245話 こうなりゃ、奥の手よ~
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
一方、ミオン達が、パグロイデア(ヤドカリ)と戦っているクレーター
の反対側の淵を進むローゼ(巨神器ガフ)とクレア(巨神器ジャン)さん
の前に……
”ピッ"
≪Enemy≫
≪名称 グリーンマン ≫
≪体長 20m≫
≪体重 41t≫
≪戦闘力 8,000≫
≪防御力 9,000≫
≪スピード 8,500≫
≪MP 45,000≫
≪特技 ≫
・どんぐりバルカン
(鋼鉄のどんぐりを体全体から高速で発射する)
・体中からつたを伸ばし、相手を拘束する。
×1
(ん――、全身葉っぱに覆われた大男!?)
”ピッ"
≪名称 アラクネ ≫
≪体長 21m≫
≪体重 80t≫
≪戦闘力 30,000≫
≪防御力 80,000≫
≪スピード 8,000≫
≪MP 50,000≫
≪特技≫
・蜘蛛の背中に青白く光る女性の裸半身で、
男を”魅惑”魔法で釘付けにする。
・口から、岩石弾、おしりから粘糸を出し、
相手の武器を絡めとる。
×1
(”魅惑”魔法って女の子に聞くのかな?)
が立ちはだかった。
『あんたの、魅惑は私達には効かないよ!』
と言うなり、ローゼ(巨神器ガフ)が、
『ダブル・トマホ~ク!!』
二本のトマホークを投げつけるが……。
アラクネは、スーと後ろを向き、お尻から粘糸を出し、トマホークを
絡めとる。
『なに!』
驚くローゼ(巨神器ガフ)。
その間に、クレア(巨神器ジャン)さん目掛けて、グリーンマンが全身
から、鋼鉄のどんぐりを無数に放つ。
”バババババッ”
”カンカンカンカン”
その無数のどんぐりを、盾で防ぐクレアさん。
すかさず、クレア(巨神器ジャン)さんが剣を抜き、
『ソードオブファ……』
剣から炎を打ち出そうとするが、グリーンマンは、体のあちらこちらから、
蔦を伸ばし、クレア(巨神器ジャン)さんが持つ剣を奪う。
それを見たクレア(巨神器ジャン)さんは、慌てず、反対の手に持つ盾
を、投げつける。
『ファイヤースピンシールド!』
クレア(巨神器ジャン)さんが、盾に魔力を込めて、炎の魔法を付加させ熱と
回転する盾の刃の両方で敵を焼き切る技だ。
”シューン”
”シュルシュルシュル~”
グリーマンに投げつけられた盾は、グリーンマンの出す蔦を切り裂き、
頭上で一旦停止したかと思うと、そのままグリーマンを頭から真っ二つに焼き
切っていった。
”ズババババーン”
真っ二つに切り裂かれたグリーマンの体には、炎が包み込み、やがて黒く
炭化し、虹色の泡となり消えて行った。
その様子に、一瞬、気を取られるアラクネ。
それを見た、ローゼ(巨神器ガフ)は、大きくジャンプし、
『これでも喰らえ~!』
右腕から、アンチマジックネットを射出した。
”ピシュー”
”バッサ~"
放たれたアンチマジックネットは、アラクネに覆いかぶさると、次の
瞬間、ネットの淵にある、12本の杭が自動的に、地面に突き刺さった。
"ズボズボズボ"
アラクネの、蜘蛛の背中に青白く光る女性の裸半身が、苦しみもがく…
…が、
しばらくすると、その青白く光る女性の裸半身が消えて行き、やがて…
…。
本体の蜘蛛の部分も、虹色の泡となり消えて行った。
『やりましたねw』
『ヤリーw』
大喜びでハイタッチするクレア(巨神器ジャン)さんと、ローゼ(巨神器ガフ)。
ハイタッチ後、地面に落ちている自分の剣を拾い、鞘に収めるクレア
(巨神器ジャン)さん。
それを見て、同じく地面に落ちている自分の得物をローゼ
(巨神器ガフ)が、拾いおうとした、その時だった。
”ゴー”
高温の炎が、ローゼ(巨神器ガフ)を襲う。
『危ない!』
クレア(巨神器ジャン)さんの叫びに、ローゼ(巨神器ガフ)が反応して、
その場を飛び離れる。
高温の炎が、ローゼ(巨神器ガフ)の得物を溶かした。
『あっ、なんてことをするのよ!』
怒りの声と共に、炎の放たれたであろう場所を見ると……。
”ピッ"
≪Enemy≫
≪名称 タロス(オリハルコンの巨人)≫
≪体長 21m≫
≪体重 200t≫
≪戦闘力 20,000≫
≪防御力 10,000≫
≪スピード 4,000≫
≪MP 80,000≫
≪特技≫
・オリハルコンの槍で攻撃。
・胸から高温の炎を放つ。
×1
(ああ、これって……俺達の世界で言う青銅の巨人ね)
それを見るや否や、クレア(巨神器ジャン)さんが剣を抜き、
『ソードオブファイヤー』
炎をタロス(オリハルコンの巨人)に放つも、びくともしない。
『えっ!?』
驚くクレア(巨神器ジャン)さんだった。
◇◇◇◇◇
シノブとディノッゾさん達が戦っていた空域とは別の空域では、
”ピッ"
≪Enemy≫
≪名称 ズー(顔がライオン、体が鷲) ≫
≪体長 20m≫
≪体重 130t≫
≪戦闘力 400,000≫
≪防御力 350,000≫
≪スピード 10,000≫
≪MP 70,000≫
≪特技≫ 口からプラズマボール
×1
「そこの魔獣よ~っく聞け!」
「世のため人のため、暗黒龍魔王の野望を打ち砕くエドモンド・ラグナヴェー
ルこの太陽剣……」
と、ペガサスにまたがり、太陽剣を抜き、格好を付けながら口上を言うエドモ
ンド王に対し、魔獣のズーは、間髪入れず、口からプラズマボールを放ってき
た。
「何と!」
驚きながらも、それを華麗に避けるエドモンド王。
すぐ側にいた、インヴィクタ(巨神器)さんが、呆れて言う。
「陛下、魔獣に口上は通じませぬぞ!」
の言葉に、
「ふんっ、無粋な魔獣め!」
少し、憤慨したように言うエドモンド王。
「わたくしが、魔獣の気を反らしますゆえ」
「うん、相わかった」
インヴィクタ(巨神器)さんにそう言われ、ぞんざいに答えるエドモンド王。
インヴィクタ(巨神器)さんが、自身の加速装置を使い、魔獣のズーの右に
左に、上に下にと、自身の残像を魔獣のズーに見せ付ける。
すると、顔がライオン(ネコ科)のせいか、それを目で必死に追う魔獣の
ズー。
その隙にエドモンド王は、自身の太陽剣を頭上に上げ……。
またもや口上を述べる。
「今、太陽剣の力を借りて、必殺の~」
頭上にかざした太陽剣の少し上の空間に、俺のプラズマボールのような高温
の光の球が形成されると、
太陽剣を振り下ろし言う。
「メテオ・アタッ~ク!!」
形成された高温の光の玉は、真直ぐ魔獣のズーに向かった……が、
飛んできた高温の光の玉を”パクッ”と銜える魔獣のズー。
「むむっ!」
それを見たエドモンド王は、目を見開き唸るが……。
そこへ、自身の加速装置により、目にも止まらぬ速さで加速した
インヴィクタ(巨神器)さんが、高速の蹴りを見舞う。
「インヴィクタ~クラッシュ!!」
\\\ズバーン///
高温の光の玉を、魔獣のズーの体の中へと押し込んだ。
「キ――――ッ」
体の奥まで、高温の光の玉を押し込まれた魔獣のズーは、驚き目を見開き
そう鳴くと、
体が一瞬、大きく膨らんで……。
\\\ボンッ///
と爆発し、虹色の泡となり消えて行った。
「お見事!インヴィクタ殿」
とエドモンド王は、インヴィクタ(巨神器)さんを褒め称えるのだった。
◇◇◇◇◇
武器を失ったローゼ(巨神器ガフ)、攻撃の相性が悪いクレア
(巨神器ジャン)さん。
俺は、一瞬コースを変え、応援に行こうかと思っていたら……。
『こうなりゃ、奥の手よ~』
ローゼは、そう言うと、巨神器の操縦席内で、懐から例の手鏡を出し、叫ぶ。
『いでよバール!』
すると、ローゼの持った手鏡から光の塊が飛び出し……。
(おいおい、巨神器の操縦席の中で、そんなもん出したら……。)
って、俺は思ったんだけどね、結果はさにあらず。
巨神器の操縦席の中のローゼの動きに合わせ、巨神器ガフは、右掌を前に突き
出した……って思ったら、
本来、ローゼが持っている手鏡から出るはずのバール(牡牛)が、何故だか、
突き出す、巨神器の右掌から飛び出した。
しかも、
二回りぐらいデカくなって……。
「グッモー!!」
鼻息は荒く右の前足を動かしながら地面を蹴るバール。
『バール超振動ホーン!』
「グッモー!!」
ローゼの命令に、角が小刻みに振動し、”ミヨ~ン”って感じで音がしたかと
思ったら、バールは、タロス(オリハルコンの巨人)の左足目掛け突進する。
それを、持ってた槍で突く、タロス(オリハルコンの巨人)だが、
\\\バッキーン///
タロス(オリハルコンの巨人)が突き出した槍を粉々にし、なおも、突進する
バール。
\\\バッキーン///
バールの突進を受け、タロス(オリハルコンの巨人)の左足が粉々に崩れ去る。
と、同時に、
バランスを崩したタロス(オリハルコンの巨人)が地面へと倒れ込んだ。
\\\ドス~ン///
それを見るや否や、ローゼは再びバールへと命令した。
『バール超振動ホーン!』
「グッモー!!」
再び、突進するバール。
今度は、タロス(オリハルコンの巨人)の胴体部分にぶち当たる。
\\\バッキーン///
\\\ズズズズズー///
胴体部分が崩れるとともに、他の部分も小刻みに振動し、崩れ去て行くタロス
(オリハルコンの巨人)。
そして、他の魔獣と同じように虹色の泡となり消え去っていくのだった。
『ヤリーw』
『やりましたねw』
再び、ハイタッチするクレア(巨神器ジャン)さんと、ローゼ(巨神器ガフ)
だった。
(ふぅ~、せめて俺の右腕だけでも応援に……って思ってたけど、何とかなっ
たみたいだな)
エドモンド王の口上、並びに必殺技は、ダイ〇ーン3の口上と必殺技です。
やっと、ストックがたまったので、少しずつ上げていきますね。




