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ククール神は占い師だけどなかなかに露出がね……ある。怪しい占い師……というよりも、どっちかというと南国風というか? いや全身をすっぽり包むローブには身を包んでる。けどそれは透けてて、更にはカラフルな刺繍が綺麗にされてるからさ……それにアクセサリーとか結構じゃらじゃらだし、ほぼ素足のような草履というか? 足に巻き付いてる紐みたいなだし、お腹はだしてるし、路地裏に居を構えてる占い師ではない。
顔の下半分には透明な布がゆれてて、額には大きな赤い宝石が輝いてる。それに瞳の下には涙のようなマークのメイクが3つ。両方で合計6つある。それに胸から首筋にかけても入れ墨というか? そういうのがみえる。
きっと占い的ななにか意味があるんだろう。
(私に食べてほしいのかな?)
――まるで誘ってるようなさ……そう思っても仕方ない格好してるよ。隠すならもっと地味に完璧にかくしてよ。逆にチラチラ見えるのがだめだよね。豪華な刺繍で透明なローブの透明部分はかなり隠されてるけどさ……それでもチラチラと中身見えるからね。
それが余計にエロいと気づいてよ。チラリズムって言葉知ってる? 隠されてるから想像力が掻き立てられるんだよ?
(これは誘ってる? 誘ってるよね?)
ククール神は私のことをとても警戒してる。彼女はきっと自身の力がそうでもないって事がわかってるんだろうね。だからこそ、占いという武器を使ってる。でも彼女の占いはこの宇宙に限定されてるだろうからね。
私には適応されない。そうなると……彼女の最大の武器である占いが私にはなんの価値もない……ということになる。だからどうしたらいいのか? と彼女はきっと今思考してるんだと思う。
「そろそろなにか見えたかな? 私がこの宇宙を救う救世主だった?」
するとククール神はふるふると首を振るう。
「あら、そうなんだ?」
私は意外でもなんでもないが、ポーズとして意外そうにしてあげる。あららびっくり。
「ラーゼ神、貴方はこの宇宙を救うきがあるの?」
「ない」
私ははっきりと言ってあげた。だって誤魔化すのとか私苦手だからね。腹芸だってそうだよ。だって私素直な美少女ですから。




