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&489

「認識、されないの?」

『うん。気づいてくれないです』

「どうして? そういう風にしてるとかじゃないの? 君なら強制的に気づかせる位できるでしょう?」


 気づかれないから寂しいとかこの蝶はいってるが、私は強制的に気づかせるくらいできる……と思うんだよね。だってこいつは強大な力をもってる。それに始祖だとも思ってる。ならばなんだってできるわけじゃん? まあそのなんだって……というのは頭に自分の作り出した場所では……とつくけどさ。


 それでいうと現宇宙とかではなんだってはできないだろうけど、けど自分の存在をわからせるくらいはできると思う。強制的にだってそれだけの力があったら伝える事はできるだろう。

 だから淋しいってのはそっちが選んだ状況じゃない? みたいな? たとえその姿を見せたとしても、こいつは蝶だし、とっても不思議な蝶が現れた! とかでちょっと話題になるくらいじゃないか?


『できないことはないです。でもどんな影響がでるかわかりません。気づかれなかったら、その世界に認識されないのと同じですけど、気づかれたら、世界の負担になりえるから』

「負担?」

『貴方とは同じ匂いを感じるの。だからいうね。わたしたちのような存在は、他の場所では負担でしかないの。他の場所は私達を許容したりしない。見つかっちゃったら、怖い人たちが追いかけて来るの』

「なにそれ?」


 何をいってるのかよくわかんない。でもこの蝶は本気っぽい。そういうことあるの? よくわかんないが……まあ確かに私達始祖は特殊も特殊だしね。けどそれすらも押し付けるというか? 押し返すというか? そのくらいできるよね? なにせ私達は始祖だ。

 いやこの蝶はわかんないが、始祖っぽいと勝手に私は思ってる。


「私は2つの宇宙で認識されたけどね」


 えへんと、ドヤってみた。私は現宇宙と新生宇宙の2つの宇宙を股にかけてるからね。もちろんどっちでも認識されてる。まあそれはこの蝶とは違って私は関係者だから……なのかもしれないけどね。


『気をつけたほうがいいですよ。命は、強烈な力の影響を受けるのです』


 なにやらそんな事を意味深に言われた。

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