、主砲で吹っ飛ばせ!!』


と今度は、攻撃手のダバさんに叫ぶが……。


『んっくっ、ダメです、主砲の向きが変えられません』


『なんじゃと!』


とダバさんにも怒鳴るように言うカカ皇帝。


 その時遠くから、


”ピ―――ッ”


”ピ―――ッ”


”ピ―――ッ”


”ビシャン”


”ビシャン”


”ビシャン”


 赤い閃光が、轟雷号を捕らえる茨の蔓を次々に焼き切って行く。


『なんじゃ!』


カカ皇帝の問いに、


『ギ・ギランです!ギランが轟雷号を捕らえてる蔦を焼き切っています』


レイダー及び通信士のベスさんが答えた。


『おお!ソンブル殿か』


そこに、ギランから入電。


『ギランのソンブル翁から入電です!』


『んっ、つないでくれ』


『はい』


レイダー及び通信士のベスが通信をつなぐと、


『カカ陛下、こいつはわしらが相手をする』


『んっ……!』


ソンブル翁からの言葉に少し考えるカカ皇帝。


その様子を見たソンブル翁は、こう言った。


『轟雷号は、小娘……っん、コホン、ミオン殿達の救援に向かってはくれまいか』


『小娘……いやミオン殿の救援!?なぜじゃ』


ソンブル翁の言葉に、聞き返すカカ皇帝。


『ああ、エンケラトスに、だいぶ苦戦しておるようじゃからのう』


『あの小娘が苦戦!?……いや、あのミオン殿がか?』


『ああ、エンケラトスは、言うても地変の龍、巨神器2体だけでは……

なかなかのう』


『それに、応援に駆け付けた、エドモンド陛下がだいぶへばって

おられるようなのでのう、轟雷号に収容してやってもらえぬか』


『なに!エドモンドがか……ふん、口ほどにもない奴じゃ』


と吐き捨てるように言いながら、少し考え、


『んっ……相わかった、これより轟雷号は、エドモンドの回収と、

ミオン殿の救援に向かう』


『うむっ』


ギランのソンブル翁と交信を終えた轟雷号は、一路ミオン達の救援に向かう

のだった。







◇◇◇◇◇




  引き続き

------(暗黒島内東側森中心部上空)------☆






≪ん―――っここからでは届かんか……≫


轟雷号と違い、ギランは妖魔草木将軍ジルから、かなりの距離を取っているため、

攻撃ができずに唸るジル(妖魔草木将軍)。


≪ならば!≫


ジル(妖魔草木将軍)の頭部でもあるバラの花びらを開き、ギランの方に向け放つ。


”ふわ~”


”パラパラパラ”


 金色に光る粒子……。


 そう、”マヒ”の花粉を飛ばしたのだった。


(それ……ギランに効くのかな?)


↑聖霊リンクで状況を把握している俺の独り言。



”マヒ”の花粉が、ギランに向けて放たれたのを見たソンブル翁は、

側にいたアントマンに言う。


『シールドを張れ!』


『※▲◎!』


ソンブル翁の命令に即座に答え、シールドを展開するアントマン。


 次に翁は、


『上下陽電子ビーム砲の照準を奴の頭にセットせい!』


と命令すると、


『♀>+!』


またもや、即座に返事を返したアントマンが、陽電子ビーム砲の照準をセット

する。


『照射時間は20秒じゃ!』


『※▲◎!』


アントマンは陽電子ビーム砲の発射ボタンを押す。


”ピ―――――――――――――ッ”


ギランから放たれた2本のビームは、ジル(妖魔草木将軍)の頭部のバラの

花びらに命中する。


”ボッワ”


”メラメラメラ”


みるみるジル(妖魔草木将軍)の頭部の花びらは燃え、


≪グッワァ~!≫


その炎は、体(茎)に燃え広がり、ジル(妖魔草木将軍)の体中が燃え出した。


≪オッ・オノ……レ~≫



妖魔草木将軍ジルの断末魔声と共に、虹色の泡となり消えて行った。
























妖魔草木将軍ジルのイメージは、初め蔦の集合体や、エントのような木を考えていたのですが、

他の植物系魔獣と大差ないな……と思い。

結局、イナズ〇ンのバラバンバラをイメージしてみましたが……。


 本当、植物系って魔物にしにくいですよねぇ。

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